はじめに
はじめまして、こんにちは!私たちのプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。
私たちエミリーキッズラボは東京都目黒区駒場にある探究型学童です。2020年8月にプレオープンし、2021年4月の本格始動を目指して日々活動しています。
昭和女子大学 人間社会学部 初等教育学科専任講師 現代教育研究所所員 鶴田麻也美先生をプロジェクトアドバイザーにお迎えし、オランダで発展したイエナプラン教育のコンセプトを取り入れ、子ども一人ひとりに寄り添った学びと異年齢での生活の中で、子どもたちの創造力・主体性・共感力を育む学童です。
解決したい社会課題
世の中は目まぐるしく変化しています。AI技術の発達やDXの推進により、既存の職業や働き方、物事に対する価値観も大きく変わりました。さらにCOVID-19や大規模自然災害など、予測不能な出来事が毎年のように起こり、私たちの生活様式ががらりと変わる局面も増えています。柔軟な考え方や新しい環境への適応力、大人になってからも常に好奇心を持ち学び続けることがより一層求められています。
しかし、未来を担うであろう子どもたちの教育に関しては従来の知識詰込型・画一的教育からの変化は感じられません 。「生きる力」を見据えた新指導要領が2020年にスタートしましたが、知識詰込型・画一的教育は継続していて、「暗記型の勉強」が重要であるという価値観が根強く残っていると感じます。
「暗記型の勉強」は、「一つの正解に速く正確にたどりつくこと」が求められます。この「暗記型の勉強」に向いていない子どもが一定数いるでしょう。もしその勉強を無難にこなすことができたとしても、子どもたちが成長してから社会で直面する課題は複雑で、正解が一つでは無かったり、少しタイミングがずれるだけで正解が真逆になることもありえます。間違えてしまった時、失敗してしまった時、「暗記型の勉強」しかしてこなかった大人は、その失敗の乗り越え方が分からなかったり、指示が無いと動くことができない。私たちの世代を含め、こういった大人が多いのではないかと感じています。
これからの子どもたちには、このような「暗記型の勉強」ではなく、自分で課題を見つけ自分の頭で考える「学び」が必要であると考え、私たちはエミリーキッズラボを立ち上げました。子どもたちに様々な体験をしてもらい、その体験に
浸る中で一人ひとり異なる反応をすくいあげ、個々に適した「学び」を見つけていくのがエミリーキッズラボです。
このプロジェクトで実現したいこと
エミリーキッズラボは小学校が終わってから保護者がお迎えに来るまで子どもたちが安心して過ごすことができる、学童としての機能も持っています。
①好奇心をもとに学びにつなげること
②答えを教えるのではなく自分達で発見していくこと
③チーム学習やコラボレーションをとりいれること
この3つの原則を生活面とカリキュラム面に取り入れることで、子どもたちの「人間ならではの生きる力=創造力・主体性・共感力」を育んでいます。
その中のプログラムとして、7つのジャンル(自然科学・時事・サブカル・フィジカル・芸術・スキル・哲学)から1つテーマを設定し、1カ月(4回)にわたって体験する「いろいろラボ」を開催しています。「いろいろラボ」は、学童利用でなくても参加できるプログラムです。
「いろいろラボ」では子どもたちが浸り考える時間を設けています。適切な投げかけを与えた時、子どもは自然とそれに集中し没頭し、自分の頭で考えはじめます。そして「好き」と感じた時、そこから子どもたちの「学び」がはじまる。主体的に動き、調べ、考え、発信し、周りを巻き込む。それが本当の「学び」であり、この「学び」のサイクルを知った子どもたちは、自然と次の学びへと進んでいきます。
幼稚園や保育園では、このように子どもたちがいろいろな体験をし、主体的に動いたり考えたりするプログラムを取り入れているところが多くありますが、小学生向けのプログラムを行うところは急に少なくなってしまいます。しかし、特に小学校低学年のころは言語力や認識力が高まり自然等への関心も増え、様々なことを素直に、柔軟に吸収することができる時期です。また、未就学時期よりも経験したことが記憶に残る年頃ですので、この時期に様々な体験をすることはこれからの将来にとっても価値のある経験となります。
子ども一人ひとりによって成長過程は異なりますので、ピアノやスポーツなどの固定の習い事や早めの中学受験対策が向いている子どももいますが、エミリーキッズラボでは小学校低学年の子どもたちにたくさんの体験をしてもらい、自分自身の「好き」を見つけ、一人ひとりに添う「学び」をしてもらいたいと考えています。
