絵本で、東北に大人の居場所を届けたい! ~活動10年の感謝を込めて~

絵本で、東北に大人の居場所を届けたい! ~活動10年の感謝を込めて~
3.11から一月後、避難所で絵本を読むと多くの大人に変化が起こりました。癒され、表情が変わり生きる力を取り戻されるのです。以来10年「絵本で安心して気持ちが話せる場づくり」の必要性を各地に伝え、絵本道Ⓡとして活動して来ました。今、再び東北に感謝の気持ちをお返しするための支援をお願いします!

がれなくなることも。
そのような状態では
子どもとの関係もつらいものになってしまいます。
大人こそ、癒されこころを整えることが大切なのだと東北で学び、
全国に伝えてきました。

2.「"場づくり"の発見と学び」を伝えたい。
東北には、お茶っこといわれる風習があります。
ご近所同士で集まっては
あたたかな囲炉裏などに招いて語らう素敵な「場」です。

絵本で場づくりをすると、
同じような「語り場」が生まれることを東北で学びました。
当時の皆さんは、離れた地域から
仮設住宅に入居したことなど様々な状況が重なり、
安心して語り合うきっかけを失っていたのです。
普段気持ちを語らずこころの奥に留めてしまうご年配や、
口を重く閉ざした方が絵本の場では、
安心して自分のことを語り始めました。
その場は被災地では最も望まれながら、どこにもないものでした。
大人こそ絵本の場づくりでこころを整える必要があることを、
東北で教えてもらいました。

3.「大人が自分に向き合い制作した”絵本の持つ力” を伝えたい。
絵本道Ⓡの場づくりの中で生まれた絵本作品には、
他者を力づけ癒しを与える不思議な力があります。
イベントでは作者がなぜ絵本を作ったのか、
人生のエピソードを人形劇で表現しました。
制作の背景と共に絵本を読み語り、
そこにオリジナルの演奏を加えています。
絵本の世界をより豊かに味わい、
受け取ることで自分の人生に向き合うきっかけを生み出しました。

この3つを伝えながら「人形劇&絵本ライブ」をご覧いただき、
ワークショップで「思い」を語り合う絵本ワーク形式のイベント企画です。
きっと10年間の記憶と共にこれまで生き抜いてきたご自分を振り返り、
あたたかく力強い場になることでしょう。

会場には、これまでの活動パネルと共に、活動を共にした絵本作家の原画展示やイベントのモチーフになった絵本作品の原画などを展示し、
じっくりゆっくり絵本の場に浸っていただきます。

東北で絵本の活動をしなければ決して出会えなかった方々や
土地への感謝を込めて、10年間の思いをお届けしたいのです。

■ これまでの活動

2011.3
友人5名と「絵本でつなぐプロジェクト」結成(現在協力者50名以上)
2011.4
宮城県岩沼の避難所にて絵本を届け読み聞かせイベント開催
2011.5~現在
全国から集めた絵本を届ける活動
岩沼、仙台、多賀城、石巻、浪江、荒浜地区、南相馬など各地を回って
絵本をツールとした絵本ワークを実施。
2013.11
「天使プロジェクト」実施
福島南相馬中央図書館内にて「天使がボクをみるとき」人形劇、
道しるべ絵本原画展、天使の写真展、道しるべワークショップ、ミニコンサート
2014.8
絵本「道しるべ」出版記念講演会
2014.10
関西の企業コラボ企画:南相馬仮設集会所にて交流会:社員の発表会&うどん200食炊き出し22014.12 石巻仮設集会所、南相馬仮設集会所にて、
絵本「道しるべ」を使ったワークショップ&ミニコンサート
2015.1~2
道しるべ原画展&「被災地の今」パネルディスカッション&道しるべワークショップ
大阪「ギャラリー いとへん」
2015.4
南三陸・石巻・南相馬を訪問。
仮設集会所にて絵本「道しるべ」原画展と道しるべワークショップ実施
2015.7
神戸大学大学院法学部学生に向けた講演会
2015.11
宮城県塩釜にて「絵本とアートで心をつなぐセラピー講座」
2015.11
「自分の命は自分で守る」講演会開催 @大阪OBP文化祭
2015