●はじめに・ご挨拶
はじめまして、coco sasayamaです。私たちは兵庫県の丹波篠山で「農業を楽しめるキャンプ 場」を作っています。
昨年オープンする予定でキャンプ場づくりを進めていましたが、新型コロナウイルスの影響 をうけ仕入れ先の確保ができず、泣く泣く一年延期しました。今は今年10月のプレオープンを目指してキャンプ場づくりに取り組んでいます。
今回は農業の一環として育てている丹波篠山の名産品「黒枝豆」を皆様にお届けし、篠山を活気づけるきっかけにしたいと思いクラウドファンディングを実施させていただきます。
●きっかけ
私たちが丹波篠山で「農業を楽しめるキャンプ場」を作り出したのは、シンプルにこの場所が好きだから。
メンバーのうち1人の実家が辻という場所にあるのですが、そこで私たちはこの地域に魅了されま した。近くには蛍の生息する綺麗な辻川が流れ、樹齢600年にもなる杉の木や竹林など都会にはない魅力で溢れていました。
ただ地元の人に話を聞いてみるとこの辺りはかなり高齢化・過疎化 が進んでおり、50代の人でも若手と呼ばれている状態です。
このままでは10年後20年後にはこの町は無くなってしまうかもしれない。
絶対にそうはしたくない。
そのためには、まずこの場所の魅力を知ってもらわないと。
自然の魅力をより細分化していくと、篠山には農産物という魅力があることにも改めてたどり着きました。
丹波篠山では栗や山の芋、米なども生産していますが、何より有名なのは黒豆です。
丹波篠山の黒豆は寒暖差の大きい篠山盆地が育む黒豆として昔から全国的に知られる名産品。 おせち料理でいただく「黒豆」を完熟前に収穫したものが黒枝豆と呼ばれ、一般の枝豆に比べて 豆が大きく、独特のこく・甘み・ほっくりとした食感がたまりません。
美しい自然と、美味しい農産物。 これをたくさんの人に届けるため、私たちに何ができるか。
そう考えた私たちは、ここに「農業を楽しめるキャンプ場」を作り出しました。
●まずは自分たちで育ててみる
地元の農家さんに1から教わりながら初めての黒枝豆栽培がスタートしました。
作業は5月の畝立てから始まります。 トラクターを走らせてて畑を耕して、その後鍬(くわ)を使って畝立てをしました。
耕運機を使用して畝立て
畝ができあがったら苦土石灰や鶏糞などの肥料をまいていきます。 鶏糞は全部で30袋、合計450kgにも及びました。
6月に入ると苗床に種まきをして、芽が出てきたら畑に植え替え(定植)をします。 畝に直接種をまかないのは鳥に種を食べられてしまうのを避けるためです。 植え替えは1つ1つ手作業でやるしかないので膨大な時間がかかりました。
7月の梅雨の時期になり、足場が悪い中でも作業は進みます。 畑に植えた苗が少し大きくなってきたところで「土寄せ」という工程に入ります。 「土寄せ」とは苗が倒れないように苗の根本に土を盛っていく作業のことで、1つずつ鍬(くわ) を使って土を盛っていきました。
ここまで実際に自分たちで黒枝豆を作ってみて、改めて食べ物のありがたさを身に染みて実感することができました。これから苗が大きくなっていき、