伊勢崎市の縫製工場 五十嵐夫婦
産地復活を遂げることで、消費行動は裏付けられ、文化は紡がれていくと考えています。今回のクラウドファンディングのリターンで用意した羽織やワンピースは、工場との提携後初の商品です。産地の復活に向けて皆さんと一緒に長期的に展開していきたいです!
最盛期(大正〜昭和初期)には京都や大坂・東京など都市部を中心に、一般の方々が着ていた銘仙ですが、地域の人も知る人が少ないほか、全国でも認知はあまり広がっていません。銘仙の歴史や認知に至るきっかけが少ないこと、着物の流通が少ないことが身近に感じづらい原因です。銘仙そのものの生産は困難ですが、これまでつくられてきた着物が眠っており、衰退を止める可能性はまだ残っています。
2020年は銘仙文化についてのオンラインイベントや感染症対策実施のうえで販売会などを実施してきました。実際に銘仙の素材感を見て、触れて、着てみることで銘仙文化を体験できる機会を提供してきました。全国でより多くの人に知っていただくことで、Ayというブランドに対する認知が拡大し、私たちが残していきたい文化もますます広がっていきます。
販売会の様子
銘仙文化を知り、そして着る(=消費行動をする)行為が、文化を紡いでいくことにつながる循環をこれから皆さんと築き上げたいです!
そしてAyを通して群馬県や他の地域の文化を知り、皆さんの郷里の魅力についても何か気付いたり考えたりするきっかけを与えることができれば、それぞれの地域や産地で新しい循環が生まれるのではないかと期待しています。
以上の循環を構築しながらブランドを展開し、文化を織りなおしていきます!
今回皆さまからいただいたご支援は、主に衣服生産に使わせていただきます。群馬県内の工場と生産における連携を進めています。より多くの方々へ持続的に商品をお届けできるよう、産地に還元するシステムづくりを構築してきました。工場との連携を経て、より多くの方にアイテムをお届けし、販売拠点や販売会も増やしていきます。
(内訳)
○リターン作成費:約40万円
○プロダクト開発費:約40万円
○撮影費:約20万円
○広報費:約10万円
○サイト運用:約5万円
○イベント・受注会開催費:約20万円
○手数料:約9.9万円 (9%+税) 合計144.9万円
このうち100万円を今回のクラウドファンディングで皆さんからお力をいただきたいと考えています。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
Ayにおける今後の展開についてロードマップにてご紹介します。
Ayは、地域の人々にその価値を知ってもらう活動、産地の復活に向けた生産システムの構築、顧客へ文化の体験機会提供を進め、文化を織りなおす土台づくりに励んできました。銘仙を使った商品の販売を始めると、「新しい銘仙も見てみたい!」というお声をいただきました。
このクラウドファンディングが成功し、銘仙をアップサイクルした商品を生産するシステムができた暁には、オリジナルテキスタイル開発に取り組むことができます。銘仙からインスピレーションを得たテキスタイル(柄)でより扱いやすい生地を使用し、新しいアイテムの展開が可能になります。
Ayの更なる挑戦を、応援していただけると幸いです!
このクラウドファンディングページを読んでいただいた皆様に、文化を紡ぐ様々な贈り物をご用意しました!
テキスタイル(柄)は一期一会、同じ柄の再販は難しいのでぜひこの機