ごあいさつ
作家の森奈津子と申します。
今年2月、私は13歳の愛犬を亡くしました。
名前はくろ吉。甲斐犬系雑種の元保護犬の女の子。
リンパ腫で5ヶ月間闘病した末の死でした。
2007年、我が家に移動する直前のくろ吉
2007年7月のくろ吉。保護主さん宅から車で我が家に移動する直前に撮影。
プロジェクトの概要
現在、友人とその仲間たちが、高齢者向けの終活支援団体の設立を計画しています。
団体の中には、高齢者のペットである犬猫を殺処分から救うための啓発・指導・保護部門も作ると聞きました。
そこで、愛犬を亡くしたばかりの私も、微力ながらご協力させていただくことになり、クラウドファンディングの呼びかけ担当&窓口として、このページを開設した次第です。
永続的かつ安定的な支援を行える団体にしたいということで、任意団体ではなく一般社団法人でのスタートも、私から提案させていただきました。
友人の愛犬・トイプーのクララちゃん。
解決したい社会課題
高齢者が亡くなった際に殺処分されるペットが後を絶たないという現状を改善し、失われる命を少しでも減らすことが課題です。
解決策として、高齢者が犬猫を飼う際の注意喚起や、いざというときの保護、里親募集のお手伝い、あるいは、死後事務委任契約を通じてペットの安心を確保することも解決策として考えています。
我が子のように慈しんできた愛犬を失い、いまだに悲しみを引きずってはいるものの、それでも、9年前に乳がんの手術を受けた私にとっては、くろ吉のために動物病院に通い、看病をし、自宅で看取ることができたのは、非常に幸いなことでした。
一方で、ご高齢の飼い主さんが介護施設に入所したり亡くなったりした際に、ペットの犬猫が殺処分にされるケースも少なくないと聞きます。
その話を、高齢者向けの介護サービス関連の仕事をしている友人から聞いた私は、とても胸が締めつけられました。
もし、私が先に死んでいたら、くろ吉はどうなっていたのか……。
【参考記事】高齢齢の飼い主が急死…ネコ21匹が取り残され、24日後にようやく保護も2匹死亡 都が遺族の意向確認に手間取り/東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/101126
成犬くろ吉
2009年、凛々しく成長したくろ吉。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちは、ペットレスキューという事態を事前に回避するための啓蒙活動も必要だと考えています。
そのための小さな第一歩として、ペットの飼い方をアドバイスする高齢者向けパンフレットの作成を予定しています(無料ダウンロードできるPDF版も)。
ペットの寿命や、いざというときの医療費も考慮して飼うこと、自分の身になにかが起きたときのための対策、防災対策、また、保護動物をお迎えするメリットも、パンフレットでお伝えできればと思います。
レスキュー活動としては、犬猫(場合によっては小鳥や魚類、爬虫類も)の預かりボランティアさんを募り、ネットで新しい飼い主さんを募集する予定です。
2014年、森宅の床下に住みついたメスの野良猫「床下猫」とくろ吉。
資金の使い道
・社団法人の登録費:約40万円
・HP開設費:約20万円
・広報費等:約30万円
・手数料:約10万円 (10%+税)
※100万円を超すご支援があった場合は、レスキューしたペットたちの医療費やフード代等に使わさせていただきます。
2015年、くろ吉と床下猫(後にゆかと名づけ、正式に森家の子に)。
実施スケジュール
2021年末 一般社団法人