はじめまして、KUTEN。(くてん。)です。
私たちは「フルーツタルトを通して長野県の魅力を日本全国へ届けたい」という想いのもと、長野県小布施町周辺の素材を中心に使ったお菓子を製造し、インターネットを介して販売していきます。さらに、4月下旬には小布施町内にカフェをオープン。私たち自身が小布施町の日常となり、この地を訪れる理由となる、そんなお店を目指していきます。
このたび、お店の看板商品となるタルトを皆様に味わっていただくことで、小布施や信州について知っていただきたく、クラウドファンディングを実施します。皆様からのご支援金は、店舗の開業費用に充てさせていただきます。
このお店を開くにあたってコンセプトの着想を得たのが、句点。文の終わりや意味の区切りに付ける、丸い形をした記号です。食材を加工してお客様へ提供する飲食店として、生産者と消費者をつなぐ橋渡しをしたい。お客様に喜んでもらえる料理を届けたい。廃棄されてしまう食材を無駄なく使いたいーー。そんな願いを込めて店名およびブランド名を「KUTEN。」としました。
私たちがお届けしていくのが、句点記号と同様に丸い形をした、フルーツたっぷりのタルトケーキ。信州の魅力と私たちの願いを詰め込んだタルトを、4月中旬に開設を控えるオンラインストアを通じて全国へお届けしていきます。
信州産のイチゴをスライスして並べたタルトケーキ。今回のクラウドファンディング限定でご用意します(画像はイメージです)
KUTEN。では、小布施町から「半径30km」で生産される素材を中心に扱います。長野県内でも有数のフルーツ産地である北部地方は、リンゴやイチゴ、ぶどうや桃といった果物はもちろん、小布施町の名産である栗、発酵調味料など、様々な原料が生産・製造される食材の宝庫です。タルトの生地に使われる卵や牛乳、小麦さえも、この円のなかで作られるものを使います。
見た目に楽しく、フルーツに寄り添うタルト生地の優しい甘い香りと、耳に響く軽快な食感。ご自宅でも店舗でも、長野のフルーツを楽しんでほしい。そんな想いで季節ごとに商品開発を行い、信州の四季を五感で楽しんでいただけるお店を目指していきます。
しかし残念ながら、農家さんが同じ時間と同じ想いを込めて作ったとしても、一部のフルーツは小さな傷がついていたり形が少し悪いことを理由に、市場に顔を出す
ことなく行き場を失っていきます。そんな食材も余すことなく、美味しく召し上がっていただきたいのです。私たちがタルトや焼き菓子へと形を変えることで、新たな食の循環をつくります。
果物の美味しい召し上がり方として「もぎたてをそのまま食べること」は欠かせません。調理してスイーツをお出しする私たちとしても、素材本来の味をぜひとも感じていただきたいです。産地に囲まれたこの立地を活かして、もぎたてのフルーツをより鮮度の高い状態でオンラインや店頭を通じてお客様にお届けします。
提携する山ノ内町の「林檎園うえはら」さんでは40種のりんごを扱っています(写真:Yokota Shinji)
私たちのミッションは、信州の魅力を広く伝えていくこと。タルトを作ることも、オンラインで食材を販売することも、小布施や信州を知っていただくきっかけでありたいという願いからです。そして、4月下旬にオープンするカフェもまた、地元の方々が暮らす街の魅力を再発見したり、観光客が訪れる理由のひとつとして機能する場を目指していきます。
小布施町は、人口はおよそ1万人、長野県内でも最も面積の小さい自治体でありながら、全国から年間120万人が訪れる県内有数の観光地です。浮世絵師・葛飾北斎や俳人・小林一茶をはじめ、この地を訪れた偉人が愛した景観を残しつつ、名産である小布施栗を使った和菓子やモンブランが楽しめるお店が立ち並びます。
ゆっくりと歩きながらの観光がおすすめ。昔ながらの町並みを縫うように細い路地が巡らされています
この町で店舗を構えるきっかけとなったのは、小布施町の地域おこし協力隊であった塩澤耕平さんからのお誘いです。現在は使われていない町管理の施設を有効活用して、飲食店を開いてみませんか、と。その物件は、小布施町の観光名所のひとつとして挙げられる「岩松院」のほど近くでした。
密かに抱いていた、風情と歴史ある小布施への憧れ。それも、由緒ある寺院の目と鼻の先で、お店を開くことができる。とても心が躍りました。
岩松院は文明4年(1472)に開山された曹洞宗の寺。本堂の天井に描かれた「八方睨み鳳凰図」は、浮世絵師・葛飾北斎が晩年に描いた最高傑作のひとつです
(要差替)KUTEN。の実店舗となる建物。寺院や景観と調和した外観を残しながら、屋内をカフェへと改修します
