はじめに・ご挨拶
ネパール・ポカラのアンナプルナ・グルン族デザイナーが作るバック
~ネパール支援のため、ご支援をお願いします。~
コロナでネパールも大変なことになっています。もともとアジア最貧国ともいわれるネパールです。ワクチンがネパールに届くのも、かなり最後になると思われます。
私たちは、ネパールの自然や景観に惚れ、以前よりSDGs等を考えて、ネパールの方とのビジネスを進めてきました。
しかしこのような状況になっては、ビジネスはむつかしくなってしましました。
そこで、将来ビジネスに発展させ、ネパール支援をさせていただきたく、今回クラウドファンディングをさせいただきます。
対象商品は、ネパールグルン族のデザイナーSnehaさんが作る、グルン族柄のバッグです。
ポカラからアンナプルナ内院に向かうトレッキング道の途中にある村ガンドルック付近に、グルン族は多く住んでいます。グルカ兵としておそれられた武闘民族の一面もあります。
ネパールはまだ階級社会が残り、女性の社会進出もまだまだです。産業も観光と農業が中心で、基礎産業である繊維産業もインドや中国に頼っている部分が多いです。そんな中でSnehaさんたちは、女性グループで組合を作ってファッショ産業を盛り上げようと頑張っています。
ネパールに興味がある方、山が好きな方、トレッキングに行かれたことがある方、パラグライーダーをされたことがある方、バックパックされた方、女性の地位向上に興味ある方、ぜひご支援をお願いします。
ネパールはよい国です。海はありませんが美しい自然があり、荘厳なヒマラヤがあり、優しい人々が住んでいます。ご縁をいただきましたので、一緒に苦労をしながら、商品をつくるレベルを上げ、日本にネパールを紹介しながら、現地の生産技術レベルの向上も支援していきたいと考えています。
◎課題
・ネパールの女性支援、自立支援
・ネパールはアジア最貧国のひとつといわれ、女性の社会進出がおくれています。職業カースト
が残り、女性が働くのは簡単ではありません。コロナで社会がロックダウンし、女性経営者も苦労しています。
◎解決策
・女性経営者のSNEHAさんと連携してフェアトレードで事業を実施します。
・SNEHAさんを中心に、ブティック協会関係者に仕事を提供でき、コロナで厳しい状況の関係者を支援できます。
プロダクトのご紹介
商品は、Snehaさん製造のグルン族伝統柄のバックです。
正直言いまして、日本のバック商品の質と比べると劣ります。縫製が少し波打ってしまったり、生地に数字が記載されてしまったりしています。波打つのは足ふみミシン(電動ミシンはあまりないのです)と技術力の課題、生地に数字が記載されるのは、商品に対する意識の差と、端ギリギリまでつかおうとする経済状況の差です。その点はご理解ください。
商品はトートバックとして利用するのは少し小さく、お弁当入れとしては少し余裕があるサイズです。バック上部はジップがついており、開閉式になっています。バック内側にはファスナー付き内ポケットがついています。
こだわり・特徴
今回ご支援をお願いするバックは、アンナプルナ山系に住む、グルン族デザイナーが作ったバックです。デザイナーはSneha Gurungさんという方で、グルン族の伝統的な柄を利用してバックをデザインしてくれました。
グルン族は、カスキ、ラムジュン、マスタング、マナン、ゴルカ、パルバット、シャンジャー地区に住んでいる民族です。アンナプルナ内院へのトレッキングをされた方は、ゴレパニの手前のガンドルンという集落を通られたと思いますが、ガンドルンもグルン族の大きな村です。グルン族は「グルカ兵(ゴルカ兵)」として、ラホールのマハラジャにやとわれたり、英・ネパール戦争で活躍したりしました。イギリス軍に参加してヴィクトリア勲章をうけ、外交戦略としてネパールの独立を守ったといわれる歴史を持ちます。
第2次世界大戦では日本とも戦い、竹山道雄著「ビルマの竪琴」の記述では「・・最もこわいの
は、短機関銃を抱えてジャングルの樹上にひそみ、下を日本軍部隊が通ると掃射を加えてくる、草色の服を着た剽悍な土民兵であるグルカ兵であり、日本軍はグルカ兵のいる村落を避けて回り道をした・・・」との記述もあります。
グルン族は文化が豊かで、民族衣装も美しいです。そのグルン族デザイナーSneha Gurungさんのバック制作に、ご支援をお願いします。
