◎はじめに 〜このプロジェクトで実現したいこと〜
はじめまして。尾鷲式サウナ製作プロジェクトの伊藤謙です。数あるプロジェクトページの中から、こちらのページをご覧いただき本当にありがとうございます!今日はみなさんに“新たなととのい”を目指したサウナのお話をさせてください!
わたしたちは、発電所撤退で悩む尾鷲を、
”「木を浴びる」プライベートサウナの商品化を通じて賑わい生み出したい”
との想いから、このプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトの舞台 三重県尾鷲市 (中央が発電所跡地)
私は普段、地方創生の文脈で、”持続可能”で”地域の人に愛される”取組を生み出すことを行っております。今回の舞台は三重県南部に位置する三重県尾鷲市。日本トップクラスの降水量を誇るこの街は、基幹産業であった発電所の撤退により、今後新たな産業育成が求められています。
そこで、地域の特産である尾鷲ヒノキを活用し、都市部で大きな盛り上がりをみせているサウナを創り上げる構想を立てました。昨今は各地でサウナの取り組みがありますが、
“尾鷲ならではの”新たなととのい”体験を生み出したい!”
“それが域外の人だけでなく地域を巻き込んで、尾鷲を盛り上げる仕掛けを生み出したい!”
このようなビジョンを打ち立て、尾鷲市に提案してみようと試みたのが2020年夏。そこで出会ったのが尾鷲市政策調整課の濵田一多朗さんでした。
“尾鷲ヒノキは建材として取り扱うが故に価格競争に晒されてきた。サウナという現代的で付加価値の高い「商品」に創り上げることで産業育成に繋げていきたい”
“地域の人にも体験できるようにして、尾鷲の人に愛される新たな文化を創りたい。それ故に、地元の人を中心とした座組みを構築して進めたい”
濵田さんは私の提案に共感していただき、一緒に取り組みを進めていくことになりました。
“サウナを通じて創造する側も、それを体験する側も喜んでもらえる。
それが街の産業、賑わいに繋がっていくプロジェクトにしよう”
◎プロジェクトメンバーの紹介 〜唯一無二の座組みを構築〜
サウナを通じて尾鷲を元気にするために、まずは座組みの構築を進めました。サウナ製作に向けて重要なキーワードは2つ。
”サウナを尾鷲で創り続けるために、尾鷲の人を中心に入ってもらうこと”
“唯一無二のサウナに磨き上げるためその道のプロフェッショナルに入ってもらうこと”
このキーワードをもとに、一人ずつ説明に伺い、座組みを組んで参りました。そうして立ち上がった座組みがこちらです。
尾鷲式サウナ製作プロジェクトメンバー
尾鷲の多くの林業関係者に参画いただき、継続的な木材供給、製作を可能としました。また、唯一無二のサウナ製作のため、木を自在に表現する設計者の吉能さん、その表現を具現化する木工師の郷橋さん、サウナーの目線から”体験”を磨き上げるメンバーにも加わっていただきました。この素敵なメンバーに加わっていただき、サウナ構想の具現化を目指して歩んできました。
◎「木を浴びる」尾鷲式サウナのご紹介 〜尾鷲ならではの体験価値の創造〜
こうして集まったメンバーと“尾鷲でしか表現できないサウナの体験価値とはどんなものか”について深く議論を進めて参りました。そこで辿り着いたサウナのコンセプトがこちらです。
「木を浴びる」尾鷲式サウナ
サウナ室に入った時に、ココロとカラダ全体で「木のパワー」を感じられる体験を提供します。見た目や香りといった木の表面的な部分だけでなく、内に秘められた底知れないパワーを最大限に
感じられること。これこそが”新たなととのい”のカタチです。これはまさに尾鷲の林業関係者が参画することで新鮮な木材を継続的に供給できる体制ができたことで実現しています。
また尾鷲式という表現には、ととのい方はひとつではないということを考慮したキーワードです。サウナ室→水風呂→外気浴のルーチンはひとつ確立されていますが、それだけではない、尾鷲ならではの新たなサウナの入り方を示したいという想いがこめられています。
「木を浴びる」尾鷲式サウナを具現化していくために、わたしたちは必要な要素を洗い出し、その有効性について実証と磨き上げを行うため試作品(初期版)を製作しました。
〜「木を浴びる」要素〜
①:見た目に惚れる
全面尾鷲ヒノキ張りの空間にはヒノキ特有の光沢と木目が飛び込んできます。喧騒から離れた自分たちだけの空間は、新たなととのいへと誘います。
②:ヒノキの『香り』を楽しむ
新鮮なヒノキをふんだんに使用したサウナ内ではフレッシュなヒノキの香りに包まれます。ヒノキの香りは抗菌成分と気分を高める作用があり、カラダの中からデトックスを体感します。
③:生木の『水分』を全身で浴びる
乾燥前の生木をふんだんに配し、木の内に秘められた水分を体感できる仕掛けを施しました。生木の水分は木の乾燥時に発出されるものですが、化粧水のように肌に馴染みます。カラダをあたためつつ、髪や皮膚を優しく包むことで安心できる滞在を提供します。
④:木の『成分』を凝縮したロウリュウ体験
ヒノキの香りに慣れてきた頃に、木の葉から抽出した特製エキスでセルフロウリュウを行っていただきます。入室時とは異なる深い香りで包まれることにより、木を浴びる体験を最高潮に高めます。
⑤:木を浴びながらとことん語らえる空間
尾鷲式サウナによる新たなととのいは、一緒に入った仲間との語らいで昇華してもらいたいと考えております。唯一無二の空間でいつもと異なる思考環境のもと、仲間と深く語らうことで明日の道が拓けることに繋がっていきます。
〜試作品の製作〜
