最初の「フォーチュンボックス」を企画してから販売を開始するまでに1年以上かかりました。
はじめは「仕送り代行業」のようなものを考えていました。実家から届くあの箱を開けるときの楽しみを体験できる通販です。そこから、いろんな試行錯誤をしました。
私のように資金もほとんどない起業家でも、もしネット通販を始めるにはどうしたらいいか考えたり、多くのビジネス書を読んだり展示会に行って勉強しました。
何冊かのビジネス書には逆転の発想が大事だと書かれていました。そこで、ネット通販をお客様の立場から分解して、逆にしてみたり、いろいろ考えているうちに「中身がわからないけど、なにやら楽しいものがいくつか届く通販」という発想に辿り着きました。
やはり、こんな私を信じて、買ってくださる人を裏切りたくない！
そう考えて「とにかく商品を見つけなければ！」ということで、起業の勉強をしながら、コンセプトに共感し、協力してくださるメーカーさんと商品を探す活動を開始しました。
さっそくいくつもの展示会に出かけたり、メーカーさんを訪問して交渉していきました。
過去の活動の様子は「坂内綾花の活動日記」をご覧ください。
当初はメーカーさんからも冷たい反応を受けることが多かったのですが、少しずつメーカーさんの反応もよくなってきて、何の実績もない私でも「新製品にチャレンジしやすくなる」「協力させてください」「ほかのメーカーさんも紹介します」「新商品を知ってもらえて感想ももらえるなら安く卸します」と言ってもらえることも増えていきました。
そしてメーカーさんとお話するうちに、きっと大きなニーズがあるに違いない！と思いました。そして、こんな私でも、何が送られてくるかわからない”選ばないで買う通販”という市場（流通パターン）を作れるかもしれない、と思うようになったのです。
勉強のために物産展（催事）でアルバイトしていたときの坂内です
全国いろんなところに勉強に行き、情報を集めています。そして、「フォーチュンボックス」では開封するまでのワクワク感だけではない付加価値として、お得さよりも「素晴らしい商品たちとの出会い」「いくつもある各地の物産や製品の中から、なかなか出会えないもの、スルーしてしまっているであろう商品たちのとの出会い」や「使う、食べるだけでなく、学べる」という価値をお届けしたいです。
仕入れ価格や経費など、何度も計算して魅力が最大になるような組み合わせを考えています
私にとって一番怖いのは、せっかく支援してくださったお客様をガッカリさせてしまうことです。そのため、厳しい基準を作って中身を厳選しようと決めました。
そして、お客様をガッカリさせないために、さまざまな人の意見を参考に、次に該当するようなものは売らない（フォーチュンボックスには入れない）という「7つのルール」を作っています。
・ルール1「ありふれたものは売らない」
・ルール2「品質実感が難しい、品質が低いものは売らない」
・ルール3「自己満足で熱くなって冷静になったら後悔するようなものは売らない」
・ルール4「自分が知らないだけでみんなが知っているものは売らない」
・ルール5「理由もなく売れ残りや在庫処分品は売らない」
・ルール6「法律違反や公序良俗違反になるものは売らない」
・ルール7「宗教や思想、個人的趣味が強いものは売らない」
届くまで中身はわかりませんので、その分、慎重に商品を選んでいます。きっと「へぇ～、こんなものあるんだ！」と喜んでもらえると思います。
「フォーチュンボックス」には、いく