まだ恐竜が生息していた時代を共存してきたチョウザメですが、皆さんはチョウザメが絶滅に瀕してるのをご存知でしょうか?
我々はこの貴重な生きる化石を未来永劫残すべく活動をスタートさせました!
絶滅危惧種のチョウザメ29種類中21種類がすでに絶滅(野生)
『知ってる?チョウザメのこと』※1
チョウザメは海に生息するサメの仲間ではなく、全く別の生き物です。
その外見も独特で長いクチバシに見えるものは鼻の役割しかなく、口は目のすぐ下辺りにあり、顎が外れたかのように餌を捕食します。
この形は2億年前と変わらず今日まで至るのです。
【キャビアの豆知識】
キャビアと呼べるものはあくまでも『チョウザメの産物』に限ります。
それ以外の魚卵は他種の魚卵です。
宝石の王様がダイヤモンドであるように、魚卵の世界で『キャビア』と名乗れる権利があるのはチョウザメの卵だけなんです。
また、私たち日本人が大好きなイクラはロシア語で「魚卵」を意味します。
シャケの産物はКРАСНАЯ ИКРА(クラスナヤ・イクラ)日本語で『赤い魚卵』、
キャビアはЧЁРНАЯ ИКРА(チョルナヤ・イクラ)日本語で『黒い魚卵』と言います。
イクラの語源がロシア語だったなんて面白いですよね!
チョウザメ 稚魚チョウザメの赤ちゃん
『高級食材キャビアの産みの親であるチョウザメを保護するSAVE THE STURGEONが放つプロジェクト』
日本在住歴25年のロシア人が正真正銘の純ロシア産最高級キャビアを日本向けに開拓したのは2007年のこと。
それまでは純ロシア産の本物のキャビアは日本には存在しませんでしたが、BRIX JAPAN(株)が初めて350年の歴史を持つロシア唯一の老舗の進出に成功しました。
彼はビジネスを介してチョウザメが絶滅に瀕していることを知ることになり、今回のプロジェクトを発足しました。
その名もSAVE THE STURGEON!(日本語訳:チョウザメを守ろう!)
BLACK DIAMOND by BRIX JAPAN キャビアBLACK DIAMOND キャビア
※2
チョウザメの乱獲が始まったのは今から約30年前に遡ります。
旧ソ連が崩壊したことによって経済的混乱に陥り、カスピ海に生息するチョウザメの乱獲が一気に加速したのです。
また、人間の生活によって河川の汚染やダム建設も絶滅に追いやる大きな要因になっています。
チョウザメの大きさや寿命を表している図
『生きる化石の絶滅はすぐそこまで来ている!』※3
このまま放っておけば恐竜の時代を生きてきたチョウザメもまもなく絶滅することになります。
かつては日本にも野生のチョウザメが生息していましたが、すでに息絶え、世界的に見てもその数は減少する一方です。
昨今は地球温暖化の影響からエコに関心を持っている方達も非常に増えているように思います。
今、私たちにできることは日常生活からのエコの見直し、それこそがチョウザメの保護にもつながるのです!
ダム建設によりチョウザメの生域が破壊され、ロシアンチョウザメが99%減少
ロシア チョウザメ 養殖弊社ロシア工場 / 稚魚養殖施設
『チョウザメの保護活動ってどんなことするの?』
養殖場で大きく成長させたチョウザメの稚魚を河川に放流します。
放流する川にチョウザメがいなくなってしまうと川全体の生態系が変わることになり、チョウザメが成長できない環境になる恐れがあります。
従って同じ川に放流し、数を絶やさないことが大切になります。