日頃より、熱いご声援ありがとうございます。
私達「ヴォレアス北海道」は、プロバレーボールチームとして2016年10月に誕生しました。国内最高峰のバレーボールリーグ「V.LEAGUE」に2017/18シーズンより参戦し初年度で優勝(3部リーグ)、2018-19シーズンにおいても連覇を果たしました。2019-20シーズンよりV.LEAGUE DIVISION2 MEN(2部リーグ)へ参入し、12連勝を含む19勝1敗という成績で優勝に手が届きかけていた矢先、新型コロナにより突如リーグ中断となり2位という成績でシーズンを終えました。さらに追い討ちをかけるようにV1昇格をかけた入替戦も突如中止となり、失意のなか我々の2019-20シーズンは幕を閉じました。
昨季チームドキュメンタリー「Children of The Revolution 〜第5話 不屈/Road to Next Stage」より抜粋
不屈の精神で今季も2位に。「最短での日本一」を目指して。
迎えた2020-21シーズン。サポーターやパートナー企業、自治体の皆さま、関わる全ての皆さまの応援と期待を胸に、2度目のV.LEAGUE DIVISION2 MENでも2位となり、V1昇格のための入替戦への出場を決めました。設立からの目標である「最短での日本一」を目指し日々、挑戦しています。
チーム名「VOREAS」の由来は、ギリシャ神話の強靭な北風神ボレアース(Boreas)です。このBを“Volley”のVに変え名付けました。チームシンボルは、北海道に生息していた伝説のエゾオオカミに、翼を持つボレアースのイメージを重ねて抽象化しています。このシンボルと共に掲げられるチームスローガンは、“Children of The Revolution.”「革命の子ら」。 このコトバに、未来のバレーボール界の革命児でありたいという意志と姿勢を込めて、トップチームを目指し勇敢に立ち向かっています。
昨季、開催3日前に突如中止と
なった首位決定戦
2019年11月に開幕した2019–20 V.LEAGUE DIVISION2 MENでは、12連勝を含む19勝1敗で2020年2月26日当時、勝数では並び、ポイント僅差の2位に位置し、2020年2月29日(土)、3月1日(日)に行われるシーズン最後の2連戦を勝利すると自力での優勝が決まる、大きな、大きなホームゲームを予定しておりました。しかし・・・・
昨季チームドキュメンタリーより
一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)による代表理事通達「新型コロナウイルス感染症対策本部の首相方針に基づく2019-20 V.LEAGUE の大会開催方針について」(2020年2月26日付)内の決定により、国内での新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2020年2月29日(土)、3月1日(日)のゲームが中止となりました。
開催3日前の事です。さらに・・・
昨季チームドキュメンタリーより
同通達の28日付更新内容により、2019–20 V.LEAGUE DIVISION2 MENの中止した試合の振替は行わずシーズンが終了する事が決定しました。私達は首位との直接対決を前にしてシーズンが終了し、2位でシーズンを終える事となりました。非常の多くの期待と応援をいただいていたホームゲームでしたが、その実現は叶わず・・・。
しかし選手、チーム関係者、応援してくださる全ての皆さまがなんとか気持ちを切り替え、モチベーションを保てたのは、V1・10位のVC長野トライデンツとの入替戦が予定されていたからでした。
残念ながらV2優勝という目標を達成することは叶いませんでしたが、2020年3月14日、15日のV・チャレンジマッチ(入替戦)に勝利し、V1へ昇格する事を目指して選手、スタッフ、社員一同尽力していたのです。
さらに畳み掛ける悲劇。失われた選手・サポーターの夢
しかし、その入替戦すらも中止の決定がなされます。2020年3月9日、Vリーグ機構の緊急理事会の
決定事項として入替戦中止の発表がVリーグ機構によりなされました。
昨季チームドキュメンタリーより
我々はプロスポーツチームです。選手はその一年に全てを掛けて競技に臨んでいます。怪我や移籍などにより事情が変われば、チームとしても、何より選手個人としても、来年またこの舞台に上がれる保証などどこにもないのです。選手は気持ちを切らさずなんとか集中を保ち、社長以下スタッフはVリーグ機構との調整に奔走した日々が、昨日のように思い出されます。
急遽東京に出向き、Vリーグ機構へ緊急要望書を提出
中止の連絡を受け、他競技リーグの対応なども比較し、中止ではなく無観客での開催などなんとか開催に向けて動けないかと、首脳陣が直接東京に出向きVリーグ機構に要望書を提出しました。
<要望書より抜粋>
この要望書は所属バレーボール協会理事長、連携協定を結ぶ周辺自治体の首長の皆さまの連名で提出させていただきました。皆さまそれぞれのコロナ対策会議や緊急議会で大変お忙しい中、連名依頼からわずか2時間でご対応いただいたことは大変心強く、選手・サポーターはもちろん、地域の皆さまのためにもなんとか開催に漕ぎ着けたいと考えていました。
サポーター有志のデジタル署名では3,000名近くの署名をいただく
またこの頃ネット上では、サポーター有志によるネット署名も始まりました。
昨季チームドキュメンタリーより
しかし決定は覆らず。
当然誰にとっても未経験の緊急事態であり、来場する皆さんと選手、関係者の安全を考えるとVリーグ機構の判断は間違っていなかったと思います。我々も代替案の作成、提案など考えうるあらゆる手段を提案しましたが決定は覆らず。大変残念ながら決定事項として受け入れざるを得ませんでした。
