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『ふぁみりぃ』の仲間たちの笑顔を写真集にして学校や保育園などに届けたい!
4 ~ 5 分
【ごあいさつ】
はじめまして。
NPO法人 道 理事長の柴田惠子です。私は長く訪問看護に携わってきた中で、医療的ケアが必要な児・者の方々との出会いから、福祉、医療、教育(療育)が連携し・結ばれ、安心して地域で過ごしていただける居場所づくりと仲間づくりの必要性を感じていました。そして、平成26年に滋賀県彦根市で訪問看護ステーション「ふれんず」を立ち上げ、赤ちゃんからお年寄り、難病やがんなど、訪問看護を必要とするすべての方に寄り添いの支援を行い、安心して地域でくらせるよう訪問看護を始めました。平成28年8月には児童発達支援・放課後等デイサービス・生活介護+療養通所介護「ふぁみりぃ」をアパートの一室で始め、笑顔、支え合い、もうひとつの家族をモットーに子どもたち一人一人の個性に寄り添い、それぞれの成長を見守ってきました。平成28年10月には相談支援事業所「ちゃれんじ」を開設。「ちゃれんじ」では成長や発達、その他いろいろな悩みやご相談をお伺いし、その人らしく暮らせるよう共に考え、支援しています。そして平成29年1月に、NPO法人を取得し、平成30年に多くの方のご支援で滋賀県彦根市高宮町に移転新築をいたしました。現在は『多機能型重症児者等デイサービスふぁみりぃ』となり、人工呼吸器や経管栄養などの医療的ケアが必要な重症児者の仲間たちが通っています。
森のお家
【写真集をつくるきっかけ】
「多機能型重症児者等デイサービスふぁみりぃ」では毎年夏頃にふぁみりぃの仲間たちに日常出来ない体験を目的としたり、家族同士やスタッフとの交流、地域との交流、親睦などを目的として家族活動を行ってきました。ですが、今年は新型コロナウイルスの流行により、みんなで集まることが出来なくなってしまいました。でも、そんな今年でも、ふぁみりぃの仲間たちは一生懸命笑い、泣き、遊び、生きています。そんな、今を一生懸命に生きているふぁみりぃの仲間たちの笑顔や泣き顔、様々なありのままの姿を写真に残し、想い出づくりをすることが出来るのではないかと考え、動き出しました。
そして、滋賀県出身で、以前から柴田と親交のあった写真家の國森康弘氏に今回の企画の趣旨をお話し、写真撮影をお願いしたところ、快諾してくださり、たくさんの素敵な写真を撮影していただきました。
【写真家:國森康弘氏】
新聞記者を経てイラク戦争を機に独立。イラク、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ブルキナファソ、ケニア、カンボジアなどの紛争地や経済困窮地域を回り、国内では戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者たちの取材を重ねてきた。命の有限性と継承性がテーマ。滋賀や東北被災地、東京などで看取り、在宅医療、地域包括ケアの撮影にも力を入れている。著書に「いのちつぐ みとりびと」「生老病死 そして生」など。「生老病死 そして生」では、ふぁみりぃの勝君が地域の小学校に通い、友だちと成長していく姿が収められています。
写真家:國森康弘氏
【写真集を通して】
◆「ふぁみりぃ」には人工呼吸器や経管栄養などの医療的ケアが必要な重症児者の仲間たちが通っています。人工呼吸器をつけていても、思うように動けなくても、言葉を話すのが難しくても、笑ったり怒ったり泣いたり、たくさんの気持ちを伝えてきてくれます。そして、元気いっぱいの仲間たちと日々関わるスタッフはその笑顔や、成長していく姿に力をもらっています。そんな一生懸命に生きるふぁみりぃの仲間た