上記の要素はもちろん、商品化に向けて規模や意匠、構造などを実証するためにメンバーの協力をいただき、製作しました。試作品の製作を聞きつけて、尾鷲の多くの方に手伝っていただきながら試作品(初期版)を創り上げました。
尾鷲式サウナ 材料加工風景
尾鷲式サウナ 試作品(初期版)製作風景
尾鷲式サウナ試作品(初期版) 外観
尾鷲式サウナ試作品(初期版) 内観
こちらで明らかになった課題点を次の試作品(最終盤)に向けて磨き上げることで、より魅力的な商品へ繋がって参ります。まさに次の磨き上げにみなさまの支援を必要としております。
◎わたしたちのこだわり 〜確かな体験価値と持続性の両立〜
飽くなき”新たなととのい”へのこだわり
”生木の水分を化粧水として使うお客さんがいてさ”
“木をネットで吊るして、そこから滴る液でロウリュウを”
“木を浴びる効果を定量的に示せるといいよね”
“船の上に載せて秘境のビーチでととのってもらうとか”
世の中にないものを生み出すのに、独創的なアイデアは必須です。”新たなととのい”に繋がりうるアイデアを次々に出し合う。それぞれ得意な分野を掛け合わせることで無限大のアイデアを生み出し続けられる仕組みが出来上がっています。さらにはそのアイデアをどう表現していくのか。「木を浴びる」体験に最も適したものはなにかを実証しながら追究する精神を持ち合わせています。
尾鷲の木を継続的につなぎ合わせる
尾鷲式サウナで
は3つの消耗品があります。生木、エキス、薪です。特に生木は鮮度が重要で、2,3ヶ月ほど使用すると乾燥し、水分を十分に味わえなくなってしまいます。今回、尾鷲式サウナでは、こうした消耗品を定期的に供給し続けることによって、常に安定した「木を浴びる」体験を維持することができます。林業関係者が座組みに入っているからこそ実現できる体験であり、それがまた林業振興の一旦を担えるのではないかとも考えております。
当たり前にサスティナブルに(SDGs)
今回「木を浴びる」尾鷲式サウナでは全ての材料が地に返るもので創り上げられています。人間中心のととのいではなく、地球全体のこともかんがえたととのい体験で、だれもが気持ちよく体感できる仕組みを構築しております。
◎スケジュール 〜商品化して尾鷲をサウナで満たす日〜
今回のクラウドファンディングを通じて、試作品(最終版)を製作し商品としてのクオリティの確認をすると同時に、継続して安定的に取り扱える座組みの構築を以下のスケジュールで進めて参ります。
<尾鷲式サウナの今後の展開>
「木を浴びる」尾鷲式サウナでは、このサウナ商品で完結するのではなく、木の成分を活かしてカラダを鎮める水風呂ならぬ木風呂(仮)や、自分たちだけの外気浴空間を創り出すデッキの開発も見据えています。
<尾鷲式サウナで満たされる街>
こうした取り組みが尾鷲の新たなムーブメントとして確かなものになれば、サウナ商品を各集落や全国をキャラバンし、より多くの人に体験してもらい、取扱を増やすことでネットワークを拡大させていきたいと思います。
そして、発電所跡地の広大な敷地を尾鷲式サウナで満たし、サウナを通じて尾鷲を”ととのい”のひとつの聖地にして賑わいを生み出していきたいです。
“夢”の実現のためにみなさまのご支援お願い致します。
地元の人、全国の人、はたまた世界の人にこの「木を浴びる」”新たなととのい”を体感していただきたい。その体験が、それぞれの明日を拓く原動力になる。尾鷲の活性化に繋がる。そして次のムーブメントを起こすきっかけになる。そんな”夢”を描いています。
最後に、尾鷲を中心に多くの方のお力添えをいただき現在に至っております。この場で大変恐縮ですが御礼申し上げます。「木を浴びる」尾鷲式サウナ構想の実現に向けて、このクラウドファンディングは非常に重要なポイントです。次のステージへ進むため、みなさまの温かいご支援のほど何卒よろしくお願い致します。そして一緒にこの構想の具現化に進んでいけたら幸いです。
〜サウナーの方へ〜
これまでにない“新たなととのい”の実現のためご協力お願い致します。
(サウナーともだちにも是非共有してください!)
〜サウナに興味がある方へ〜
温泉巡りならぬサウナ巡り!地域ならではの“ととのい”体験を生み出すためご協力をお願い致します。
〜三重県・尾鷲の方へ〜
尾鷲をはじめとした三重県南部地域を元気にするためにご協力をお願い致します。
目標支援金額
300万円
<支援金額用途>
◎商品開発に向けた試作品材料費
◎「木を浴びる」要素磨き上げに係る実証費用
◎商品取扱に向けた座組みの構築費
<リターン>
尾鷲式サウナ誕生の背景を体感していただくため、素敵なコンテンツをご用意致しました。どのコンテンツもみなさまに満足いただけるよう、メンバー総力で作りあげて参ります。
※今後の社会情勢によっては、期間の変更や内容の一部変更を致しますのでご了承下さい。
メディア掲載
【東海テレビ】
【中日新聞】
【紀勢新聞】
【南海日日新聞】
Q&A
<「木を浴びる」サウナ商品化のスケジュールは?>
本クラウドファンディングの支援を基に、継続的な実証を行うことで商品化への磨き上げを進めて参ります。2021年夏〜秋頃には商品仕様の確定と注文開始を目指します。
<商品の法的な扱いは?>
キャンプ場や宿泊施設だけでなく、個人間でのシェアなども想定に商品開発を行っていきたいと考えています。取扱が簡易なように、各種法令を遵守しつつ、煩雑な手続きが不要な仕様にしたいと思います。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。