「夢がある」大人が堂々と言える社会を創りたい!48歳でCDデビュープロジェクト!

曲を作れないし、歌えないんだ。
子供の頃からあんなに切望していた夢を叶えられない
わたしは価値のない人間なんだ。

夢を諦めてからというもの、
自分に対しての信頼感や、生きている充実感をあまり感じられない日々を送った、30代。

本来あった夢を、仕事にすり替えるようにして、バリバリ働きました。
キャリアカウンセリングの資格を取得し、個別カウンセリング、セミナー、研修など、
これまで、2,000人以上の人生の選択に関わってきました。

この頃にはもはや、「シンガーになりたい」なんて恥ずかしすぎて口にも出せませんでした。

「歌?趣味でたまに歌ってるよ。
プロ? いやいや、そんなことあり得ないから(笑)」
と、ごまかしつつ、年に1回くらいライブしたり。

そうやってわたしは、他人の目を人一倍気にして、
他人から「すごいね」と言われたい、言われるような生き方を選んだつもりでいました。

プライドは高くて、悩みを相談できる相手はいない。
困ったことがあっても「助けて」と人に言えない。
何でも自分一人で解決しようとする。

キャリアカウンセラーとして人を応援する立場でありながらも、
器用にスマートに生きているフリをして、実は不器用すぎる自分。
成功したい、と言いながらも、大きな仕事が来れば逃げ出す自分。

どっちつかずの、中途半端な自分のまま・・・結婚生活も破綻。

ひとり暮らしを始めるも、自営での仕事は大変。
時間的経済的にも限界・・・
毎週のように夜行バスに乗って出張に行くものの、金銭的な余裕がなく、
100円均一で買った乾麺を大切に食べたり、
ひどい時は、小麦粉とお水をこねてフライパンで焼いてお醤油で食べたり。
(今となっては笑い話)

30代も後半、自分をすり減らした厳しい時期でした。

人生のどん底。
こんなはずじゃなかったのに。

でも、その約2年後。
そんな苦しみを抱えたわたしの、救世主のようなパートナーと出会い、再婚。

妊娠、流産、傷心からの転職・・・と、目まぐるしく自分に降りかかるあれこれ。

仕事に執着するようにがむしゃらに働いていた日々が続きましたが、
なんと、神様からの素晴らしいプレゼントがありました。

息子の誕生です!

42歳で授かった、奇跡の子!

出産した夜、

「わたしはこの子に、生きる喜びを、
この世界で充実した人生を送る素晴らしさを教えてあげる立場でありたい!」

と、涙が止まらなくなりました。

わたし、
心から願った夢を、まだ何も叶えてない!
この子に、輝いている母の姿を見せてゆきたい!

出産から2年。44歳の時に、

「シンガーとして生きる。
とりあえずどうしたら良いかわからないけど、とにかくそうする。」

と、会社を辞めました。

そこから、再び楽器をはじめたり、ライブ活動を行うようになりました。

子供も同席しての演奏機会もありました。(大変でした・・・・)

恥ずかしいチャレンジもたくさん重ねながら、
いよいよライブハウスやJazzクラブなどで仕事として歌えるように!

・・・なった矢先の、コロナ禍。

軒並み続く中止、お店の閉店・・・

でも、わたしはもう、諦めない。
シンガーとして生きると決めたから。

この期間に何かのステップアップができないだろうか・・・と応募したのが、
昭和歌謡ふぇすコンテスト、という歌のコンテストでした。

今まで何かの「一番」になったことがなかったわたしですが、
今回は絶対に、優勝する、と決めました。

コロナ影響で、当初はホールでやる予定が、動画配信の一般投票