はじめまして!奈良県大淀町で「梨子本果樹園」を営んでおります、梨子本亘希と申します。美味しい梨を生産すべく、日々奮闘しております。
このたび、
「人生の楽しみ方は梨が教えてくれた」
それを伝える本をたくさんの人に届けたい!
とプロジェクトを立ち上げました!!
皆さん、《農業》と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。「大変そう」?「面白くなさそう」…?ところがどっこい、これがめっちゃくちゃ楽しいんです。
もちろん農業は大変なこともたくさんあります。でもその大変さもひっくるめて、僕は心の底からこの仕事を楽しんでいます。親の跡を継ぎ、試行錯誤しながら梨づくりをするうちに、仕事にやりがいを持ち始め、人生がどんどん楽しくなっていきました。
そこで、梨づくりを通じて人生で学んだことを一冊の本にまとめたい!読んだ人が1mmでも前向きになれるような本をたくさんの人に届けたい!そんな熱い想いでクラウドファンディングに挑戦することにしました。
まずは僕の梨づくりのこだわりについて話をさせて下さい。
僕の作る梨は【樹上完熟収穫】。早採りはせず、一番美味しい状態で収穫をしています。「そんなの当り前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、大きな農園では農協に出荷するため、果物の状態ではなく、人間都合のタイミングで収穫されてしまいます。ですが僕の農園はお客さんに直接販売をしているため、ベストなタイミングで収穫してお届けしています。ただしこれにはものすごい根気と手間が必要なんです…。
ですが!!僕の梨づくりのモットーは【食べた人が自然と笑顔になれる果物を育てること】。利益よりもお客さんの笑顔を想像しながら、日々梨づくりに励んでいます。
また、果物に袋がけするための袋を自作したり、オリジナルの有機肥料や堆肥で糖度を高める工夫をしたり…梨が美味しく元気にすくすく育つよう、いつもベストな方法を模索しています。
なぜここまでできるのか?それは心からやりがいを感じているから。でもそのやりがいは、最初からあったわけではありません。
15年前、僕は美容師をしてましたが、その時は仕事にやりがいを持ってはいませんでした。転機が訪れたのは、休日に梨農園を営む父親から「梨の配達に行ってくれ」と頼まれて、しぶしぶお客さんに梨を届けに行ったときでした。梨を届けただけなのに、お客さんは「ありがとおおお!!」と満面の笑みを見せてくれたんです。
「自分は仕事でこんなに感謝されたことがあるか?」と自分の心に問わずにはいられませんでした。そして父親の仕事がものすごくかっこよく見えたんです。そこから僕が農業をやると決意するまでに時間はかかりませんでした。
ただし、実際にやってみると、想像をはるかに超える苦労がありました。常にのしかかる責任。自然という脅威との戦い。品質を保つ難しさ…。でもそれらの苦労をくつがえすぐらいの、やりがいと楽しさがあります。
梨づくりを通じて自分は変われた。人生が楽しくなった。でもこれは梨づくりに限ったことではないと思うんです。誰でも、いつからでも、どんな職業の人でも、人生は開ける。変えることができる。それを伝える本を作りたくて、プロジェクトを立ち上げることにしました。
かつての僕のように、夢もやりがいも持っていないと思っている人に、「本を読んだら何かはじめてみたくなった!」とワクワクしてもらいたい。僕というフィルターを通して、仕事のやりがいや楽しさが伝わるような本を作ってお届けしたいです。
同時に、「農業ってめちゃくちゃかっこいいじゃん!」と農