はじめに
「今の若い人は、最近、どうも内向き過ぎるんじゃないかなー、もっと何かにチャレンジするとか、海外に飛び出すとかの、心意気がないのかねー、俺たちは昔、企業戦士と云われる位頑張ってきたんだけどなー」と、私たちは言う。
また、今回のコロナ禍では、貧富の格差の中で、罪もない幼い子供たちが、親から見放され、寂しく悲しい思いをして、養護を受けている姿を見て、心が痛む。だが一方では、何の不自由もない年金受給者が、政府から10万円もの棚ぼた給付金を受け取っていて、この矛盾が、私の心の中では、何ともやりきれない、気持ちが起きた。
一方、若い人たちは「今はもう、働き方改革の時代だ、個人主義のライフスタイルで、人生を適当に楽しみたい」と思っている人も多いでしよう、でも、中には「そんな平穏な生活よりも、もっと自由活発に、世界を股にかけて、人生を謳歌したいと」と思っている人もいると思います。その様な若い人に、この本を読んで貰いたいたいと思いました。
私が喜寿の記念出版を思いたったのも、そこが源です。
本のタイトルは「国際派ビジネスマンを夢見た男」です。
私は札幌農学校のクラーク博士の言葉「少年よ、大志を抱け」が大好きです。この小説の主人公、夢見ジョージ翔も、世界を駆け巡るビジネスマンを夢見て、果敢に大きな仕事に挑み、危ない橋も渡り、成功しては喜び、失敗しては悔しがり、更には、金欲に駆られて世界市場で大勝負をし、大損をして打ち拉がれます。また、その中で色んな女性に出会い、直ぐに惚れ、熱い愛に溺れますが、その歓びも長くは続かず、終わりを迎えます。そんな彼の姿をエンターテイメントビジネス小説として描いてみました。
トピックスとしては、カナダでの日加合弁事業、デトロイトモーターズの破綻処理、銀座の宝飾会社の再建、タックスヘブン・ケイマン島の怪しいファンド、欧米ファンドのニューヨーク不動産買収、新興独裁国家のナショナルプロジェクト、日本での邦銀買収です。
またこの中では、経営学的な用語も多く使われていますので、若いビジネスマンや大学生の人達には、M&Aのケーススタデイー的に読んで頂ければ幸いです。
この本は現在、新刊版サイズより少し大きめのA5判で、300頁余りの原稿が完了し、出版手続きに入っています。6月頃にはまず自費出版を行う予定で、自己販売を行います。
本の希望価格は、定価が1,500円、消費税150円、発送費用350円の合計で2,000円です。
今回のクラウドファンでイングは、二通りの出版を考えています。
一つは、印刷した新刊本で、一冊1,800円(消費税、発送費込み)の購入価格で、1,000冊分を募集させて頂きたく存じます。
もう一つは、この本の電子書籍で、一冊1,000円の購読料で、1,000冊分を募集させて頂きたいと思います。
募集期間は2021年6月15日迄で、リターンは、印刷版書籍の送付を7月~8月に、電子書籍の電子送付は7月に行う予定です。
本プロジェクトの採算は次の通りです。
総収入は、印刷版の本で1,800,000円、電子書籍版で1,000,000円の合計2,800,000円を目標としております。
印刷版の費用としては、1冊当たり、クラウドファンディング費180円+発送費350円+消費税170円+出版費1,000円の合計1,700円ですので、1,000冊分の総費用は1,700,000円となります。これで採算はトントンです。
一方、電子書籍版の費用は、1冊当たり、クラウドファンディング費100円+消費税90円+電