『私の名前はチャンホンスン』刊行委員会よりご挨拶、このプロジェクトで実現したいこと
この度は『私の名前はチャンホンスン』を出版したい!プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。
このプロジェクトは張弘順(チャンホンスン)先生が自分史を執筆なさっているということを知り、様々なきっかけで読むことができた数名の「必ずこの自分史をたくさんの方々に読んでいただきたい!」という想いから生まれました。
その数名の有志で「『私の名前はチャンホンスン』刊行委員会」を立ち上げ、書籍化に取り組みはじめました。
コロナ禍で明るい話題が乏しい今日この頃、この書籍を通して皆様に笑顔と安らぎをお届けしたい!
茨城ウリハッキョの伝説的教員である張弘順先生の自分史を本当にたくさんの方々に読んでいただき、たくさんのことを感じていただきたい!
そのような想いで今回クラウドファンディングにチャレンジさせていただきました。
在日2世として生を受け、走り続けてきた張弘順先生の波乱万丈でパワフルな人生。
民族心の芽生えから民族教育に捧げた半生を、様々なエピソードを交えながら先生らしく執筆されました。
また、純粋に面白い!という想いと共に、先生の自分史はこれからの朝日友好、在日同胞社会を考えるうえでとても大事なことが記されていると思います。
また、歴史資料として後世に伝え残さなければならないと思いました。
茨城ウリハッキョの千人を優に超える張弘順先生の教え子たち、ウリハッキョ卒業生、かつての同僚、たくさんのトンポ、そして日本の友人たちにぜひ手に取っていただきたいです。
皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。
私と「張弘順先生自分史」の出会い
私は30歳、在日コリアン3世です。クラウドファンディングのページ作成を担当しております。
上で書かせていただいたように『私の名前はチャンホンスン』刊行委員会のメンバーは様々な形で張弘順先生自分史と出会いました。
本当に運命的な出会いから、プロジェクトが立ち上がり、その刊行委員として参加できている喜びを感じているので少しだけ書かせてください。
私と張弘順先生自分史の出会いは2019年11月1日でした。
先生からお電話をいただき、困ったことが起きたとご相談をいただきました。すぐさまご自宅に向かいお話を伺うと、今書き進めている文書データがパソコンから消えてしまったとのこと。
幸いにも自動保存履歴に文書データが残っていたので無事データの復旧ができました。
その復旧できたデータがまさに張弘順先生自分史でした。
※その時の写真。
データ復旧無事完了の歓喜のなか、コーヒーと柿をご馳走になりながら自分史を書きはじめた経緯、そして先生の学生時代、教員時代、そして現在についてたくさんのエピソードを交え伺いました。
どのお話も、ものすごく鮮明で、面白く、力強く、激動的で・・・
在日コリアン三世の若者として先生のお話は心に刺さりまくりました。
無事データのバックアップも完了し、違う端末への同期も完了し、念のために私のパソコンにもバックアップを取らせていただきました。
先生は「恥ずかしいから読まないでね」とおっしゃいましたが、もちろん自制は効かず事務所に戻るやいなや拝読させていただきました。
2年前ですので先生の自分史はまだ完成していませんでしが、読み進めるうちにまるで映画のように脳裏に映像が流れ、笑顔がこぼれ、時には涙がこぼれました。
私は幸運にも自身のルーツについて学び、当たり前のように大事にしながら生きています。しかしその自分の中での当たり前はどのようにして創られ、守られ、繋がれてきたのか。
先生のお話、自分史を通して感じることがとても多く、次は私たち若者がそのバトンを受け、次世代に繋いでいかなければならないと思いました。
繋がり、繋げるためにはまず知ることが大事だと思います。なぜ?どうやって?どのような想いで?
