ここまで詳細なミッションを設定することができたのですが、肝心なローバーがありません。そこで、ローバーも開発することにしました。
(1)投下用ローバーの開発
縦穴などのローバーが自走していけない場所ではUAVで運び、上空から投下します。そこで、軽く必要最低限な機能だけを搭載したローバーを開発しました。
開発した超小型ローバー
このローバーは遠隔操作で走行することができ、カメラのみを搭載しています。UAVに搭載して目的のポイントでパラシュートで投下します。
実際にパラシュートを用いて投下した様子
(2)走破性重視のローバー開発
(1)の投下用ローバーはUAVに搭載するため軽量でなければなりません。軽量であるため、高精度なセンサや重いセンサーを搭載することができません。そこである程度の重量物を搭載し、可能な限り自走して目的地まで走行するローバーが必要とります(自走していける範囲に限界はありますが)。というわけで、四輪駆動で走破性を高めたローバーを開発しました(UAVへの搭載、投下は不可能)。
開発した四輪駆動のローバー
このローバーは自走するための自己位置推定や砂サンプル採取・分析などを行います。
最終目標
空・陸両方からのアプローチを行う探査技術を確立します!!
実験の安全確保について
本研究プロジェクトでは実際にUAVを飛行させたりローバーを走らせたりとフィールドワークを活発に行っております。実験に際してですが、航空法や電波法に乗っ取り、十分に注意し、必要であれば管理者や国に申請して許可を得ております。また、実験地は可能な限り貸し切り、第三者が立ち入れない環境下で実地しております。
実験地の様子
主な実験場所
日本各地で実験を行っています。
・筑波大学
・筑波山麓
・山口県美祢市秋吉台国立指定公園
・山口県本山岬
・福島県四倉海岸
資金の使い道について
資金の使い道は以下の通りとなります。
1.実験機材開発費用 約10万円
2.遠征費 約10万円
3.論文投稿費・申請費 約5万円
なお、不足した資金については自己資金にて賄う予定です。
今後のスケジュール
2021年2月 クラウドファンディング終了
2021年2月~6月 大学や日本各地での実験
2021年7月 論文投稿(国内・国外)、学会発表 、リターンの最終報告書発行
リターンについて
リターンは、以下の通りです。
①実際に実験に用いたローバーのタイヤ(先着10名様まで)
実験時、ローバーが履いていたタイヤをお渡しいたします。
¥10,000
④講演会
オンラインにて、研究成果を発表し質疑応答を受け付けます。時間は1~2時間を想定しています。2021年3月ごろを予定しています。
¥5,000
③報告書+動画
実験で得られた成果をまとめた報告書とその際に撮影した映像をお送りいたします。(2021年3月ごろ)
¥2,000
④写真集
実験時に撮影した日本各地の写真をお届けします。(2021年3月ごろ)
¥1,000
⑤メールによる質疑応答
メールにて質問を受け付けます。
¥500
最後に
私たちは、個人プロジェクトとして研究開発を行っております。その結果、これまでに7回の学会発表や論文を発表することができました。しかし、フィールドワークの滞在費や機材の開発に多額の資金が必要となります。どうかご理解・ご協力お願いいたします。