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このプロジェクトで実現したいこと
タイトルにあるように本プロジェクトの目的は、「忘れ形見」という長編アニメ映画企画 のパイロット映像を制作する事です。
本企画を実現するべく、私はかねてよりアニメ監督を志していますが、アニメ制作の経験のない者がいきなり長編映画の監督になる、というのは現実的な話ではありません。
異業種から監督に転向するなどの例はありますが、いずれにせよ商業アニメの監督になるには何らかの実績が不可欠です。
そこで、まずは1分半程度のパイロット映像を先行して制作し、そのパイロット映像をネットで広く公開しようと思います。
その上で二度目のクラウドファンディングを行い、さらなる資金を調達し、作品と支援金を引っさげて再び制作会社に企画を売り込み、商業作品として始動させるという計画です。
――物語・あらすじ――
夏休みの最中のある日、新米教師の主人公「萱原 奏」は赴任先の中学校に向かうため、のどかな田舎町、豊川町へとやってくる。
バスに乗って新しい職場へ向かう道中、萱原は初めて訪れるはずの豊川町の何気ない景色や、町で見かける人々に妙な懐かしさを覚える。
不可解に思いつつも職場にやってきた萱原は、バスで居合わせた女性「月野 万」が同じ学校に勤める教師であると知り、同い年の二人は次第に打ち解けていく。
しかしその一方で、謎のロボットの出現、航空機の墜落、爆撃機の襲来と、萱原の前で次々に奇妙な事件が起こり、不信感はいよいよ深まっていく。
他の誰にも理解されない中、幼馴染の友人「土田 雅之」に事のいかんを説明すると、一連の事件や萱原の覚えた懐かしさの原因が、人工知能「ノア」にあると告げられる。
動揺する萱原だったが、月野や土田と行動を共にする中で、ノアによる支配の実態を目の当たりにし、奪われた世界を取り戻す為に戦う事を決意する。
こうして三人は様々な危険に身を投じていくことに‥‥‥
―――イメージボード―――
―――作中音楽―――
―――テスト映像―――
プロジェクトをやろうと思った理由
この「忘れ形見」という企画を温め始めたのは、アニメーション監督を目指し始めたのとほぼ同時期、今から5年以上前の話になります。
大まかな物語は割とすぐに出来上がったものの、面倒くさがりな性格が災いしてしばらく放置しまう事になります。
それから数年経ち、このままじゃいけない!と、ようやく焦りを覚え始めた数カ月前に一気に脚本を完成させたものの、次なる問題が立ちはだかります。
「どのように商業アニメーション化を実現するのか」という問題です。
監督でないどころか、アニメ業界に関わった事も無く、自分の作品でお金を稼いだ経験すらない、しがないフリーターの男が、監督としてオリジナル映画を制作するのは夢のような話です。
冷静に考えれば企画の実現は困難な状況ですが、脚本と企画書を書き上げて勢い付いた私は、「企画の持ち込みがしたい、目を通してくれないか」と言った主旨のメールを様々な制作会社に送りつけました。
しかし、ほとんど返信すらなく、唯一の返信も「企画の持ち込みは受け付けていない」という内容で、結果的に企画に目を通してもらう事すら出来ませんでした。
例えば漫画の世界であれば、志望者は持ち込みをしたり新人賞に投稿したりして、漫画家になる事が可能です。
しかしアニメの世界にそのような新人発掘の仕組みはほぼ無く、監督になるためには業界内部での下積みを必要とします。
私がこのプロジェクトを立ち上げたのは「忘れ形見」の実現はもちろん