プロダクト誕生までのお話
ネパールのポカラ市は、ネパール第二の都市です。ポカラ湖湖畔(レイクサイド)にホテル街が広がり、以前はバックパッカーのたまり場でした。アンナプルナや、マチャプチャレなどのトレッキングのベースとなる街であり、最近はパラグライダーを目的とした訪問者の方も増えているそうです。
ポカラには、ネパールブティック協会があります。女性のブティック経営者が作った団体で、業界や女性の地位向上、繊維技術向上、ネパールの発信などを行う目的で結成されました。ネパールの繊維産業はまだ家内制手工業的なところが多く、ミシンは足ふみミシン、カットも手作業、制作するものは民族衣装が多いです。私たちはネパールブティック協会関係者と協力し、連携して、SDGs配慮バック、フェアトレードバックを制作しようとしています。
2020年に試作品等を作ってみましたが、様々な課題に直面しました。コロナ禍でロックダウンがしばしば発生して町が止まり、縫製工員の雇用が守れず技術がさがり、インドからの物流がとまって生地等が入手できなくなりました。もともとコロナ前から、商品の品質は日本の商品ほどには高くはありません。私たちは現地の繊維専門学校を訪問し、教材の寄付なども行いました。機械や技術が高くなく、コロナ禍で作りましたので、縫製があまく、よい生地が手に入りにくい状況ですが、バッグが生産できることを確認しました。
リターンのご紹介
ご支援1口5000円
1口ご支援で、Snehaさん制作のバック1つをご提供(送料は当方負担)
目標金額と資金の使い道について
目標金額 : 30万円
リターン制作費 : 約15万円
送料 : 約6万円
人件費 : 約6万円
手数料 : 約3万円
スケジュールについて
2021年5月 クラウドファンディング終了
2021年5月 生産依頼
2021年7月 完成、輸送
2021年8月下旬 リターン発送
Q&A
1.ネパールってどこ?
インドと中国に挟まれたヒマラヤ山脈の国です。世界最高峰のエベレスト8878mがあり、また熱帯ジャングルにはベンガルトラや象も住んでいます。日本からは、タイやシンガポール、中国を経由して入国する人が多いです。(以前は直行便もありました。)
2.ネパールがアジア最貧国?
ネットで検索すると、年収が平均約11万という情報も出てきます。実際訪問すると山岳部では、現金収入の手段が少ないことを感じられます。観光が重要な収入源で、私たちがトレッキングした際は一泊200円の宿でしたが、ビールやロキシーを飲みすぎ3人で7000円お支払いさせていただきました。
3.繊維産業は?
日本の繊維企業の社長と一緒にネパールを訪問した際、彼「ネパールの繊維産業は、日本の昭和初期だな」と言っていました。電気ミシンは少なく足ふみミシンが主流です。繊維専門学校の教科書は、日本の中学校の家庭科レベルでした。ブティック経営者は織物生地を手に入れることもむつかしく、ニット生地をあつかったことのない経営者もいます。人が行いますので、ハンドスピン撚糸、手で丁寧に織る織物、手刺しゅうの技術レベルは高かったです。
4.女性の社会進出?
むつかしい問題です。現地に行くと女性の社会進出のむつかしさを感じることができます。可能であれば、将来一緒にネパールを訪問しませんか?
Wikipediaには以下のように記載されています。「ネパールの女性は、健康、教育、収入、意思決定、政策の立案などの地位が非常に低いままである。また家父長制も法制度として残っており、
女性の生活を制限している。取りわけ郊外においては、その制度が極めて強く残っている。女性の識字率は男性に比べて大きく劣っており、女性は長時間労働を余儀なくされている。女性に対する暴力は依然として残っており、女性の専門職は少ない。女性の代議員は十分に確保されているが、国家の機構への女性の平等な参加は理想とは程遠い。 」
5.Snehaさんってだれ?
ネパールのポカラ市でデザイナーをしています。ネパールブティック協会に所属し、頑張っています。ブティック協会の中でも若手の頑張り屋さんです。
6. ネパールについてもっと教えて!
下記のリンクからネパールについてもう少し知ることができます。
是非見てみてください。
・ネパールの産業
・ネパール女性の地位向上について
会社紹介