アメリカ西海岸を感じる!日本の和紙の糸を使ったサスティナブル衣類

https://wonderfly.ana.co.jp/cf/ideas/997

プロジェクト内容

こんにちは!私は、山口県下関市の関門海峡の見える所で、ウミノネコーヒー焙煎所というお店を営んでいます。新鮮なーコーヒー豆のおいしさをお届けするため、自家焙煎したコーヒー豆をハンドドリップで淹れています。

お店のコンセプトは、All good for you, all good for our planet.~体に良いことは、地球にやさしい~です。食のサステナビリティを意識して、タイやインドネシア、エチオピアの小規模農家さんからコーヒー豆を仕入れたり、下関でとれる鹿肉を使って、スパイスから作るカレーをランチでお出ししたりしています。

そんな食にこだわってきた私が、このたび、衣の”体に良いことは、地球にやさしい“と出会いました。つまり、今回チャレンジしたいのは、”衣のサスティナブルアイテムを作る“という事です。それは、日本が誇る和紙で作った布との出会いがあったからです。

当初は、大量に出るコーヒーかすを使って、コーヒータンブラーを作りたいと思っていました。ドイツでは、商品化されているからです。そこで、のちほどご紹介する、下関在住の服飾デザイナー浜井弘治さんにご相談したところ、「和紙なら可能性があるかも!」というお話でした。残念ながら、「あまりに開発費がかかりすぎる」等の諸事情で今回タンブラーは作れませんでした。しかし、色々考えている過程で、そもそも、自然と共存してきた日本人の知恵にサスティナブルと云えるモノがいくつもある事に気づきました。その一つが和紙です。かつて和紙は、日本家屋に欠かせない素材でした。「なぜ和紙が使われているのか?」

高温多湿の夏には水分を吸収し、乾燥する冬には水分を吐き出す呼吸する機能があるからです。

和紙の概念、機能を調べれば調べるほど、和紙の魅力を感じ、和紙でつくった布に「すごい!!なんてエコなのだろう!!」という思いが沸き上がりました。自然環境にやさしい商品は、「人にも優しいのではないか?」「これはウミノネのコンセプ

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トにピッタリだ!」と思い、和紙布で作られた、T-シャツとトートバックを創ろうと思いたった次第です。
ところで、みなさんは、アメリカの西海岸と聞いて、何を思い浮かべますか?

開放的で明るい海と空、そこに降り注ぐ明るい光、乾いた風…私は、元々国際線のCAをしていた時に立ち寄った、サンフランシスコの町が大好きでした。今、目の前の関門海峡や、関門橋、唐戸市場(魚の卸売り市場)にサンフランシスコの海やゴールデンゲートブリッジ、フィッシャーマンズワーフといった景色とを重ね合わせて暮らしています。お店にも、サンフランシスコの町で、地元の人に愛されているような小さなコーヒー屋さんのイメージを持っています。

そこで、日本の和紙布で、アメリカ西海岸を感じられるようなアイテムを作りたいと思いました。そうすることで、東西の文化を融合した機能的で快適なやさしい服ができるのでは?と思ったからです。

T-シャツは関門海峡の波をイメージしたボーダー柄とストライプ柄。そしてアイテムは、この和紙布を開発されたデザイナー浜井弘治さんとの共同デザインによるラグランボーダーTシャツとシャツスリーブTシャツで、色はグレーとターキスブルー2種類です。また、より柔らかな触り心地の和紙鹿の子と呼ばれる生地で、ストライプシャツスリーブTシャツを作ります。浜井さんも『ひと夏着ると、その快適さがわかる!』とおっしゃっていましたが、私たちもこの素材でサンプルを作り着用したのですが、『軽く清涼感があり、快適で着心地感抜群でした!』

トートバックには、海と空の青をイメージした、タタミ和紙デニム生地を使いました。和紙が表に出たテキスタイルでデザイン性のある布です。洗うごとに、より和紙の紙質の感覚が出て面白いテクスチャーです。

