さといも園の「子ども発達支援拠点事業」に、どうかご支援のほどお願いいたします。

さといも園の「子ども発達支援拠点事業」に、どうかご支援のほどお願いいたします。
保育を通して地域をつなぎ、子どもと子育ての姿を通して「さといも園」は、子育てに”今”、なにが必要なのかをみんなで考え、創り続けています。チーム一丸となって親ごころに温かく寄り添い、親子の可能性を大きく豊かに育む支援を実践する『子ども発達支援拠点事業』をどうか私たちに実現させてください!

も発達支援拠点」が生まれた理由です。
1、子どもの発達

「グレーゾーンって必要かな・・」

子どもの育ちにおいて、「発達障害」や「グレーゾーン」と呼ばれる子どもがいます。

 発達障害とは、脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態のことをいいます。「自閉スペクトラム症」や「ADHD(注意欠如・多動症)」などが含まれ、発達障害の傾向を示していても医師の診断などがない、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる子もいます。

 子どもの発達について「あなたは発達障害」「あなたは自閉症の傾向がある」と色分けをしていく概念は、大人にとっては”わかりやすい”かもしれません。しかし、その子自身の心の声、その子を育む家庭が持つ本来のニーズをかえって”みえにくく”しているのではないでしょうか。

現在は、子どもの色分けに加えて、
子育ての「正解、不正解」の概念が合わさり
親心をさらに迷わせてしまう。

本来、子育てにとって常に正しい「絶対的な正解」はなく、子育てに答えは出ないのかもしれない。だからこそ、今、子どもたちを色分けせず、本当に必要なことは何かを考え直すときだと思いました。
2、子育てに悩むお母さんへ放たれた、医師の言葉

「この子、発達障害だよ。なんで気がつかなかったの?」

 医療機関に子どもを連れて受診したお母さんに対して医師が放った言葉は、初めて子育てに向き合う3歳児のお母さんにとって、とても冷たく心ない言葉でした。

決して気にしていなかったわけではない。

慣れない育児に加えて、仕事と家事、炊事、洗濯・・・毎日をなんとか必死にやりくりしていたお母さんにとって、どれほどショックだったか。

 家庭内にいたっては、お互いのやりとりに困ることは比較的少ないようです。何気ないコミュニケーションから意思疎通は図られるため、一般的に、”発達障害やグレーゾーン”と言われる特性について気づきにくいのも事実と言えます。

忙しい子育てにも、のびのびとした子育てにおいても、親子にとって”たくさんの見守りと気づきの機会”はなくては成らないものだと、私は確信しました。
3、子育ての不安につけこむ触れ込み

「どうやって80万円を用意しよう・・・」

 お子さんが発達障害の診断を受けたお母さんがいました。ある日の夕方、相談に訪れ胸の内を話してくれました。

お子さんは4歳になったけど言葉による”会話”ができない。いまは、週に2~3回児童発達支援施設に子どもを通わせおり、不安をぬぐいきれない毎日を過ごすなか、”とある情報”を目にしたそうです。

「80万円のメソッドを行なえば、話せるようになる!」

周りの子と同じように話せるようになってほしい、と切に願うお母さん。

けれども、大金は用意できない。

今度は、その選択に思い悩む毎日を、不安を抱えながら送っていたそうです。現在通われる児童発達支援施設に思い切って相談したところ返ってきた答えは・・

「絶対にやめたほうがいいよ!!」

お母さんは、「やっぱりそうですよね、、そうですよね。。」と気を取り直したそうです。その相談の際にお母さんが、お子さんの様子を私たちに伝えてくれました。

「でも、、”あーけーてー” は、言えるようになったんですよ!」

私たちは、お母さんに寄り添い、「お母さん よかったね」と共に喜びを分かち合ったんです。だって、心の底からめちゃくちゃ嬉しかったから。

「よかったね、本当によかったね!お母さん頑張ったね」

お母さんも頷きながら、やさしく微笑んでいました。その姿は、