大学生が芸術の街『豊岡』で歴史的建造物を改修!? みんなが集まる庭を作りたい!

大学生が芸術の街『豊岡』で歴史的建造物を改修!? みんなが集まる庭を作りたい!
大学生が集まって活動をしている『豊岡周辺市街地まちおこし学生団体トリノス』。兵庫県豊岡市を中心に空き家改修活動をしており、現在はそのメインプロジェクトとして地域で歴史的建造物の保全活動を行っております。少しでも興味を持ってくださった方はご支援と応援の程よろしくお願いします!

貴重な一歩を踏み出すきっかけを作って頂いた経験から、今度は私自身が学生にきっかけを与えたいという想いからこの度学生団体を創設しました。

”学生団体トリノス”アドバイザー 小山俊和さん

 小山さんは店舗内装業を軸にデザインをとりいれた空間づくりをされており、現在は廃業していた老舗料亭「とゞ兵」を複合施設として再生させる取り組みをされています。(とゞ兵についての詳細は下をご覧ください) また、豊岡周辺市街地活性化団体「to do」という有志団体を立ち上げ、豊岡市のために何ができるかを考え、地域活性化のために活動されています。「とゞ兵」という築90年以上で延床面積1200㎡を越える大型歴史的建造物を私たち学生団体トリノスにも学生の学びの場として使わせていただき、現在プロジェクトとして活動させていただいております。

とゞ兵

 私たちのメインプロジェクトとして、兵庫県の景観形成重要建造物に登録されている「とゞ兵」の改修を行っています。この歴史的建造物を豊岡市の地域活性化のシンボル建築に据えて、豊岡市の名産品やアートを発信していくための拠点となるように改修を進めています。元々は料亭や結婚式場として使われていたこの建物ですが、現在は正面と通路の天井にコウノトリを模した色鮮やかな壁画が来客を迎え、todo bien coffeeというカフェ兼セレクトショップが設けられています。todo bien coffeeでは定期的に野外マーケットが開催されており地元の方々に親しまれています。また、広い建物と庭を活かしてレコード鑑賞会など様々なイベントが開催されています。

とゞ兵公式HP:https://todohyo.com/

todo bien coffeeの公式インスタアカウント:https://www.instagram.com/todo_bien_coffee/

〇なぜまちづくりなのか

 このプロジェクトは建築学科の学生中心で活動をしています。建築というものは人という存在があってこそ価値を見出すものです。そのためには、実際にその地域に住んでいる人を理解することから始まるのではないかと考えます。現在の建築学生は、大学の授業において座学などは充実していますが、実技(フィールドワーク・実習など)のような実際に五感で体験する場が少ないと感じています。そこで、「学生が実際に体験をし、自分の経験として学べる場があればいいな」と思い、【まち】を選択しました。                                             
このプロジェクトで実現したいこと

 私たちはこのプロジェクトによって「豊岡の関係人口の増加」と「学生のきっかけ作り」という二つのことを実現したいと考えています。

①豊岡の関係人口の増加

 このプロジェクトを通して豊岡に実際に訪れたり関わりを持つ人が増えること、豊岡に関心を持つ人が増えることを一つの目標としています。現在、様々な大学から興味を持った学生がプロジェクトに参加していて、豊岡に訪れて活動をするだけでなく外部へ豊岡の魅力を発信しています。

 また、この活動を知った外部の人にトリノスの活動を通して豊岡に興味を持ってもらう、魅力を知ってもらうことも目標としています。実際に私たちトリノスのメンバーもこの活動をきっかけに初めて豊岡市に訪れたことでこのまちが好きになり何度も訪れるようになりました。豊岡市に訪れる理由も最初は「建物の改修活動をしたい」一心でしたが、活動していく中で「豊岡市の人にまた会いたい」、「豊