い「フードロス」です。
しかも、この水をたっぷり含んだコーヒーカスは燃えにくいため、焼却処分にはより多くの燃料を必要とします。それは温室効果ガスの増加に繋がります。
これを何とかしたい。
それを解決してくれるのが、コーヒーカスを使用したきのこ栽培、『キノコ革命』です。
水分を含んでいて燃えにくいコーヒーカスを燃やす必要がなくなる。
99.8%の成分を活用した食品を生産できる。
使い終わった菌床は土壌に入れることで、土壌改良剤となります。
いかにも、SDGsに則った、とてもいいプロジェクトのように聞こえますね。
でも、コーヒーカスはまだ使っていませんが、しいたけ栽培を始めて気づいたことがありました。
それは、「生産現場で廃棄になっている食品がたくさんある」ということでした。
きのこ栽培では農薬などは一切使用しません。
使うのは水だけです。あとは菌床を叩いたり、ひっくり返したりして刺激を与えてやると、しいたけが出てきます。
しかし、農薬を使わない分、いろんな虫が寄ってきます。
それらをできるだけハウスの中に入れないよう、入ってしまったらそれ以上に増えないように努めていますが、それでも、一部の収穫は虫にかじられていたりします。
ある程度の量は、虫にかじられた部分だけ切り取って親族などの家で使ってもらっていたのですが、栽培をスタートした昨年8月に比べ、規模は7倍ほどに拡大しているので、親族の消費が追いつかなくなってきました。
そうすると、虫にかじられてしまったしいたけは全て処分する様になってしまっていました。
ある日の廃棄しいたけ約6kg
環境のことを考え、できるだけ廃棄を減らそうと考えていたのに、自分自身が真逆の行動を取ってしまっていました。
しかし、しいたけは切ってしまうとそこからすぐに傷んでしまいます。
そのため、虫にかじられた部分を切り落として直売所などで販売することもできない。
だったら、そういったしいたけを乾燥させてパウダー状にして、それを使った加工品を作ろうと考えました。
【このプロジェクトで実現したいこと】
このプロジェクトでは、新鮮なしいたけを使用したラスクとお塩を新たな商品として開発します。
【これまでの活動】
これまで、RE:ARTHでは何度もコーヒー残渣を使用したきのこ栽培の実験に取り組んできました。
2013年の初めての実験では、プロのきのこ業者さんにご協力いただいたのですが、発生までいくことができませんでした。
2015年の実験では、少し原始的ですが、ドラム缶に培地(きのこ菌床の素材)を入れて蒸し、その殺菌を試みましたが、結局雑菌にやられてしまい、発生どころか菌の培養にも失敗してしまいました。
2016年の実験では、小さな小さなキノコは発生したのですが、それ以上に大きくなることはありませんでした。
そして2017年の実験で、やっとヒラタケの栽培に成功しました!!
これらの実験を継続することが、環境循環型きのこ栽培を実現することにつながると信じています。
そのためにも、加工品等を含め、現在のしいたけ栽培事業をしっかりしたものにしていき、継続して実験を続けていきたいと思います。
【資金の使い道】
皆様からいただいたお気持ちは、商品開発に必要な機械の購入費用および外注費用に充てさせていただきます。
●しいたけ乾燥機 ・・・200,000円
●製粉機 ・・・20,000円
●外注費用(ラスク&塩) ・・・220,000円
●パッケージ開発&印刷費用 ・・