て被害を計算すると、ビニールハウスの修理費で約100万円分。
私が農園をスタートさせてから最大の損害であり、多くのバナナが枯れてしまったので、今年度の収穫や売上も見込めなくなってしまいました。
正直な話をすると、『いっそのこと農園継続を諦めた方が楽になれるかもしれない』と農園の継続を諦めそうになることもありました。
実際の被害を受けた時のバナナ農園の写真が下記になります。
【もう一回やろうとおもったきっかけ】
昨年からコロナウイルスの影響から緊急事態宣言の発令もあって、外出自粛もありおうち時間が多くなりました。私たちも飲食店の時短営業の影響を受けバナナの出荷も激減し、苦しい毎日を送っていました。
日頃お世話になっている飲食店さんがご自身もお客様が激減し苦しい中、医療従事者のために食事を提供し、その食材におかやまバナナを使ったスイーツをデザートメニューに加え 私たちの売上に協力していただいたり、昨年はバナナ狩りツアー、農業体験ツアーも申し込んでいただいていたにも係わらず、感染防止のため、キャンセルさせていただきました。
そう思うと今まで力を貸していただいた方々に何かお返しをしたい、それ以上に私もコロナで大変な思いをしている方々に何か力になりたいと思うようになりました。
そんな時ふとテレビのニュースを見ていたときのことでした。
子どもたちに食事や居場所を提供するこども食堂がこの1年で全国で約40%増えたとNPOの調査でわかったといった内容のニュースでした。コロナによってコロナによって今まで以上に子どもたちへの支援や居場所作りの重要性が認識されてきたと私自身の感じました。しかし運営資金の調達は一段と厳しい中運営側の人たちの思いと子どもたちの笑顔が私の心に響きました。
その時出てきた答えは一つで、以前のように青々と茂るバナナを再度栽培し、もう一度被害前のおひさまファームの農園を取り戻すことでした。
そのために、被害箇所の応急処置を農園のみんなで行い、再度バナナを栽培できる環境づくりから始め、バナナの若木を植えてることからはじめました。
今回の大寒波による被害は、農園にとっても、バナナにとっても、私にとっても、農園のスタッフにとっても非常に大きなダメージを与えましたが、当たり前の大切さを教えてくれるきっかけにもなりました。
何かくじけそうなことがあっても、前を向いて、困難に立ち向かい、心を燃やして頑張り、再度みんなに愛されるおかやまバナナを栽培できる農園を作っていきたいと思っています。
今までは、ビニールハウスの中にバナナを植えていました。
バナナが育つのに最低でも気温が15℃必要です。風でハウスのビニールが飛ばされたり、何かの不具合でボイラーが止まったりしたら1撃で枯れてしまいます。
今回の大寒波を教訓にバナナ温度帯よりも低くて栽培できるフルーツを植えてみようと思い、マンゴー、コーヒー、パイナップル、ライチ、レモン、アボガドを植えることにしました。
ハウス栽培だけではなく路地栽培も増やしていこうと思い、ブルーベリー、木いちご、いちじくを植えました。
こんな将来の農園をイメージしたとき、『亜熱帯フルーツが育っている姿は子どもたちは見たことないよね』『これだけの自家栽培のフルーツでカフェできないかなぁ』という声もあがりせっかくやるなら思い切って体験型農園と農園Caféをオープンし皆さんにおいしいフルーツを食べたり見学をできる農園作りにしていこうと思いました。
今回のクラウドファンディングでは、皆様の支援を農園再生に利用