学生が作る学生のための部屋〜学生の力で大月市を元気な街に!〜

学生が作る学生のための部屋〜学生の力で大月市を元気な街に!〜
大月市には大月短期大学があり学生向けのアパートが多くあります。しかし、そのアパートは古いものが多く大学に近い物件でも空き部屋になってしまうのが現状です。「古い」という理由で空き部屋になってしまうのはもったいない、なんとか綺麗にできないか、そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。

はじめに

こんにちは。

大月短期大学の学生のゆいです。みんなからはゆいまーると呼ばれています。

 私は今大学で地域の経済、財政、行政について学んでいます。その学びを通して、自分の生活する地域を改めて様々な視点から考える機会が多くあり、私の通う大月短大のある大月市には「綺麗でなおかつ安い」学生が住みたいと思える賃貸の部屋が少ないと思いました。

 また学生の中には大月市と同じ家賃でも東京郊外の方が綺麗な部屋があり、加えて街も栄えていることを理由に、八王子などの東京郊外に部屋を借りている学生も多くいます。大月市でしか体験できないこと、田舎だからこその良さがあるのに、上記の理由で居住者がなかなか増えないのは市にとっても改善すべき問題です。せっかく大月短期大学に通っているのに大月市の魅力を知らないまま卒業してしまうのはとても勿体無いと思います。

 加えて、学生向けアパートなら学生同士の繋がりもでき、大家さんも街の人も見守って下さり安心です。また親元を離れ一人暮らしを始めたけれど、新型コロナウイルス流行の影響で授業形態はオンライン授業が増え、同級生と知り合うことも少なく、不安な日々が続いている生徒も多くいます。なので、より人と繋がれるような学生向けアパートが魅力的且つ、必要とされていくだろうなと感じています。

 そして現実的な問題である大月市の人口減少。

出典:「国勢調査」(総務省)

この問題も避けて通れないものとなっています。私たちの活動によって、少しでも大月市の魅力を多くの人に発信して興味関心を増やし、住み良い街づくりに貢献していきたいと思っています。最近、大月市では地域活性化の活動も盛んになって来ているので、私たちも共に協力し、一致団結して市の未来を守っていきたいと思います。

プロジェクト実現に向けて

 今回のプロジェクトでは学生向けアパートの空き部屋一室を学生達の手で、綺麗でお洒落な部屋にリノベーションさせます。しかし、素人の作業だけでは安全性や完成度には不安があると思います。水光熱のライフラインは専門業者さん、また内装に関しても、地域の工務店さん等知識の豊富な方にご指導いただきながら、安心安全に暮らしていける場所を作っていきます。

 そして大月短期大学にて、このプロジェクトに向けたDIYサークルを立ち上げました。また「地域実習」といって、市内で農業体験やレジャー体験ができる講義があります。このクラウドファンディングが成功した際には、このプロジェクトをその講義に組み込んでもらう予定で先生方とも打ち合わせを重ねていますので、大学や地域と一体化したプロジェクトにしていきたいです。

 このクラウドファンデングは決してゴールではなく、これを機に学生向けアパートを継続的にリノベーション、管理、拡大していくことが将来的な目標です。今回は一部屋のみですが、今後は二部屋、三部屋と増やしていき、最終的にはアパート一棟をリノベーションできる規模まで見据えて活動していきたいです。そのために大学での講義やサークル活動とも連携して、地域と大学で大月市の活性化に繋げていくことが私の目標であり、後輩たちへ繋ぐ想いでもあります。

プロジェクトを立ち上げた背景

 せっかく大学に近い学生向けアパートがあるのに「古い」という理由から空き部屋になってしまう現状があります。「古いという理由だけで借手がつかないのは勿体ない!どうにか綺麗にする方法はないか?」と考えていた時、デザインや内装の工事作業を学生たちで担えば経費を安く抑えられるのではないかと思いました。