「最短での日本一」を目指し3年半、様々な強い想いを持って戦ってきた選手・スタッフたちと、彼らを支え続けてくれたサポーター、パートナー企業、地域の関わる全ての皆さま。全員でようやく手に入れたV1への挑戦の舞台。その
幕が上がることは、ついにありませんでした。
気持ちを切り替え、前を向く選手たちの言葉が周囲を勇気付ける
冒頭のドキュメンタリーは、この入替戦中止決定が下されたあと撮影されたものです。当時を思い返しながら改めてこのドキュメンタリーを見ると、目頭が熱くなります。そこには悔しさを滲ませつつも、下された決定を受け止め、次のシーズンを見据えて気持ちを切り替え始めた彼らの姿があり、見るものを勇気付けます。
「本当に残念という気持ち。個人的にそこにかけてこっちに戻ってきたのもありますし。3年で一つの通過点としての目標はそこだったんで。もどかしさっていうのはもちろんありましたけど、それ以上に本当にたくさん周りの方に反応していただいて、僕ら以上に僕らのことを考えてくださってる方たちがたくさんいるっていうことを実感できて、それが何より誇らしかったというか。来るべき日が絶対来るので、その日に今まで自分史上最高のパフォーマンスをするっていうことに集中する。シンプルにそれだけだなという(気持ちを)より強く感じられてますし、これはパワーアップ間違いないなと思っています」
昨季チームドキュメンタリーより
そして彼らは厳しい勝負の世界で、今季も再び2位の座を勝ち取り、今度こそ入替戦の舞台に立ちます。キャプテン古田の「来るべき日が絶対来る」という言葉は、一年経ったいま、彼らの血の滲むような努力と周囲の皆さまのサポートのおかげで、実現します。
止まった時計が動き出す。
上川総合振興局長、上川地域23市町村長からリレー動画で応援もいただきました
バレーボール男子日本代表は、2019年のワールドカップで28年ぶりに世界4位となりました。V1に上がることができれば、彼ら世界レベルのトッププレーヤー達に立ち向かう、我らがヴォレアス北海道のプレーを地域の皆さまにお届けすることができるのです。これまでよりさらに心が動くイベントをお届けできると確信しています!
決戦の場所は千葉県船橋市。選手にたくさんの熱いエー
ルを届けたい!
来る2021年4月3日(土)、4月4日(日)。応援してくださるすべての方々の想いを胸に、V1の強敵に戦いを挑みます。場所は千葉県船橋市の船橋アリーナ。いつものホームゲームのような相手を圧倒するような拍手で選手を後押しすることが難しいかもしれません。
そこで今回、VOREASのホームページ上に特設サイトを作成し、皆さんのエールを集め選手に届けるクラウドファンディングを立ち上げました。
いただいたエールを特設サイトにまとめます【画像は開発中のイメージ画像】
エールを可視化し、入替戦直前の4月2日(金)に公開。会場に横断幕を貼ることが難しいので、ここに集められた皆さまの熱いエールで選手を勇気づけましょう!
さらに高額支援者のエールはホームページTOPに表示【画像は開発中のイメージ画像】
あなたのエールで入替戦の期間中ホームページをジャックします。
資金の使い道・実施スケジュール
皆さまからいただいたお金は、上記特設サイト制作費とキャンプファイヤー利用手数料に充てさせていただきます。また目標金額を超えた分につきましては、来季以降の遠征費などチームの活動費に充てさせていただきます。特設サイトオープン期間は、2021年4月2日から2021年4月5日までを予定しております。それ以降は状況やホームページの仕様により予告なくアーカイブされることがあります。
*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
選手からのコメント
【ヴォレアス北海道#4 キャプテン 古田史郎】
いつもありがとうございます。
難しい状況ではありましたが『想い』は変わらず、皆さまと共に『超戦』し続けられたことを強く感じ、嬉しくも誇らしくもあった今シーズン。
1つのゴール そしてスタートでもある待ち望んだチャレンジマッチ。
皆さまと共に『超戦』し『行くぞV1』!!
【ヴォレアス北海道#0 越川優】
いつもヴォレア
ス北海道に対しまして、多大なるご支援、ご声援、本当にありがとうございます。
昨シーズンからの、皆さんの想いを感じながら、共に皆さんと戦ってきた今シーズン。
やっとたどり着いた、このチャレンジマッチ(入替戦)。
残すところ、この2試合だけとなりました。
この戦いを、皆さんと共に最後まで戦い、V1への切符を手にし、みなさんの元へ帰って来れるように頑張ってきます!!
今シーズン最後の『超戦』に向け、皆さんの思いを是非私たちに届けていただければ思います。
いくぞ!V1!!
スポーツとは
代表の池田によるnoteです。
「我々の業種は「スポーツ=エンタメ」です。いわば、娯楽です。無くても特に生物学上は全く問題ありません。ですが、エンタメ、アートの無い生活を想像してみて下さい。もはや人間としての尊厳は無いと思います。我々は人間であるからこそ感情があり、泣き、笑い、怒り、感動し、喜び、愛を感じると思っています。わからない困難にぶつかった時こそクリエイティブに、人間らしくありたいとも思います。それらの無い人生など、確かに生きてはいますが心は死んでいるも同義だと思います。
ですから、私達は本当に小さな小さな存在ではありますが、特に地方においてはそういう存在として、もしかしたら存在意義があるのではないかと思っていますし、まさにスポーツとは多くの人々が同時に、泣き、笑い、喜び、怒り、感情が動くものだと思っています。」(noteより抜粋)
VOREASはなぜ存在し、どこへどう向かうのか
我々は「未だ見ぬ熱狂と誇りの共創」をMISSIONに掲げています。
今季最後の大舞台。選手にたくさんの熱いエールをお願いします!
みんなで、いくぞ、V1