早稲田大学の学生による学習支援×居場所づくり ~私たちだからこそできること~

早稲田大学の学生による学習支援×居場所づくり ~私たちだからこそできること~
コロナによって著しく拡大した学力格差や教育格差、子どもの居場所の減少。そんな社会問題を少しでも改善するため、教育の道を志す早大生が先陣を切ります!メンバーはこの過酷なコロナ禍に入学した大学一年生です。そんな私たちだからこそできること…それがこのプロジェクトです。ぜひご一読ください!


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早稲田大学の学生による学習支援×居場所づくり ~私たちだからこそできること~
4 ~ 5 分
ご挨拶

 皆様、はじめまして。早稲田大学教育学部1年の梅木星輝(うめきせら)と申します。この度は、本プロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。最後までご一読の上、応援してくださる方がいらっしゃいましたら大変光栄です。

私は、大学生になってから、このコロナ禍において子どもたちのために活動してくださっている方々の力になりたいと思い、私自身の地元で子ども食堂や子どもの居場所づくり、学習支援など様々なボランティア活動をしてきました。この活動を通して、子どもたちの過酷な生活環境や学力格差、教育格差をこの目で見てきました。

そこで私は、自身が通っている早稲田大学で中学生を対象とした「学習支援×居場所」のサークルを作ることを決意し、子どもを成長する「種」に見立てたことに由来する “GrowSeedsWaseda” というサークルを設立しました。現在、私の考えに共感してくれた25名で構成されております。
プロジェクトの目的

このプロジェクトには5つの目的があります。

①学力格差の是正
新型コロナウイルス感染症の拡大によって、昨年3月から約3か月にわたって休校措置が下されました。それによって、生徒たちは学校という公的な学習機会を保障されず、自主的な学習に委ねられてしまったため、現在、かつてから社会問題となっていた学力格差がさらに拡大することが危惧されています。そこで私たちは早稲田大学周辺の中学校と連携してそのような学力格差を少しでも是正できるよう尽力したいと考えております。

②所得減少による教育格差の緩和
コロナ禍以前から高所得家庭の子どもは塾に通い、低所得家庭の子どもは公的な学習支援を受けてきました。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、所得が減少し、「高校受験はさせたいが、塾に通わせる余裕はなく、公的支援も受けられない家庭」が増加することが懸念されます。そのような家庭の子どもたちに気軽な学習の場を提供したいと考えております。

③学校・家庭以外の居場所
子どもの居場所の減少も近年の社会問題の一つです。学校でいじめを受けていたり、家庭内で暴力を受けていたりする子どもも増えつつあります。特にこのコロナ禍では、休校やテレワークで1日中家族が家にいるようになり、自粛に対するストレスなどで虐待する親が増えてしまいました。このことは、児童相談所が昨年の1月からの半年間で対応した件数が9万9000件を超え、過去最多のペースとなった(厚生労働省発表) ことからもわかります。学校のような公的な機関ではなく、年齢の近い大学生だからこそ出来る居場所を作り、年齢の壁を越えた交流のできる居心地の良い場をつくりたいと考えます。

④普段できない体験型学習
「勉強」とは教科書に載っていることを学ぶことだけでしょうか?現代の教育・学校の制度は、ほとんどが机上の学習にとどまってしまっているように感じます。私たちはこのプロジェクトを通して、机上の学習とは別に体験型学習を行う機会を設け、子どもたちと共に五感を使った学びを実現したいと思います。そうすることで、勉強の楽しさを知った子どもたちが、様々なことに興味を持ち、日々の学習にも進んで取り組んでくれたら幸いです。

⑤大学生の教育的実践の場
本プロジェクトを実行するGrowSeedsWasedaのメンバーは教育の道を志す者が多数を占めています。また、全員が夢と希望を抱いて今年度大学