私たちはこれまでにも「古民家×地域食
材」をキーワードに、その土地での長い時間が蓄積された元民家や元商店をリノベーションして、特産品や伝統文化の新たな価値を提案する料理を提供してまいりました。歴史を愛し、食材に恵まれ、たくさんの方が訪れる小布施に、大きな可能性を感じています。
2019年10月にオープンした「HAKKO MONZEN」は、大正時代に建てられた商家をリノベーション。信州で伝統的に親しまれる発酵食品を使った創作料理を提供しています
昨年秋から店舗施工の経験を持つスタッフが中心となってセルフリノベーションを重ねていくことでコストを最小限に抑えてきましたが、厨房設備や食材を保管するストッカーの導入には大きな費用がかかります。今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金は、こうした設備の導入費に充てさせていただきます。
まだまだ続く新型コロナウイルスの影響。そのさなかでの開店には、オンライン販売を営業の基軸のひとつとするのは前提でありましたが、お店まで足を運んでくれたお客様を迎えることには、より一層の想いがあります。それは、このお店が小布施を訪れる理由のひとつでありたいから。
小布施の豊かな歴史や景観に直接触れていただきたい。生産者である農家さんと消費者であるお客様を食が生産される現地で繋ぎ、より多くの感動と発見を味わっていただきたい。地域の方々にとっても、日常を彩るための目的地のひとつでありたい。KUTEN。という空間が、小布施の新たな魅力を想像する風景のひとつとなりたいと思っています。
最後までページをお読みいただき、誠にありがとうございます。
農産物は「美味しく食べてもらいたい」という生産者の想いとともに大切に育てられています。そんな食材の美味しさと、小布施や長野に根付く歴史、これからKUTEN。で生まれるストーリーを余すことなくタルトに乗せて、皆様にお届けしていきます。
今回のクラウドファンディングが、全国の皆様に小布施や信州の魅力に触れていただき、且つ足を運んでいただける最初のきっかけとなれば嬉しいです。ご支援・ご協力のほど、何卒よろしくお願いします。
KUTEN。fruit&cake 運営一同
実施方式と資金の使い道。
本クラウドファンディングはAll-in方式(実行確約型)で実施します。目標金額である150万円に達しない場合にも、店舗の開設とご支援いただいた
方へのリターン品の提供を行ないます。本クラウドファンディングで集まった資金は下記に使わせていただきます。
店舗厨房設備 導入費 約60万円
リターン品 提供経費(送料含む) 約70万円
クラウドファンディング実施手数料 約15万円
諸経費 約5万円
プロジェクト実施スケジュール。
2月下旬 解体工事
3月上旬 厨房設備導入・設備工事・D I Y
3月17日 クラウドファンディング開始
4月10日 オンラインストア開設 , インターネット販売開始 ※1.
4月17日 クラウドファンディング終了
4月18日 リターン配送開始
4月20〜22日 小布施在住者限定無料ご招待&メディアご招待 ※2.
4月23日 クラウドファンディング支援者様向けレセプションパーティー ※2.
4月24日 店舗グランドオープン
※1. 支援募集期間中に別ページにてオンライン販売を開始しますが、クラウドファンディングのリターン品とは異なるラインナップをご用意します。ぜひ両方をご覧くださいませ
※2. スタッフのマスク着用、入場時の手指消毒、混雑時の入場制限等の感染症対策に配慮のうえ実施します
小布施在住者限定無料ご招待&メディアご招待。
試食と内覧を兼ねて小布施在住の方を限定で無料ご招待いたします。期間中はメディアの取材を随時受付けます(事前に下記アドレスまでご連絡ください)
日時:4月20日(火)〜22日(木)11時〜17時
場所:長野県小布施町雁田604(地図はこちら)
料金:無料
(詳細は追って3月末にプレスリリースおよび各種SNSにて配信します)
お問い合わせ。
本クラウドファンディングへのお問い合わせは、本ページ「メッセージで意見や質問を送る」ボタン、または下記メールアドレスを通じてご連絡ください。なお、本クラウドファンディングに関する各店舗への直接のご連絡はお控えください。
KUTEN。fruit & cake
運営:合同会社U.I.international
住所:長野県小布施町雁田604
mail:kuten.cf[a]gmail.com([a]→@)
instagram / https://www.instagram.com/kuten_fruit_cake/