【あしなが学生募金】あなたの心へと、この声よ・想いよ届け

「従」であるかは民主社会においては公然たる事実といえるでしょう。つまりは、その一個人の権利擁護をするために皆で総力をあげるべきなのです。

私たちが生きている民主社会とは、対等の友人を作る思想下にあると言えます。

私は、たとえ世代が離れていても、たとえ顔を見ることがなくても、全ての人と対等な友人関係でありたいのです。そんな友人が今苦境に立っています。私はそんな友人の笑顔を守りたいと念じるのです。ともすれば、より多くの周囲の人まで人を想う気持ちは伝播し、より良い社会実現へと繋がるのではないでしょうか。

近年は「世知辛い世の中」とも揶揄されることがあります。時間に追われたり、電子機器の発達などによったり、人と人の対話による感受性が失われつつあります。心からの嬉しい事や楽しい事があれば、笑いましょう。笑顔になれば、相手を受け入れる寛容さが養われます。ですが、現状では新型コロナウイルスの影響により多くの人が笑顔を失いつつあります。その中の遺児は例外ではありません。遺児の存在に対して、同情で終わってはならないのです。どのようにして手と手を取り合って助けられるかを考えるべきなのです。パートナーがコケかければ、引っ張ってあげましょう。そうすれば、自分になにかあった時には支えてくれます。つまりは、そんな素敵な存在であるパートナーを多く作る事が肝要なのです。皆が手を取り合えば、それは大きなネットワークとなります。新たな友人を迎えることすら容易になります。このような寛大な気持ちを持てれば素敵であると信じてやみません。このような素敵な存在へとなることが出来たならば遺児を一人でも多く救うことが可能になります。

人にとって重要な事は「人の幸せを喜び、人の悲しみを悲しむこと」の一点に尽きると考えています。相手の心に寄り添うことは容易な事ではありません。しかしながらそれを乗り越えた先に行けばどんな光景が見られるのでしょうか。私は、その光景を多く見てみたいと思うのです。そして皆様にも見て欲しいと念じております。難しい事であっても、人の原動力は心であるので、どこまでも強くなり、乗り越える事が可能です。

遺児を救うという結果だけを求めてはなりません。結果だけを求めていると近道をしたがります。重要なのはそこに遺児を救いたいという”確固たる信念があること”ではないでしょうか。遺児を救いたいとする気持ちさえあれば、同じゴールに向かって走ってくれる仲間はついて来ます。一人で頑張る事よりも、助け合いながら共に走ることの出来る仲間と協力をすることがもっと素敵なのです。その先には多くの遺児たちがいて、『あなた』をヒーローとして待っている人がいます。

私たちは単に生活をしていて一時の瞬間・瞬間を幸せと感じるのではありません。これまで集積してきた意思の上に気づいてきた連綿たる過去を基盤としての結果があり、その上に立ってこその今に幸せを感じるのです。しかしながら、遺児たちは意思があっても進学することが出来ないという者もおります。皆様には、そんな彼らを救う『ヒーロー』として気にかけて頂きたいと存じます。彼ら遺児に対して閉ざす為のドアを持つのではなく、温かく抱きしめる為の寛大な心を持って頂きたいというのが私の心からのお願いでございます。

本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一