元コミュ障がbar始めます
みなさん初めまして!
今回のクラウドファンディング発起人の前泊雅人と申します。
突然ですが、みなさんは一人でいる時に時間を潰せる場所が欲しいと思ったり、ゲームの世界の主人公が一人で入っていく集会所やギルドのような場所(伝わるかな?笑)があったらいいなと思った事はありませんか?
2021年3月、僕はそんなイメージで「一人でいる時にフラっと来れて、フラっと帰れる場所」がコンセプトの一人飲みbarを始めます。
見出しにも書かせて頂いた通り、僕は元々人とコミュニケーションをとるのがとても苦手な人間です。
そんな僕が何を思ったかbarを始める事になったのですが、今回何故このような考えに至ったかという事をお話しできたらなと思います。
狂気の発想に至る経緯
1993年11月1日、元気な産声を上げた僕は淀みない心ですくすくと育って行きました。
それから紆余曲折あり、18歳の時に日本一周の旅に出る事を決意し、バイトして貯めたお金で大型バイクを買います。
そして今後の人生の方向性を決める為、18歳~19歳にかけて約10ヶ月もの間日本中を旅して出した答えが…
底辺YouTuberデビューでした。
当時はまだヒカキンさんの出始めの頃でYouTuberの知名度も低く、僕は周囲の理解を得られないまま全身タイツで街中を走り回り、売名行為に勤しんでいました。
当然こんな格好で外を出歩くとトラブルが絶えず、ただ歩いてるだけで血気盛んなお兄さんや青い制服を来た公務員の方々とたくさんの思い出ができ、その思い出をそっと胸にしまいこんだまま、僕はYouTube上に動画を残した状態で無期限に活動を休止する事になりました。
全身タイツに隠された心
そんな感じで活動してた僕ですが、実は当時人には言えない秘密がありました。
周囲の人達には鋼のメンタルで通っていた僕ですが、何と中身は人見知りでSAD(社交不安障害)というコミュ障だったのです。
バレたくない一心でなんとか身近な友達には誤魔化せていましたが、一歩外に出ると職場を始め色々な所で意志疎通が出来ず、次第に人と関わる事が怖くなった僕はどんどん孤立していきました。
(突然発症するSADの症状。達観した表情であさっての方向を向いています笑)
運命の出会い
そんなある日、たまたま知り合ったとあるNPOの代表の方から
「色んな背景を持った学生と社会人が交流できるカフェを作ったから、遊びに来ない?」
とお声がかかりました。
当時愛媛県に住んでた僕は知り合いも少なく、人と関わる事を極力避けようと思いつつもなんとか克服しようと試行錯誤していた時だったので、そのカフェのオープニングイベントに参加する事にしました。
いざ行ってみると、そこには幅広い年齢層の色んな背景を持った人達が集まっており、僕と似たような境遇の人もチラホラいました。
最初は一人で浮くだろうなと思って参加していましたが、帰る頃には緊張もほぐれ、久々に心から楽しいと思える時間を過ごせた事を今でも覚えています。
そっから僕はそこのカフェに通うようになり、そこに来る色んな人達と交流する中で人と会話をする事がどんどん楽しくなっていき、今でも続いてる付き合いになった友達や、尊敬できる人達とたくさん知り合う事ができました。
プライベートの充実は仕事の面でもプラスに働き、当時やってた営業の仕事で表彰してもらったり、週末には地元の自営業者さんと共同でマルシェのようなイベントを企画したり等、人生がまあまあ良い感じになってきました。
そんな中、残念ながらその場所が突然閉店する事になってしまいました。
最後の閉店パーティーでみんなが集まってる中、僕の胸には
「今度は僕がこういった場所を作ろう」
という想いが湧き出てきたのです。
土佐のしゃべり場
それから3年後、地元である高知に帰ってきた僕は、昔通ったカフェのような場所を作ろうと動き始めます。
地元とはいえ知り合いも少なかった僕がまず始めたのが、自分の活動を色んな人に認知してもらう為の路上パフォーマンス活動でした。
この活動に加え、さらに自分と近い価値観の人達と繋がりたいと思った僕は
「土佐のしゃべり場」
というみんなで集まっておしゃべりを楽しめる場所というのを利益度外視で作りました。
路上パフォーマンス活動とこの場所を組み合わせる事で一気に繋がりが増えましたが、その後緊急事態宣言が出てしまい、当初は一年ほどやるつもりだった土佐のしゃべり場は半年で閉店する事になってしまいます。
そして一人飲みbarへ
しゃべり場閉店後、また1からのスタートになった僕はさらに路上パフォーマンスに力を入れるようになります。
出来るだけ色んな人と繋がりたかったので、同じようなジャンルばかりではなく思い付く限りの色んなパフォーマンスを取り入れました。
結果、地元高知での繋がりは爆発的に増え、SNSで繋がってくれてる方に継続的に情報を発信していく土台が出来上がりました。
ここまで一年半かかりましたが、全ての準備は整いました。
周囲の理解が到底得られなかった街のパフォーマーの周りは、今やもう一人きりとは言えない状況になっています。
何故一人飲みbarなのか
僕が作りたいのは
「一人でいる時にフラっと来れて、フラっと帰れる場所」
です。
そんな場所を考えた時、来る人みんなが一人で来るという一人飲み形式にするのが一番良いと考えました。
団体のお客さんが来ると、どうしても内々だけで盛り上がって輪に入りづらいという事があると思いますが、一人飲み形式にするとみんな一人で来るので、それがありません。
全てのお客さんが一人で来店されるので、barに一人で行くのは抵抗があると考えている方でも安心してご来店頂けます。
お店の名前
お店の名前は
【クロスオーバー イレブン】
という名前にします。
往年の深夜ラジオ番組の名前から拝借したんですが、そのラジオのエンディングで
「もうすぐ時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロス オーバー イレブン…」
というオシャレなセリフが流れます。
クロスオーバーには
「異なる要素が混じり合う事」
というような意味合いがありますが、今日この場所であった人との交流が、その人の明日からの活力になって欲しいという思いを込めて、この名前にしました。
オープン予定日
オープン予定日は、この場所を通して応援してくれた人達に恩返しをしていきたいという思いで、
2021.3.14(日)
のホワ