第24回俳句甲子園にご支援お願いいたします

第24回俳句甲子園にご支援お願いいたします
第24回俳句甲子園「全国高等学校俳句選手権大会」 今年も地方大会は行えず投句審査での大会開催となりましたが、全国大会に向けてのご支援よろしくお願いいたします

はじめに・ご挨拶

松山には俳句に青春を懸ける夏があります。それは、俳句甲子園。高校生5人でチームを作り、俳句とディベートで競い合うこの大会は今年で24回目を迎えます。回を重ねるごとに俳句の輪を広げ、全国各地から出場エントリーのある一大イベントになっています。

「高校生が、俳句?」高校生だからこそ詠める俳句があります。淡い恋、進路の悩み、泣きながら見た空の色。かけがえのない瞬間を十七音に託して生まれた俳句は、見る人の心を震わせます。大きな短冊に掲げられた俳句が目に飛び込んできた時、会場からは驚きの声や拍手が起こることも少なくありません。また、俳句甲子園の大きな特徴は「ディベート」にあります。互いのチームの俳句を鑑賞し合い、「季語を活かすにはどうすれば良いか」「ここで使われた言葉は表現の仕方を変えられるのではないか」などの議論が熱く交わされます。このマイクパフォーマンスもまた、会場から応援の拍手を誘います。緊張しながらも自分の言葉で思いを表現し、チームで優勝を目指す高校生の姿は清々しく輝きに満ちています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年の大会は投句審査となりました。表彰式とエキシビションマッチはリモート中継が行われ、新しい生活様式に合わせた大会運営も行われています。

高校生の俳句を通して、これからも「今だからこそ表現出来る」熱い思いを届けたいと思います。みなさまの応援によって大会は成り立ちます。ぜひ、俳句甲子園のご支援のほど、よろしくお願い致します。
開催趣旨

誰でもふと口ずさむことができ、フランス人に「生きる芸術」と呼ばれた俳句。P.ピカソが「広々とした自由」と呼んだ俳句。現在全国の俳句愛好者は500万人を超え、いまや「俳句の時代」といわれるほど、この小さな詩形は、日本人の日々の暮らしに溶け込んでいます。とりわけ愛媛県では、近世から階層を問わず、あらゆる分野の人々が俳諧に親しんできました。中世には神仏に捧げる法楽連歌が多く残されており、明治以降には俳句を近代の詩として再生した正岡子規をはじめとして、高浜虚子、河東碧梧桐、中村草田男、石田波郷、芝不器男、富沢赤黄男など、さまざまな個性に彩られた俳人を輩出した伝統的風土があります。

 俳句は、現代を生きる人々の心を<五・七・五>という十七音に凝縮されたわずかな言葉の空間に解き放ち、またひとつの作品が読者との間にさまざまな読み方の回路を開き、いろいろに読むことができるという自在な活力にも満ちています。各地から俳句に親しむ高校生が一堂に参集し、俳句を楽しみ、交流することは、本来「座」に集う人々の共同の文芸であった俳句に相応しく、そこから生まれる人間的な交流は、高校生にとって国語教育の一環としてのみならず、新鮮で貴重な社会的経験となり、豊かな人間性を育むであろうと考えます。また、次代を担う若者たちの新鮮な発想と創造性、しなやかで軽やかな感受性は、この小さな詩の未知の魅力を我々の前に開いてくれるでしょう。

以上のように<俳句甲子園>は、俳句を通じ地域間・世代間の交流と若者の文化活動の活性化に必ず寄与するものと考えます。

(1997年当時作成)
自己紹介

NPO法人俳句甲子園実行委員会

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グリーンフィールドヒラオカ

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〈俳句甲子園HP〉

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