724年開基定福寺境内のユニバーサバデザイン化、駐車場増築と運動場併設のお願い

林寺から来ています。先々代が初めてお寺に生まれた子供でしたが、9歳から竹林寺で修行をし30歳過ぎに帰山いたしました。前住職は養子として寺に入り、私も養子として寺に入りました。定福寺は師弟関係の重要性を身をもってわかっています。先師の記録からわかるのは、お寺は「祈る場であり、学ぶ場であり、集う場である」ということです。定福寺境内には万葉植物園や宝物館があり、100本以上の紅葉や2500年前の地層から発見された大賀蓮が、高知県に始めた植えられた場所です。四季を通じて参拝の方や拝観の方々がお越し頂けています。定福寺では、現在進行している境内の整備と皆が利用でき、豊永郷の文化を伝える場として講堂建設計画の2つの事業を実施しようとしています。境内の整備は3年前から始まりました。
このプロジェクトで実現したいこと

目的は、境内の整備と駐車場の建設です。定福寺には、2年前まで5台ほど駐車できる駐車場がありましたが、老朽化により再建し多目的トイレも併設いたしました。それに伴い境内は、車いすやベビーカーで散策できるように、ユニバーサルデザイン化を進めています。境内の整備は、6割はできていますが肝心の本堂までのスロープをつける工事が残っています。スロープは、現在ある道を利用し、本堂前の石段からではなく、東側の道路から生活道を整備し、本堂の回廊までの道を作ります。
また大きな法要の際や団体参拝の方、ツアーの方、植物のシーズン中にお越しいただく方々には、駐車スペースがなく、ご不便をおかけいたしておりました。そのために大型駐車場の確保と整備を進めています。
大型駐車場は、毎日使用されることはないと考えられます。使用しない時に有効利用しようと考えています。かつて定福寺に剣道場があったように、子供たちがスポーツを楽しめるように運動施設の役割も併せ持つようにと考えています。豊永郷は急峻な山間地域であり平地がほとんどありません。また市街地と違い、子供たちは自分でスポーツの選択ができず、楽しむ機会もありませんでした。駐車場という平地ができるこの好機に、少しでもその機会を与えられればと考えています。私はサッカー指導のライセンスを取得しており、7年間高知市内の小学校のチームで指導を行っています。 それらもスポーツの指導に役立つと考えています。境内を石畳にした様子急峻な地域での棚田 しかし、これまで境内整備や駐車場の整備には、想定を上回る3千万円以上の費用がかかりました。今後の境内整備の計画を進めるためには、予算が不足し大変困難な状況になってしまいました。 境内のユニバーサルデザイン化と駐車場の建設と駐車場の有効利用にご協力をよろしくお願いいたします。

大型駐車場の建設予定地

石段の工事の様子
私たちの地域のご紹介

定福寺のある豊永郷(明治時代までの名称)は、長岡郡大豊町の東北部にあります。豊永村・大杉村など4村が昭和に合併し大豊町になりました。自然環境に恵まれており、豊永郷の中心地には、標高1400Ⅿの梶ヶ森があります。山頂からはは眺望があり、瀬戸内海や土佐湾が一望できます。また山荘梶ヶ森は、宿泊施設や研修施設もあり、天体望遠鏡が設置され天体観測ができます。山頂付近にはキャンプ場も併設されています。梶ヶ森の山頂付近から水が湧き出しており、名水になっています。豊永郷は急峻な山間地域にあるため、高度差による環境の違いにより生活圏の植物が異なっています。貴重な動植物の観測なども楽しめます。西峰地区の京柱峠は徳島県との県境にある峠で、国道439号の通る景観の美しい峠になっていま