【将棋】初代女流名人・蛸島彰子の足跡をたどる書籍出版プロジェクト

【将棋】初代女流名人・蛸島彰子の足跡をたどる書籍出版プロジェクト
日本女子プロ将棋協会(LPSA)は、女性や子どもたちへの将棋普及を目指して2007年に設立された女流棋士の団体です。女流棋士第一号、初代女流名人である蛸島彰子女流六段の歩みを記した本を出版し、女流棋界の歴史を後世に伝えます。

ご挨拶

 皆さまこんにちは。このたび日本女子プロ将棋協会(LPSA)では、蛸島彰子初代女流名人の歩みを記すための出版プロジェクトを立ち上げました。
 2022年3月、「駒我心(こまわがこころ) ~初代女流名人 蛸島彰子の歩み~」の発刊に向けて皆様のご協力をいただきたく、クラウドファンディングを行います。
このプロジェクトについて

 蛸島彰子(現女流六段)は、将棋の女流棋士第一号。女性初の奨励会員、初代女流名人、初代女流王将として女流棋界の礎を築いてきた女流棋士です。長くNHK杯テレビ将棋トーナメントの棋譜読み上げを務める等、「女流棋士」の存在を世の中に広め、女流棋士の地位向上においても中心的役割を果たしてきました。2018年2月に公式戦引退後も、日本女子プロ将棋協会の運営や後進の育成、将棋の普及活動に積極的に参加しています。 

 蛸島が将棋と出会ったころは、将棋に親しむ女性はほとんどいない時代でした。その後、1974年に一期生6名で女流棋戦がスタートしました。 現在は公式タイトル戦が8つに増え、さまざまな個性を持ったおよそ90名の女流棋士が活躍する華やかな世界となりました。
 レジェンドの歩みは、女流棋界の歴史そのもの。 女流棋界は、偉大な先輩方が道を切り開いてくれたお蔭で、今の隆盛を誇っているとも言えます。

 日本女子プロ将棋協会は、女性や子どもたちへの将棋普及を目指して2007年に設立された女流棋士の団体です。所属女流棋士は、それぞれ棋道の研鑽に努めるとともに、協力して女性大会やイベントを数多く開催し、将棋の魅力を広める普及活動を積極的に行っています。
 私たちは、日本の伝統文化である将棋の普及発展を目指す団体として、蛸島初代女流名人の足跡をたどり、功績を伝えることで、女流棋界の創成期から現在までの歴史を後世に伝えたいと考えています。
「駒我心 ~初代女流名人 蛸島彰子の歩み~」内容

・まえがき 中倉宏美
・来歴「珍しい女の子」 宮田聖子
・蛸島彰子名局選 短評:遠藤正樹(LPSA技術アドバイザー)
・生涯の一局(観戦記形式) 君島俊介
・LPSA棋戦熱戦譜 渡部愛他
・エッセイ 森雞二、山田久美、松本博文、遠藤正樹、貝瀬喜美恵
・蛸島彰子インタビュー 石井妙子(文春オンライン記事収録)
・年譜
・文献
・所感 蛸島彰子
・あとがき
  *タイトル、内容は変更になる場合があります

来歴「珍しい女の子」見本ページ

全公式戦から厳選した20局を短評、対局概要と合わせて紹介

監修 遠藤正樹 小笠原輝 君島俊介 けんゆう
制作協力 田代深子 水沢桂介

企画、制作:LPSA
2022年3月 発行(予定)
蛸島彰子(たこじまあきこ) 略歴

1961年   7級で日本将棋連盟新進棋士奨励会入会
1966年   初段で奨励会を退会
1970年   女流二段
1974年   女流三段
1976年   女流四段
1988年   女流五段
2017年   女流六段
2018年2月 公式戦引退、LPSAプロ登録
タイトル獲得  通算7期(女流名人位4期、女流王将3期)
登場回数  11回(女流名人位7回、女流王将4回)
公式戦通算成績 333勝328敗

棋歴(LPSA公式サイト)
資金の使い道

印刷製本代、原稿料、校正・編集費用、他書籍制作にかかる諸経費
CAMPFIRE手数料
リターンについて

 このクラウドファンディングにお申込みいただいた方には、特製「蛸島彰子駒根付」(非売品)をお付けして、2022年3月に書籍を送付いたします。