はじめに
「飲食店は、休業補償してもらえてるんでしょ。それに比べれば・・・」という声には、正直一理あると思います。
しかし、僕のお客さんである安田さんが発したこの一言で今回のクラウドファンディングをやりたいと強く感じることとなりました。
「正直、今年(令和2年)の収入と昨年の収入はそんなに変わらないと思う。けれど、料理人としてこんなにハリがない生活は開店以来初めてでしたよ。」
忙しくても自分の作った料理をお客さんが笑顔でおいしいと言ってくれる。こんな当たり前だった日常を少しでも早く取り戻すため、コロナが落ち着いたら名古屋のこのお店に行ってみたいな♪と楽しんでもらえるように今回クラウドファンディングを行うことにしました。このクラウドファンディングは、宇佐見会計事務所及び3店舗の飲食店による共同開催により実施しています。
自己紹介
みなさま、こんにちは!
名古屋で飲食店・美容室に特化した会計事務所を経営している税理士の宇佐見紘且(うさみひろかつ)と申します。今回僕は、お客様である飲食店3店舗合同のクラウドファンディングを企画しました。
なぜ、今回のクラウドファンディングを考えたのか?ということに関して、お話をさせてください。
令和元年に独立し、これからというときに昨年から猛威を振るう新型コロナウイルスで世の中が激変しました。そのとき僕は、目の前で苦しんでいるお客さん達に何も有効な支援ができませんでした。
そして、その状況は今でもそこまで変わっていません。売上を上げるために何十人もの団体客を誘致するわけにもいきません。今までの飲食店経営のセオリーは全く通用しない世の中になりました。多くの飲食店が今の時代に合わせた飲食店経営がどんなものなのか思考錯誤の段階です。
じゃあ、どうするか?
「それは、挑戦してみる!」以外にないと思うんです。
奏樹庵の安田さん夫妻
今回の挑戦とは?
このクラウドファンディングは、僕の挑戦であると同時に今回参加してくれた飲食店3店舗にとっても挑戦なのです。3店舗のオーナーには、今までやったことないサービスを考えてほしいとお願いしました。全く思いつかない方は一緒になって考えました。実は前からやってみたかったことがあるという方にはより具体的にサービス内容を一緒に考えました。そして、その一つ一つを支援のリターンという形で実現してみたいと思っています。
選定基準は「これは、やったことないΣ( ̄ロ ̄lll)」と本人たちがちょっとドキドキするかです(笑)
新しい挑戦なのですからこれくらいがちょうどいいと思っています。
たかおかcafeの坂野さん(真ん中)
つなぐクラファンとは?
少しだけ、僕の挑戦について紹介させてください。
今回の僕の挑戦は、このクラウドファンディングを支援の輪のきっかけとすることです。
リターンの中に「つなぐクラファン」というものがあります。これは、『次の主役にあなたがなりませんか?』という僕からのオファーです。
僕の夢は、
『オーナーのこだわりがキラッと光る特徴のあるお店が、イキイキと営業してそれがその街の魅力あるまちづくりにつながっている。そんな未来を経営のお手伝いを通して実現すること』です。
だから、今回の3店舗だけが稼いでくれればいいとか考えていません。それよりむしろ、このページを見てくれた人が「俺も私も挑戦してみたい!!」と思ってもらえることの方が重要です。一緒にお店の未来を考えましょう。この取組みは、無限の可能性があると僕は信じています。
よいちの大羽さん(写真左