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【あしなが学生募金】あなたの心へと、この声よ・想いよ届け
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私は、あしなが学生募金事務局で首都圏地区での学生代表を務めている小川康伸と申します。
私たちの団体であるあしなが学生募金事務局は例年春と秋に渡って駅などを中心に街頭募金活動を行っております。皆様より承りましたご寄付は、全額を病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、障がいなどにより親が働けない家庭の子どもたちへの進学の為の奨学金として大切に使わせて頂いております。
皆様より承りましたご寄付による成り立つ奨学金を利用する事で、進学という夢を諦めることなく学べる学生が数多くおります。しかしながら、2020年は新型コロナウイルスの影響により街頭募金活動を中止せざるを得ませんでした。したがって、これらの為の学資の確保が困難になっております。そこで、街頭募金に代わるクラウドファンディングを通して広く社会に訴えかけ、ご支援を募りたいと存じます。
あしなが学生募金中止の記者発表(2月26日東京都千代田区)
皆様は、自分の思っていることや考えていることを社会に向けて発信することは出来ていますか?TwitterやInstagramなどのSNSの普及により社会への発信は容易になりました。しかしながら、それがもたらしたものは情報発信の凡庸性や陳腐さであるだけではなく、情報過多やメッセージ性の希薄さではないでしょうか。
つまり真の意味での情報発信とは、相手の心に届かせ響かせることです。これは初歩なればこそ原理であり真理であります。
私は、このページを訪れて頂いた『あなた』の心に届かせ響かせることが出来ると確信しております。どうか最後までご覧ください。
皆様は人を変えることが出来るものがあるとすれば、それはどんなものだと思いますか?私は『教育』であると考えております。私が中学生の頃に読んで今でも鮮明に覚えているフレーズがあります。それは、イギリスの作家であり政治家であったエドワード・ブルワー=リットンがのこした『The pen is mightier than the sword(ペンは剣よりも強し)』です。ペンの力は偉大です。ペンを持つことによって秘めている無限大の可能性を解き放つことも出来ます。私は今、福祉について学んでいます。世界にはかつて現在とは異なる価値観により不当な扱いを一部の者に強いてきた歴史があります。このような歴史を繰り返してはならないのです。私はその為にペンを持ちたいと考え勉学に励んでおります。
しかしながら、新型コロナウイルスの影響によりそのペンを置かなければならない者がいます。「高等教育無償化プロジェクトFREE」 が2020年4月に発表した調査結果によると、学費や生活費の多くを親に頼らずに自らのアルバイトで担う大学生のうち20.3%が「退学を考えている」と回答したというデータがあります。これは国会での審議にも取り上げられました。一般家庭でもこのような事態が起こっております。であれば、何故遺児家庭が例外でありますでしょうか。
一般に遺児家庭の平均手取り月収は14万円程度と言われています。このような家計下にある子どもは、進学の危機に瀕しております。
生まれた門地によって、学びたいと言う気持ちを害されてはなりません。私たちは、そんな彼らを守るために何が出来るのでしょうか。
日本国を構成する為に個人が存在するのではなく、個人が集まることによって成る社会の一つの方途として日本国がある以上、どちらが「主」となりどちらが