令和2年7月豪雨の被災地域を「大蛇山」を存続させ、街に元気を取り戻したい

令和2年7月豪雨の被災地域を「大蛇山」を存続させ、街に元気を取り戻したい
福岡県大牟田市と熊本県との県堺にて、これまで55年もの間、地域の発展を願い、大蛇山とその活動でこの地域を盛り上げてきました。この度、大蛇山の製作小屋を解体せざるを得ない状況になり、祭りを継続させることが困難となりました。伝統を守り、豪雨被災した地域に元気を取り戻すため、製作小屋を再建させたい。

はじめに
県堺大蛇山会長 山下 和也 挨拶

 日頃より、県堺大蛇山に対しましてご支援、ご協力いただき誠にありがとうございます。県堺大蛇山会長の山下と申します。

 さて、県堺大蛇山は、55年もの長きに渡り、県堺地域の繁栄のために、祭りを続けてまいりました。しかしながら、これまで使用してきた製作小屋兼、山車の格納庫を令和2年7月豪雨の影響で、解体せざるを得なくなり、祭りを継続させていくことが困難な状況になりました。今後も、伝統を守り、祭りを続けていくために、今回のプロジェクトを立ち上げさせていただきました。詳しくは、下記へ述べさせて頂きます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

令和2年度県堺大蛇山役員

このプロジェクトで実現したいこと

大蛇山山車の格納庫兼大蛇山製作小屋の再建し、令和2年7月豪雨で被災したみなと校区を県堺大蛇山が巡り、 勇気付けたい。

(新型コロナウイルス感染防止に充分配慮した形での地域巡行または鎮座を検討中です)
私たちの地域のご紹介

 三井三池炭鉱によって労働者も多く、商店街などの賑わいがあったこのみなと地域(三川地区)に誕生した県堺大蛇山ですが、炭坑の閉山によって、人口が減少、当時の面影はほとんど残っていません。しかしながら、先人たちの想いを受け継ぎ、我々県堺大蛇山は今も継続して、地域の皆様のご協力をいただきながら、地域の繁栄を願い、活動を続けています。
県堺大蛇山のご紹介

出陣式を終え、地域巡行へと向かう大蛇山

県堺大蛇山かませ
無病息災、健康成就を祈願します

(子どもが泣けば、一年間健康でいられるといわれています)

子供達によるお囃子や女神輿による舞も披露されます。

お囃子や舞なども引き継がれていきます。

大蛇山に乗るために、綱を引いて盛り上げます。

地域の祭りが終れば、約1週間後にはおおむた「大蛇山」まつりが開催され、各地域の大蛇山が集合する大蛇山大集合パレードが開催されます。(今年度の開催は現在のところ未決定)

おおむた「大蛇山」まつり大集合パレードにて火を吐く県堺大蛇山

祭りをきっかけに上下関係なく、絆が生まれます

大蛇山大集合パレードにて撮影

山車に乗る監事のみなさん

いつも私たちの活動を応援していただいています。
県堺大蛇山公式インスタグラム
https://www.instagram.com/p/B0jt-5GnkK0/?igshid=xgoa2qzvrf56
おおむた「大蛇山」まつりの紹介(参考)

おおむた「大蛇山」まつり
令和2年7月豪雨

 その時は突然やってきました。7月6日未明から8日朝にかけて、福岡県各地で局地的に猛烈な雨や非常に激しい雨が降り記録的な大雨となりました。6日16時30分に、気象庁は福岡県に大雨特別警報を発表。この大雨で、6日の日降水量は、大牟田市で388.5ミリを観測し、7月の月降水量平均値(373.5ミリ)を超えました。

非常災害対策本部発表 7月17日現在の被害状況

福岡県大牟田市 

床上浸水 1,079棟 

床下浸水 1,719棟 合計 2,798棟

 特に、私たちが住むみなと校区は甚大な被害に見舞われ、多くの家屋が取り壊すことになり、慣れ親しんだ街は平地が増え、変貌を遂げてしまっています。

 また、被災当日は、避難所でもあったみなと小学校が浸水のため被災し、地域住民や子どもたちが取り残され、翌朝、自衛隊に救出されました。多くの方が住まいを失い、辛い想いをされています。

令和2年7月豪雨
みなと小学校に救助に向かう自衛隊