江戸時代の面影が残る町で、地域を盛り上げるクラシックコンサートを開催したい!

江戸時代の面影が残る町で、地域を盛り上げるクラシックコンサートを開催したい!
関宿(三重県)は江戸時代の面影と人々の生活を今なおそのままに残す、日本でも数少ない風情あふれる町です。この度は日本センチュリー交響楽団のご協力のもとに『関宿シンフォニーオーケストラ』を編成し、江戸時代と時を同じくしたバッハとヴィヴァルディの楽曲と関宿を繋ぐことで、この町の魅力を再発信します!

はじめに・ご挨拶

 みなさんこんにちは!

 Purple Couch Project合同会社代表の橋本と申します。

 弊社は本来クライミング事業を営む会社なのですが、私自身が長年住んでいたニューヨークのクライミング・コミュニティに強く影響を受けて起業した背景から、会社は参入する地域やコミュニティをないがしろにするのではなく、それに共鳴し、できる限りそこに利益を還元していくという企業理念があります。

 今回のプロジェクトの発起人である山田譲二氏はパリで20年画家として活躍されたのちに帰国し、現在は三重県関宿で二つの骨董品屋、「江戸屋」と「明治屋」を営まれています。

江戸屋外観

 「江戸時代に宿場町として栄えた関宿で、西洋の同時代にあたるバロック音楽を一流のオーケストラの演奏で届け、リーズナブルな価格で地域住民の方に楽しんでいただき、改めて町の魅力に気づいて欲しい」という彼の想いは弊社の理念に共鳴するところが多く、弊社といたしましてはスポンサーとして出資するだけでなく、このような素晴らしい試みを応援し、かつ多くの方々に知っていただきたいと思い、大変恐縮ですが、今回クラウドファンディングという形で皆様のお力をいただければと考えました。
このプロジェクトで実現したいこと

明治屋明治屋外観

 このプロジェクトはただコンサートを実現すればよいというだけのものではありません。このコンサートをできる限り多くの方に認知していただき、かつ応援していただくことで、関わる全ての方々に関宿という町の可能性に改めて気づいていただくことが目標です。今回の試みが一つの成功体験として住民や支援してくださる方々の中に残り、今後もこのようなプロジェクトを立ち上げようとする方を増やしていくための第一歩としたいと強く願っております。

 なお、入場に際してアルコール消毒、検温を実施し、上演中はマスクの着用をお願いいたします。
私たちの地域のご紹介

 三重県と滋賀県の境に位置する旧東海道関宿は江戸時代に宿場町として栄え、歌川広重の浮世絵「東海道五十三次之内 関、本陣早立」にも描かれました。この町には商業的な手が入らないまま今も人々の生活が根づき、江戸当時の雰囲気を今なお1.8kmに渡って残す、日本でも本当に数少ない町です。

関宿の町並み
プロジェクトを立ち上げた背景

 三重県関宿は江戸時代のままほとんど手付かずで人々の暮らしが残る美しい町で、県外の方が訪れると江戸時代にタイムスリップしたかのようなその町並みに皆が感動されます。しかし現在ではその町並み以外の観光資源に乏しく、地元を盛り上げようと尽力されている町の方や、商店、行政の方はいらっしゃるものの、若者離れが進み、県内でもその存在を知らない方も多くいらっしゃる状況です。 Covid-19の影響下で日本全体の景気が落ち込み、またこのようなコンサートの開催に足踏みされる方々が多いことは重々承知しておりますが、こういう時代であるからこそ、諦念して景気の回復を待つのではなく、行政ができないことを、足回りの軽い民間で先陣を切ってやっていかなければならないと考えております。

明治屋ができる以前はお米屋として使われており、その頃から残る電話ボックス。かつては住民がここに電話を借りに来たという。
これまでの活動

 今回のコンサートの主催者である山田譲二氏は、関宿の魅力に気づいてから、この町を盛り上げるために資産を投じて骨董品屋「江戸屋」と「明治屋」を立ち上げられました。この二つの店を経営し、町の方々との対話を重ねていく中で、