ルなどを作る歴史ある醸造所です。ビールの世界大会での受賞歴も多く、私たちが輸入を始めた当初にリリースされた【オメール(OMER.Traditional Blond)】というブロンドエールビールは、この家族の長男に代々受け継がれる【オメール】の名が付いたビールです。
自身の名をつけるほどのこの商品は世界大会で4年連続の金賞を受賞し、今ではこの醸造所を代表するビールとなっています。4代目のオメール氏が日本を訪れた際には、日本のバーで飲んだオメールの味について非常に状態が良く、感動したという言葉をいただくことができました。
ヴァル・デュー醸造所はベルギーのリエージュ州に1216年に設立されたヴァル・デュー修道院のなかにあり、今でも修道院内でビール作りを続ける醸造所です。この修道院は宗教の破壊をもたらしたフランス革命の災禍に遭うことがなく、厳格な戒律で知られるシトー会の教えを今でも守っています。
歴史的に非常に貴重なこの修道院には、醸造所以外にもレストランやチーズの販売所もあり、ベルギー国内はもちろん、近隣諸国より年間約20万人が訪れるほどの人気の場所となっています。
ヴァル・デューのビールは2020年に日本への輸入を開始したばかりです。新型コロナの影響で皆様に提供できる場が少なかった為、この機会にぜひ味わっていただきたい商品です。
【現在の状況】
7月現在、開催予定のビールイベントはありません。また、取引先の飲食店様も酒類提供自粛や時短営業の影響が大きく、卸売りも非常に厳しい状況です。
ビールの輸入の段取りとしては、5か月前に輸入量の決定と仮発注、4か月前に醸造所へ正式に発注し、ビール代金を支払います。3か月前に船がヨーロッパを出航、1か月前に日本の港へ到着します。その後、酒税、消費税、船賃、輸入通関費用などを支払い、食品検査などを経て自社の倉庫へ到着となります。
空になった樽はコンテナでベルギーへ返却
この春から秋にかけてのイベント用に仕入れた樽ビールは自社倉庫でも収まりきらず、一部は外注の倉庫へ保管をお願いしている状況です。
また、樽ビールの場合、金属の樽はベルギーへの返却が必要です。1本あたり約5000円の保証金を支払い輸入しているため、樽を現地へ返さなければその保証金を回収することができません。
半年以上前に支払った300万円の保証金がいまだに回収できないばかりか、想定外に多い在庫の保管料を払い続けるという大変苦しい状況となっています。
この窮地を何とか乗り越えるために、皆様にご支援をいただければ幸いです。
【応援の声をいただきました!】
愛知県・ベルギービール専門店
カフェレンベーク オーナー 中村様
ベルギービールは様々な味わいの個性が特徴ですが、中西さんの扱うベルギービールは、人懐っこく皆様に愛されるような味わい。まさに彼の人柄を体現したような皆様に愛される味わいは、多くの人に知ってもらいたいベルギービールです。
東京都・カフェ・メゾンドケー
オーナー鈴木勇樹様
「オメール」「コルセンドンク」「ヴァルデュー」。
中西夫妻が輸入されているこれらのビールは、とても素晴らしいものばかり。ただの商材として輸入しているのではなく、ベルギー現地の造り手の「想い」も一緒に運んでくれています。ベルギービールを専門に扱う当店も、ご夫妻の輸入するこれらのビールの品質に全幅の信頼を寄せております。
ボトルビールの品質は勿論、日本限定の「缶」の品質は秀逸。様々な味わいの「コルセンドンクシリーズ」や、「オメール」は誰からも好かれる