はじめに
はじめまして。「MOISHI LEATHER(モシレザー)」という皮革アイテムブランドを立ち上げ準備をしていますグレードル株式会社の橋本と申します。新型コロナウイルスの感染拡大が収束して,いろいろと余裕ができましたら店舗を出店したいと考えています。
さて,昨年春から準備をしていた本製品エコレザーバック2.0の発売に先立ちまして,CAMPFIREさんのプラットフォームをお借りさせていただきました。
本プロジェクトの製品は,アパレル関係で国際ブランドの生産拠点として知られている南アジアの一国バングラデシュで製作しています。
MOSHI LEATHERは「磨けばひかる原石に」という着眼と,途上国の困窮した生活に手を差し伸べたい気持ちを大切にしながら,途上国の資源に価値を高めて製品をつくり,豊かな生活を提案することをミッションにしたレザーブランドです。バングラデシュのすばらしい皮革にアイデアとデザイン性を吹き込むことで,手ごろな価格ながらもバリューのある皮革アイテムを提供します。さらに,ブランドを通じて,生産地のバングラデシュの成長を加速させたいと考えています。
日常の生活シーンでは,エコバッグをメインバッグや通勤バッグに入れることが,習慣になっていると思います。その多くはポリエステルや不織布といったものではないでしょうか。それらのバッグのデザインといえば,ロゴやイラストといったところだと思います。わたしは少々高額なアイテムでも「毎日使うものは気に入ったものの方が気分もよいし,前向きになれる!」という考えなので,牛革製の折りたたみ式のバッグをつくりたいと思っていました。
折りたたみ傘のように携帯して,メインバッグの座を奪えるようなバッグをつくりたい!
これが「エコ・レザーバッグ2.0」を商品設計するにあたっての動機でした。本製品の改良前「エコ・レザーバック1.0」では,丸めたトートバッグを筒にするものでした。本製品では皮革のグレード高めて,軽くして折りたためて持ち歩けるようにしました。
「エコレザーバッグ2.0」は,本革の中の本革フルグレインレザーを採用しました。さて,フルグレインレザーとはなんでしょうか。「本革」は,大きく分けて3つに分類されています。
フルグレインレザー:Full Grain Leather
外皮の肌の部分。体毛を取り除いた天然の皮革です。 最高品質の皮革です。人の肌と同様に,ムラや傷などの個体差があります。
トップグレインレザー:Top Grain Leather
中等度の皮革です。質の良いできばえです。
ジェニュインレザー:Genuine leather
上記のレザーと比べて,みばえと質,耐久性は劣りますが,安価で購入できます。
革の層を重ね接着したものを多く見かけます。
「本革」の分類
このほか,ポリウレタン及びポリウレタンレザーなどの,人工素材や合皮を「革」「レザー」として表示されていることがありますので気をつけたいものです。
従来のポリエステル製のエコバッグは普段着でスーパーに行き,食料品を購入する際の使用がメインだったかと思います。
「エコ・レザーバッグ2.0」は本革をせいたくに使っています。たとえば,仕事で予期せずノート型パソコンを持ち運ばなければならなくなったり,アパレル店舗や書店でばったりとお気に入りに出会ってしまったりといったシーンにも最適です。
フルグレインレザーは,手に取ると,香り,ツヤの違いに気付きます。革に興味がない方にも「いい革だ」とわかっていただける触