日本で生まれた和紙は、障子やふすまなど、日本家屋に欠かせない素材で、私たちの暮らしを快適に保ってきました。山口市には徳地和紙という800年以上の歴史をもつ和紙の産地があります。今回の布の和紙は違う産地の

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ものですが、和紙布が広まる事で、日本の伝統や文化を大切にすることにも繋がってほしいと思っています。また、大量生産品の化学繊維の服とは違う選択肢として、自然の恵みから得られる服やバックを持つ事は、環境にも優しいのではないかと思っています。
デザイナー 浜井弘治さんについて

第61回装苑賞受賞、株式会社三宅デザイン事務所を経て、インターナショナル・テキスタイルデザインコンテスト‶ファッション振興財団賞”受賞を経て、2006年よりデニム、ワークウエアーをアイテムに重点を置くためにジーンズ縫製産地である山口県で株式会社うるとらはまいデザイン事務所を設立し、工場の残った糸を回収した残糸シャツ、和紙糸テキスタイル開発等のエシカル的な視点で多くの素材を手掛けられています。世界的な演出家/小池博史、野田秀樹等の舞台衣装を手掛け、建築家/隈研吾さんとの廃校プロジェクトに参加されるなど、幅広くご活躍中です。

浜井さんの和紙布のすごさ

これまでの和紙糸は、伸度がなかった弱点を改善!
1. 他の糸と撚糸する事で、伸びる糸にする。
2. 和紙糸と他の糸を撚って、これまでに無かった高機能素材を作る。
リターンについて

ますます暑くなったといわれる日本の夏に、ぜひ試して頂きたいのは和紙布のTシャツ。男性フリーサイズ、女性フリーサイズでご用意します。和紙鹿子のストライプT-シャツは、数量限定で、女性のフリーサイズです。いずれもゆったりサイズなので、チュニック風にも着られます。とても軽いのに、全く透けません。そして、皆さん色々お試しされているのではないかと思われるマスク。口元に自然の優しさと、和紙糸の吸湿性の高さが独特の心地良さを感じられると思います。洗濯ネットに入れて洗濯機で洗えます!

ボーダーTシャツ(レディース・メンズ フリーサイズ)

おしゃれなトートバックは、CA時代、外地用としてスーツケースに入れっぱなしにしてたほど重宝するミニサイズ。ちょっとした買い物やワンちゃんのお散歩などにい

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いですよ。もうひとつは、かわいくおしゃれな丸形トートバッグをご用意します。なんだか猫ちゃんみたいな風貌です。しかもこれらトートバッグは軽さ抜群です!

サクセス後のプラン

日本人の知恵の結晶である和紙文化が継承されるように、和紙の新しい使い方である和紙布製品をより広く知られるように新しい製品開発をしたい。和紙布が広まることで、伝統文化の手すき和紙や和紙の産地にも良い影響が出て、日本の伝統文化が新たな視点で見直されることにもつなげたい。海外では主流になりつつある“サスティナブル~持続可能な選択”があたりまえにできる日本になっていくよう、日本独自の視点のサスティナブルな商品を増やしたい。衣料の中でも、和紙ソックス、和紙鹿の子ポロシャツ等生活に根付いた消耗品的な衣類の開発を目指したいです。

サポーターの皆さまへ

アメリカ西海岸は、明るい日差しのもと、個人個人が自由に、自分の物差しで物事を判断し、生きているように感じます。なので、食一つとっても、選択肢が多いです。オーガニックスーパーもあるし、ベジタリアンや玄米菜食のように主義に合わせた料理、メキシカンや中華、アフリカンなど日本ではあまり見かけない国も含む各国料理もあります。体を作る”食”の、選択肢を増やしたい思いはもちろんですが、身に着ける”衣”についても、選択肢があると嬉しいですよね。

この機会に、”和紙布”の普及のため、応援、ご協力お願いします!!!


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