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カンボジアの子ども達に理科の楽しさを知ってもらう教材を届けたい!
2 ~ 3 分
はじめに・ご挨拶
私たちのページをご覧になって頂き、ありがとうございます。
カンボジア笑縁団体Momojiroは2010年に年齢も学校もバラバラの大学生がボランティアをするためツアーでカンボジアを訪れた後、帰国後に立ち上げられた団体です。団体の名前の由来は、彼らが「桃太郎」をすでに知っている子ども達に「もし桃太郎に弟がいたら」という設定の「ももじろう」という創作劇をした所、それが大ウケだったことにあります。
「カンボジアの人々と笑顔で繋がる」という理念の元、”支援”ではなく、笑う縁で”笑縁(しえん)”と読むことで設立の思いを表現しています。 私達は今までに2014年春にコンシェイム村に1校、2015年夏にルサイ村に1校、2018年春に スレイン村に1校の合計3校の小学校建設をしてきました。
1年間の休止を経て、大好きなカンボジアや小学校の子供達と関わり続けたいという思いで、現在は建設した小学校への継続支援や日本の児童館で現在のカンボジアを伝える活動を主に行っています。
このプロジェクトで実現したいこと
カンボジアの子ども達に理科の実験の授業や絵本や図鑑、星座早見表を通して、理科の楽しさを感じてもらうこと。
具体的な内容
1 理科にまつわる絵本や図鑑を届ける
→楽しみながら理科の世界に触れることができる機会をつくるため
2 星座早見表を届ける
→手にとりやすく使いやすい星座早見表を使って夜の星空を理科的な観点で見て楽しんでもらうため
3 人体模型を使って現地で人体の不思議を感じてもらえる授業をする
→教科書のみから受け身での理科の授業を行う現地の子どもたちに、現地で実験の授業を通して理科の面白さや楽しさを体感してもらうため
子ども達には実際に様々な不思議を体感してもらいながら、人体模型を使って授業がしたい
と考えています。
プロジェクトをやろうと思った理由
プロジェクトをやろうと思った理由としては2つの理由があります。
1つ目の理由としては、日本の子どもたちからの提案がきっかけとしてあります。今年はコロナウイルスの影響でカンボジアでの活動はできなくなってしまいましたが、私達は年に1、2回毎年カンボジアへ行き継続的な支援を行っています。今年の現地での活動前、私達が活動を行っている日本の児童館の子どもたちに現地でどんな授業ができるか尋ねたことがありました。そこで日本の子どもたちが提案してくれたのが人体実験の授業です。その後ウイルスの流行により今年度の活動が難しくなってしまった為、次回の夏の活動で人体模型を用いてその授業がしたいと考えています。
2つ目の理由としてはカンボジアの教育水準の低さが影響する授業形態があります。そして、その教育水準の低さはカンボジアの悲しい歴史が影響しています。今から約40年前に 遡る1975年、共産主義政党「クメールルージュ」のポルポトが政権を掌握した後、彼の政治思想により多くの知識人が大量虐殺されてしまいます。ここでいう知識人とは、一般的に教師、医者、僧侶と呼ばれる人々ですが、外国語を話せたり、眼鏡をかけているといった理由でも殺されてしまう世の中でした。
その結果、カンボジアの教育基盤が完全に崩壊してしまったことが背景としてあります。少しずつ教育の立て直しが行われ、状況は改善しつつあるものの教育水準の低さはまだ否定できない状況にあります。子どもたちが能動的に考え、学ぶことができる授業形