キャッシュレス決済が進み、財布は小さくて薄い のが当たり前になってきました。
でも、小さく薄くするために収納力が足りなかったり、
お札や小銭を出す度に持ち方を変えなくてはいけなかったり、
お札を収納するのに、二つに折る必要があったりと、不満がいくつかありました。
そこで、そのような不満をひとつひとつクリアし、
これぞスタンダード!と言える新たな形を作り出しました。
お札10枚、カード5枚、小銭15枚、鍵一つを収納。
カード収納部は、免許証・保険証・定期券・キャッシュカード・クレジットカード等の必須カード5枚に余分としてプラス2枚、合計7枚程度入るよう設計しています。
革に張りがある為、使用前は膨らみがあり、厚みが出ていますが、使用に伴って薄くなっていきます。
※撮影の都合上財布を横向きに持っていますが、縦に持っていただくことで使いやすさを実感できます。
ボックス型のマチだから見やすく、取り出しやすい小銭入れ
近頃よく見かける「浅い小銭入れ」は、小銭が見やすく、
取り出しやすいものの、受け取った小銭を入れるのには多少難があります。
『aioa』は、マチをボックス型にしたことで
小銭をザッと入れやすく、取り出しもスムーズに行えます。
従来の二つ折り財布と比べると、厚みの差は一目瞭然 ※当社従来品との比較
上品なテイストのヘリ返し仕様
全体の仕上げは、革の断面が露出しないヘリ返し仕上げ。革の強度を残しながら折れるギリギリの厚さを見極めながら薄くし、折り返します。
手間を惜しまず作業することで上品で丈夫な断面ができます。
高級感あふれる挽物ホックを使用
本体を留めるホックには挽物(削り出し)のホックを使用しています。
一般的なホックと比べると手間がかかるため、コストがかかりますが、耐久性と高級感があります。
生地を使わない贅沢な総革仕様
小銭入れの裏など見えない部分も贅沢に革を使うことで高級感を演出しています。
刻印を箔押し
財布の裏面には箔で商品名を刻印。
※箔押しはCGで合成したイメージです。実際の商品とデザインなど変更になる場合があります。
お札を包むパーツが全て革の表面になるため、ザラツキがなくスムーズな収納と取り出しが可能になります。
革の裏面も断面も出ない作りにすることにより、上質な雰囲気を醸し出します。
美しいカーブを保つように貼り合わせることで、お札の包み込みがより安定します。
ユニバーサルデザインとは、できるだけ多くの人にわかりやすく、できるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすることをいいます。
完全に左右対称とすることで、右利きでも左利きでも使い心地に差が出ない、ユニバーサルデザインな財布となりました。
より多くの人に使ってもらえるよう、価格もデザインしました。
企画から製造、梱包まで全てを社内で行い、直売にすることで流通コストも抑え、価格面でもユニバーサルデザインを進めることが出来ました。
こだわりの革
弊社は長年革製品を作ってきた歴史から、使用する革にはこだわりがあります。
今回はイタリアの名門タンナー・オーバーロード社の型押しレザーを使用しました。
一般的に型押しレザーは傷に強い反面、革そのものが固くなってしまうことから
好き嫌いが分かれてしまう革ではあるかと思います。
しかし、こちらの革は型押しとは思えないくらい滑らかで柔らかく、かつコシがあります。
また、美しく格調の高い発色に惚れて、今回こちらの革で企画をすることになり