この「いろいろラボ」は、エ
ミリーキッズラボのスタッフや鶴田ゼミの小学校教諭を目指す学生さんが企画をし、子どもたちが喜んで活動に参加できるような教材を準備します。そして、スタッフ・学生さんとともに、エミリーキッズラボの理念に賛同してくださった講師の方たちもプログラムに加わります。また、そのプログラムの中で子どもたちが必要だと考える材料や資料を、創造力や主体性を大切にしながら出来るだけ用意します。
いろいろラボでは例えば、次のようなテーマを取り上げます!子どもたちの興味や関心によって、他にも様々なテーマを取り上げたり、ひとつのテーマをさらに掘り下げていくことも行います。
私たちは、エミリーキッズラボの学びをより多くの子どもたちに体験してもらいたいと考えています。これまで開催した体験会では、子どもたちや保護者さまから嬉しい反応をいただいていますが、まだまだ参加者数が伸び悩んでいます。
そこで、エミリーキッズラボの運営が軌道に乗るまでの半年間の「いろいろラボ」運営費をご支援いただきたいと考えています。
プロジェクト遂行のためのスケジュール
エミリーキッズラボは21年4月より本格稼働いたします!
<21年4月下旬 クラウドファンディング終了>
4月1日 新年度スタート
※21年4月「いろいろラボ」カリキュラム
7月1日より順次リターン開始
資金の用途について
ご支援いただいた資金は、「いろいろラボ」の運営に限定して使用させていただきます。
<購入したいもの>
・IH卓上コンロ
・鍋やフライパン、ボウルなどの調理セット
・分解用のフィルムカメラ
・顕微鏡
・ビーカー類
・糖度計
・ヨガマット
・画用紙や折り紙
・絵の具
・季節の切り花
・講師料(毎月2.5万円)
その他、CAMPFIREの手数料(9%+税)を支出させていただきます。
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
3,000円 ①ご支援に対するお礼のメールをお送りします
5,000円 ①+②いろいろラボで実施したプログラムやそれに対する子どもたちの反応など、エミリーキッズラボの活動報告を4カ月ごと、計3回1年間 お届けします
10,000円 ①+②+③ご支援いただいた方のお名前をエミリーキッ
ズラボのホームページに掲載させていただきます
30,000円 ①+②+③ +④ご支援いただいた方のお名前をプレートに刻み、教室入口に飾ります
最後に
2020年ユニセフが発表した子どもの幸福度ランキングにおいて、日本の子どもは「身体的健康」が38か国中1位であるにもかかわらず、「精神的幸福度」は37位とワースト2でした。一つの指標に過ぎないかもしれませんが、子どもたちの心身のアンバランスさが浮き彫りになっていると感じます。エミリーキッズラボは小さな教室で、限られた子どもにしか参加してもらうことができませんが、来てくれた子どもたちが一人でも多く、自分自身の力を信じ毎日を前向きに過ごすことができる大人に育ってもらいたいと思っています。ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
エミリーキッズラボについて
成瀬徹 株式会社ビスタクルーズ代表取締役
企業理念のもとに、新しい価値を生み出すチャレンジとしてうまれたプロジェクト!
いま、社会は大きく変わろうとしています。
特にAI は社会のあり方を大きく変えていき、これからは「 A I にはできない、人間ならではの力」が求められるようになると言われています。
その力とは、「問題をみつけ、自らそれに取り組もうとする力」と、これを支える3つの力です。これらの力は幼少期にこそ育まれるものです。
エミリーキッズラボは、「未来の大人たちがより働きやすく、生きやすい環境を創造します」という企業理念のもとに、新しい価値を生み出すチャレンジとして、昭和女子大学様との提携プロジェクトでうまれた放課後学童サービスです。
大木陽介 エミリーキッズラボ目黒駒場校 教室長
一人ひとりが、楽しみながら力をつけていく!
大学で教育学を学び、卒業後9年間、私立高校で教職員として「これからの時代に求められる教育」を追究してきました。
お預かりするお子さま一人ひとりが、楽しみながら力をつけていくことができるようにつとめていきます。
お子さまにとって、よい出会いとなりますように。