創業90年の生地屋、島田製織が希少となった織機を使いオリジナル製品をつくります!

創業90年の生地屋、島田製織が希少となった織機を使いオリジナル製品をつくります!
先染織物の播州織は分業制で成り立っていて、職人から職人へとバトンをつなぎ糸から生地を仕上げます。今回は、播州産地では希少となった力(シャトル)織機でオリジナル生地を作り、目指したのは贅沢な時間を味わう服。HaTaKaKeは、創業90年の生地屋:島田製織が西脇市から発信する製品プロジェクトです。

時を過ごしていただきたいと思っています。
製品プロジェクト:HaTaKaKe(はたかけ)

織機にタテの糸をのせることを、私たちは“機(ハタ)にかける” といいます。

糸が機にかかるその時が、糸が生地になる最初の一歩。

糸が交わり織物になる。スケッチに描いた画が生地になる。

HaTaKaKeは、そんな始まりの時を共有いただきたいとの思いから名付けました。

人に寄りそっと添い包み込む。私たちはそんな衣料品を目指し、糸から服になるまでを追いかけ発信してゆきます。テキスタイルメーカー島田製織の製品プロジェクト:HaTaKaKeを、キャンプファイヤーの挑戦からスタートさせます。

では、私たちの製品第一弾をご覧くださいませ。
リターンと使用シーン

例えば普段のスイッチをオフにしてぼんやり過ごす休日。そんな時間を心ゆくまでたのしむ幸せ。生地をたっぷり使用した、お出かけもエレガントに叶うワンピース。

明日の私が新しい自分でありますように、学びにあふれる贅沢なときを想定しました。ボタンを留めて可愛らしく、ボタンを外して大人かっこよく。気分に合わせて着こなしていただきたいチュニック。

2人で、3人で。同じものを履く嬉しさもあるパンツを2サイズでご用意しました。家でゆっくりはもちろん、ゆったりシルエットなので履いてることを忘れてしまいそうな履き心地。

生地を味わっていただきたいと思い、ロゴの刺繍を入れたチェックのハンカチと、HaTaKaKeオリジナルタグを付けた無地のキッチンクロスを仕上げました。

柄へのこだわり

この織機を使うにあたり、私たちにはこの織機が活躍した当時の”播州織らしさ”を表現したいという思がありました。過去の資料をベースに、懐かしさに今らしさを加えたいと考え、播州産地の定番柄であるギンガムチェックに淡いトーンの細線を配しました。この繊細な雰囲気が、リラックス感の中に外出着としても取り入れやすいスマートさを演出しました。加工でも人工的な薬剤を使用せず、シワを残しとことんナチュラルな風合いを追求し、合計3点のオリジナル生地を仕上げています。※シワを残しています。

HaTaKaKeは、”私が気持ちいい、贅沢時間に包まれる”をモットーに、お家でのリラックスタイムはもちろん、大切な仲間との時間、在宅ワークや外出、どんなシーンにでも着用いただきたいからシンプルなものづくりを目指します。生地屋らしいこだわりを素材に持たせ、服に手を通した時、それがどこでどんな人たちが、どんな風に携わったか思い馳せていただける。そうありたいと思っています。

使い込むほど自分のものになる、洗濯を繰り返すほど味の出るコットン素材を、ぜひご堪能下さい。
実施スケジュールとリスク

3月に生地が出来上がり4月中より順次縫製を進めています。縫製を進める中で細かいデザイン・仕様が一部変更になる可能性ございます。変更点につきましては随時活動報告に載せて参ります。クラウドファンディングの性質上、この点につきましてあらかじめご理解とご了承いただきました上でご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

商品の発送は、6月より順次手配して参ります。

生地の整理加工とサンプル縫製
最後に

2020年をコロナ禍で過ごし、地域産業がこれからも、こんな風に少しずつ確実に縮小してゆくのかと考える時、今この産地の現状を悲観的ではなく未来を見据え、私たち自身が現場からモノづくりの過程を大切に発信してゆく場が欲しいと思いました。

播州織の製造者にも、独自に織を研究する織布工場