私自身、そしてこれからの若者、子どもたちが自身のルーツを知り、誇り、自分らしく生きるためには知らなければならないことが多いと思います。
そして私は先生の経験、人生から学び、そして伝えなければならないと思いました。
書籍の概要
張弘順自分史「私の名前はチャンホンスン」
著者:張弘順
「私の名前はチャンホンスン」刊行委員会編
A5判136ページ(予定)
予定頒価:1000円
私の名前はチャンホンスン 目次
まえがき
おいたち
佐野市立佐野小学校
中学~合唱との出会い
高校~民族心の芽生え
朝鮮大学校
教員として~38年
家族、故郷そして祖国
今を楽しむ
寄稿~私とチャンホンスン
書評 「張弘順先生自分史」を読んで
あとがき
本書より抜粋
・・・高校二年の夏休み、私の人生に決定的な影響をもたら
す事件がおきた。蝉がしきりに鳴く暑いある日の昼前、白い半袖シャツに黒の学生ズボンの男子高校生二人が、家に訪ねて来た。・・・そしてその時初めて、私の本名が張弘順、「チャンホンスン」だと知ったのだ。・・・
・・・この実力が日本の合唱界に通じるのか知りたかった。そして同胞社会だけでなく、この音楽を持って、日本の人たちと交流をし、朝鮮学校に対する理解を深めてもらいたいと強く願った。そして生徒には日本の社会で、その実力を示し、誇り高く生きて行く経験を味わわせたかった。
ここまで来るのにもう17年も経ち、私もいつの間にか40歳になっていた。・・・
寄稿より抜粋
教師と歌という素晴らしい武器をたずさえ学生、父兄、同胞たちの権利を守り生活に潤いを与える為、共に戦ってきた「戦友」なのです。
書評より抜粋
元気で利発、少しおてんばなとこもある少女が、感じ、成長し、覚醒し、教師となり、自己を実現していく物語。こうと信じたら全力で取り組み、迷いなく情熱を傾ける女性の半生が描かれているという意味で、普遍的なストーリーでもある。一在日朝鮮人女性の自分史であるが、おそらくは日本人の読者も強く意識して書かれているのだろう。読み進めるうちに、お気に入りの「朝の連続ドラマ」を見続けているような気になり、主人公に肩入れをしたくなった。
張弘順(チャンホンスン)先生のプロフィール
1942年5月15日東京生まれ。佐野市立佐野小学校→佐野市立城東中学校→栃木県立佐野女子高等学校→朝鮮大学校理学部化学科。大学では合唱部活動に励む。
大学卒業後1965年〜2003年にかけて茨城朝鮮初中高級学校高級部教員、合唱部顧問として民族教育の発展に尽力。38年に及ぶ教員生活を終えたあと、女性同盟茨城県本部委員長を2期6年務める。現在はハングル講座講師として活動しながら日朝連帯いばらき女性の会幹事、茨城県同胞合唱団指揮者を務める。
資金の使い道
・張弘順自分史「私の名前はチャンホンスン」自費出版費用として
・ご協力いただいた方々へのリターン郵送費として(スマートレターでのお届を予定しております)
・クラウドファンディング手数料として
リターンについて
リターン発送は4月10日以降を予定しております。
500円 チャンホンスン先生よりサンクスレター
※メールで送らせていただきます。
1500円 『私の名前はチャンホンスン』書籍1冊
感謝のお手紙
ギネス折り紙チョゴリのしおり
2000円 『私の名前はチャンホンスン』書籍1冊(直筆サインメッセージ入り)
感謝のお手紙
ギネス折り紙チョゴリのしおり
3000円 『私の名前はチャンホンスン』書籍2冊以内希望部数
感謝のお手紙
ギネス折り紙チョゴリのしおり
※希望部数は備考欄にご記入ください。
5000円 『私の名前はチャンホンスン』書籍(直筆サインメッセージ入り)3冊以内希望部数
感謝のお手紙
ギネス折り紙チョゴリのしおり
※希望部数を備考欄にご記入ください
10000円 『私の名前はチャンホンスン』書籍(直筆サインメッセージ入り)7冊以内希望部数
感謝のお手紙
ギネス折り紙チョゴリのしおり
※希望部数を備考欄にご記入ください
※ギネス折り紙チョゴリのしおりとは
茨城ウリハッキョ創立65周年記念行事の一環で行われた「折り紙チョゴリで世界記録にチャレンジ!」プロジェクト。2018年9月8日ギネス世界記録に「折り紙チマ・チョゴリの最大の展示」(7万5397個)として登録されました。その際展示された折り紙チョゴリを使ったしおりを作らせていただきます。
最後に
本当にたくさんの方に手に取っていただきたいです。何卒ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。たくさんの方々に笑顔をお届けできるよう全力を尽くします。
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。