#北海道ダンサーのサポート!サッポロ・ダンスボート・プロジェクト2021 応援!

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京都のカンパニーMonochrome Circusが札幌に滞在しダンサー8名とともに作りあげる「FLOOD」に加え、札幌地元のC.Iユニットmicelleのデュオ作品「しょく。act2」。台北のダンサー、Mei Kuang Li のオンラインワークショップ、ライブ配信公演もあります。

はじめに

初めまして。札幌を拠点に活動するダンスユニット、micelleの代表の櫻井ヒロと言います。この度は私たちのプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。今回、私たちの企画を通じてコロナ下で活動の機会を失ったダンサーが安心して作品づくりに集中し、安心して上演していくきっかけづくりにしたいと考えています。

私たちの紹介、これまでの活動

micelleは2014年に櫻井ヒロと河野千晶によりコンタクト・インプロビゼーション(以下C.I)のデュオとして結成されました。C.Iは1960~70年代にアメリカで生まれた接触と即興のコンテンポラリーダンスです。micelleとは科学用語で「異なる分子の集合体」という意味です。このユニット名になったか理由は、共同主宰の河野千晶さんは幼少よりジャズダンスをずっとやってきた人なんですが、二人ともあまりに性格も趣味も合わないので、「まるで水と油だね。」「あ、それいいね、『水と油』をユニット名にしよう。」ということになりちょっとひねってmicelleに落ち着きました。micelle

私自身、ダンスを始めたのが20代に入ってからと遅く、山海塾、batsheva、シルヴィギエムなど当時ピラミッドな世界に憧れていた私はやればやるほど幼少期からバレエなどに親しんできた周囲のダンサーの方たちとの壁や自分自身の体に対するコンプレックスを感じて苦しくなるようになりました。そんな折、ヨーロッパをバックパック一つで旅行していて、南フランスの街モンペリエで立ち寄ったダンスセンターでC.Iと出会いました。これまでのダンスに行き詰っていた私にとって、ダンサー達が体を振れ合わせ、おしゃべりを楽しむように踊りを楽しんでいる様子は新鮮で、私もすぐにC.Iに夢中になりました。 帰国後、自分が救われたC.Iが他の人の役に立つはず、間違いない!と持ち前の勘違いを発動させ、 早速パソコンで「コンタクト・インプロビゼーション 日本」とググりました。 いちばん上にでてきたC.I .co.という鹿児島のダンサーさんに早速メールをして、「札幌に来て下さい!」と伝えたところ、「はい~、ちょうど出張で釧路に行くのでいいですよ~。」と二つ返事でオーケーしてくださりました。ヤバいですね、いい人すぎますね(笑)。

その後札幌を中心としたダンスワークショップの開催や、養護学校やグループホームに出向いての出張ワークショップなどコミュニティの中でのダンス活動をやりまくりました。勘違い発動中ですね、完全に(笑) 実は鹿児島のC.I .co.は国内の第一人者とされるほどすごいC.Iアーティストなんですが、彼女らに2年間来てもらった後は、今度はgoogleで2番目に出てきた京都のMonochrome Circusというダンスカンパニーの坂本公成さん達に来てもらう事になりました。 Monochrome Circusそして、ここからSAPPORO DANCEBOAT PROJECTという企画名になりました。DANCEBOAT =ダンスの箱舟です。

このプロジェクトで実現したいこと

更に私にはもう一つ夢がありました。それはずばり、「お金を稼ぐ」です(笑)。 基本的に私たちが活動する座席数300席以下の小劇場と呼ばれるところでの舞台興行はぜんぜんお金にならないんですね。たとえば、一度の公演でチケット代が3000円だとして、お客さんが300人入ったとします。そうすると収益は90万円ですね。だいたい劇場費が20~30万円、照明・音響・舞台監督などのスタッフ費がだいたい4