元気カフェふらっとをつぶさない!!

元気カフェふらっとをつぶさない!!
札幌市の協働事業として始まり今年で13年目を迎える「元気カフェふらっと」です。昨年と今年の2度のコロナウィルス感染対策のための札幌市施設休館のため営業休止(全3か月ほど)となり、売り上げが激減。障がい者の働く場をなんとか継続させたく、今回のチャレンジとなりました。

は周年イベントを企画し、徐々に売り上げも上向いてきたと思ったとき、ふらっとを襲ったのが、コロナウイルス感染拡大防止のための社会福祉総合センターの休館でした。

 3月に最初の休業、4月に再開したと思ったら、またの休業。再開して上向いてきたと思ったら、札幌市内感染拡大のための外出自粛。この中で、私たちはどうしたらこの「元気カフェふらっと」を継続して運営していけるか検討をし、それまでのNPO法人地域生活きたのセンターぱおによる「札幌市会社協働事業」としての運営をあきらめ、以前の8割の収入でも運営を続けられるように、就労継続支援A型事業に形態を変え、関連会社の株式会社コンパスに経営を移管しました。

 今年1月からは株式会社コンパスのA型事業として再出発したのもつかの間、コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言、それに続くまん延防止措置で、またしても社会福祉総合センターは休館、2か月以上の長きにわたり、ふらっとも休業を強いられました。
6.元気カフェふらっとをつぶすわけにはいかない!

 やっと7月12日に再開した元気カフェふらっとを、私たちはつぶすわけにはいかない、と考えています。それは、一つにはここで働く障がいのある従業員の働く場所と生活を守るためです。現在の障がい従業員6名のうち、4名はここで10年以上働いています。そのうち2名は開店時からの従業員です。

 また、このふらっとが、札幌の障がい者の働くカフェの先駆けであり、象徴であると考えるからです。ふらっとが生まれたことで、札幌市内にとどまらず、全道に障がいのある人の働くカフェが生まれました。「カフェ科」のある高等支援学校もできました。この基盤を作ったのが元気カフェふらっとであり、それを私たちは守り抜いていきたいと考えます。

 さらに、10年以上運営してきたことで、ふらっとは社会福祉総合センターになくてはならないものになっていると考えます。

 実は、開店時には「自由に使えたロビーが狭くなった」という苦情もありました。しかし、今や「顔なじみになった障がい者スタッフたちの顔を見ると元気になれるから来ているのよ。」と言っていただけるお客様ばかりです。スタッフの成長を孫のように温かく見守り、時には励ましてくれる多くのお客様に支えられてこのカフェは成長し、13年もの長い歴史をつくってきたのです。

公共の施設には障がいのある人の働くカフェがある、そんな風景が当たり前になりました。この場を、この文化を私たちは無くしたくないのです。

■ 特定商取引法に関する記載

 ●販売事業者名:株式会社 コンパス
 ●代表取締役:荒野 耕司
 ● 事業者の住所/所在地:〒004-0865 札幌市清田区北野5条3丁目4-15
 ● 事業者の電話番号:Tel:011-884-8908
 ●送料:送料込み


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