リアの活性化にむけて2艘の利活用方法を考案してくれています。
猪苗代高校観光ビジネス科の生徒によるプレゼンテーションが行われました。
ただ遊覧船として運行するだけでなく、地元の飲食店とコラボして水上レストランを開くなど、猪苗代の新しい楽しみ方として地域を盛り上げられないかとアイデアが生まれています。これには、私も大賛成です。さまざまな事業展開も見据えながら、ただ懐かしいだけではない、新しいはくちょう丸とかめ丸をお楽しみいただければと考えています。
猪苗代は、世界一のまち。
さいごに、猪苗代がどんなまちなのかをお話させてください。
タイトルにもあるとおり、私は「世界一のまち」だと思っています。これほどに四季の移り変わりが多彩で美しく、心穏やかに過ごせる場所はありません。猪苗代湖は日本で4番目に大きな湖で、四季折々の姿を映すことから「天鏡湖」とも呼ばれています。
フォトコンテスト2020冬より抜粋
https://www.bandaisan.or.jp/photo-cotest-2020-winter/?fbclid=IwAR21g4lRpte4r0Qtyl_05OljLDCbHUPd5xkvz6sdsHfBUupU21YZYrG7gbA
磐梯山の姿がくっきり映った猪苗代湖
また、1988年にはヨットの世界選手権、1999年にはフリースタイルスキーの世界選手権が猪苗代で開かれています。マリンスポーツとウィンタースポーツを、町という単一自治体で開催した地域は世界で唯一です。
私はスイス愛好家なのですが(笑)、スイスにも引けを取らないくらい、自然の雄大さを肌で感じられる素晴らしいまちです。
フォトコンテスト2020冬より抜粋
https://www.bandaisan.or.jp/photo-cotest-2020-winter/?fbclid=IwAR21g4lRpte4r0Qtyl_05OljLDCbHUPd5xkvz6sdsHfBUupU21YZYrG7gbA
冬になると、シベリアから約2,000羽もの白鳥が訪れます。
恵まれすぎていると思うほど魅力にあふれた地域ですが、東日本大震災や新型コロナウイルスの打撃を受け、以前に比べて賑わいに欠けると感じる日もあります。それでもなんとか持ちこたえてやっているのは、震災で得た教訓があるからです。
「ピンチはチャンス」
「攻めは最大の防御」
コロナだから何してもダメだと言っていては、後退しかありません。絶えず攻めていなければ、現状を維持することも難しい。実は、震災があったときに「うちはもうダメだ。宿を閉じよう」と考えたこともありました。ですが、ある人の助言で考え方が変わり、逆転の発想で行動できるようになったのです。
今回、はくちょう丸とかめ丸の復活にむけて動き出したのも、その教訓が原動力にあります。そして何よりも、応援してくださる方々の存在が、一歩を踏み出す後押しになりました。
猪苗代にとって、福島にとって、必要不可欠な存在であるはくちょう丸と、かめ丸。これまでつないできた縁を、この先もつなぎ続けていけるように私も尽力します。どうか、みなさんのお力添えをよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング支援金額の使いみち
主に船のリニューアルにかかる費用、広告宣伝費、開業資金として使わせていただきます。
【応援コメント】
なすび 様
猪苗代湖のシンボル、遊覧船のはくちょう丸とかめ丸が存亡の危機に瀕し、撤去解体まで、いよいよ待ったなしに追い込まれていると知り、はくち