みなさん、こんにちは!
札幌を拠点に活動するロックバンド、ナイトdeライトです。
2021年、ナイトdeライトは新しい扉を開きます。
思えば僕たちの歴史は、無謀なチャレンジと、それに応えてくれたファンの方々とのコール&レスポンスによって前進してきたものでした。
2017年 Zeppダイバーシティ東京
2018年 Zeppなんば大阪
2019年 Zepp札幌
2020年 12ヶ月連続CDリリース
特にこの4年間は無謀すぎるほどのチャレンジを自らに課して、悲鳴を上げながらも、
「世の中にどうインパクトを残せるか」
「一人でも多くの人に希望の歌を聞いてもらうにはどうすればいいのか」
を常に考えながら走ってきました。
Zepp東京も、Zepp大阪も、Zepp札幌も、12ヶ月連続CDリリースも!
ぜーんぶ、札幌のバンドがあーでもないこーでもないと言いながら手探りで自分たちで頑張ってきました。
そして、その道のりにはいつも応援し支えてくださるファンの方々の存在がありました。
僕たちが励ましているようで僕たちが励まされ、
僕たちが発信しているようで皆さんが発信してくれて、
そうやって進んできた道のりでした。
でも、去年12ヶ月連続CDを走りきった瞬間から、僕たちの走るべき道のりは閉ざされてしまいました。
いまだに出口の見えないコロナ禍のなかで、持っている手札は全て使い果たし、
もう何も残っていませんでした。
正直なことを言うと、僕たちは、自分たちの存在意義を見失いかけました。
「生活」が優先される中にあって、音楽が不要不急であること。
僕たちは世の中から必要とされていないのかもしれないと思いました。
音楽で生きている、
いや音楽に生きている僕たちには、どうすることもできないほどの圧倒的な無力を感じました。
「今年はナイトdeライトとしては活動できないから、みんなで集まる頻度も減らして、各々個人の活動を進めようか。」
そんな話題もリアルに度々上がりました。
そんな中でメンバー、スタッフ全員が久しぶりに集まってお互いの胸の内を話し合いました。
「なんのためにバンドやってるのか」
「なんで一緒にやってるのか」
誤解やすれ違いも全部話して、バンドが今年、
いや今後どうなっていくべきなのかを話し合いました。
その会話の中で、一つのツイッターの投稿の話題になりました。
「死にたいって思っていたけど、ナイトdeライトの曲を聴いて生きようって思えた」
※Tweet原文
シンプルな内容でした。
でも、その一つのツイートに僕たちの存在意義が凝縮されていることを思い出しました。
「一人でもこういう人に音楽届けられたなら、15年やってきたことは決して無駄じゃなかった」
「俺たちってこのために音楽やってきたんだよな」
みんなの思いが一つになりました。
僕たちの奏でる音楽で、
僕たちの発するメッセージで、
一人の人が死ぬことをやめて、生きることを選ぶ。
これほど恐れ多い、
これほど厳粛な、
これほど意味のある活動をここまで続けさせてもらっていたこと、
目の前の閉ざされた道のりばかり気になって、目について、大切なことを見失いかけていました。
やっぱり今年も挑戦したい。
無謀だと思われるような、頭おかしいと思われるような、今まで踏み出していなかった挑戦。
もっともっと、僕たちが出会ったことのない人たちに出会って、
奏でる音楽を通して、
僕たちの仲の良さを通して、
心から笑顔で