はじめに・ご挨拶
東京都八王子市の整体サロン『ヒーリングサロンレプス』で代表をしております、整体師の吾妻優と申します。
前職のストレスによる体調不良の経験から「身体を癒やす」ことに関心を持ち、大手整体サロンに入社。店長職、技術開発職を歴任したのち独立し、2016年に現在のサロンを開業しました。
不眠やアレルギー、便秘など数多くの慢性的な心身の悩みに深く関係する自律神経に着目し、カイロプラクティック、オステオパシーを元にした独自技術を用いて自律神経にアプローチする施術を行っています。
現在は年間のべ1500件以上の施術の傍ら、地域で働く女性の支援活動などにも力を入れています。また、上は17歳から下は0歳まで、4人の子供を育てる母でもあります。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちはホールド感、軽さ、つけやすさ、そして心地よく安心な素材にこだわった、日本中の忙しいママのためのだっこひもブランド『wrapco me(らっこみぃ)』を立ち上げます。
『wrapco』とは『wrap(包む) × だっこ』のこと。伸縮性のある100%綿ニットによる包み込むようなホールド感と心地よさで、忙しいお母さんが両手を離しても、ぎゅっとだっこされているみたいに赤ちゃんが安心できるように。『wrapco me』にはそんな思いが込められています。
皆様のお力を借り、2021年2月よりこちらの新しいだっこひも『wrapco me』をデビューさせたいと思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
私は4人の子供を出産し、育ててきました。今も子育てをしながらサロン経営をしております。
小さな子供をだっこしながら仕事や生活の雑務をこなさなければいけない中で、つらい肩こりや腰痛に悩まされる。多くのお母さんと同様に、私もそのような経験をしてきました。
以前はもう、そういうものだと半ば諦めていましたが、整体師として経験を積んだ今、だっこひもを工夫することで苦痛を軽減できるのではないか、という発想に至りました。
生後3ヶ月の赤ちゃんの平均体重は、男の子で5~8kg。女の子で4.5~7.5kgにもなります。そんな重量物を長時間抱えるにあたって、私が重視したのは以下の3つです。
1. お母さんに赤ちゃんが密着し身体の重心に近づくこと
2. だっこひも自体が十分に軽いこと
3. 赤ちゃんの安心する肌触り
そういう観点で既製品をいくつも試しましたが、重く、固くかさばるものか、柔らかすぎて赤ちゃんをしっかりホールドできないものばかり。満足のいくものはありませんでした。
「世の中にないなら、自分で創るしかない!」
このだっこひもプロジェクトは、そうやって生まれました。
中山メリヤス株式会社との出会い
当初は、既存の布などを組み合わせ、試行錯誤を繰り返してサンプル品をつくっていました。しかし、どうしてもホールド力と心地よさにを保つことが難しく、商品開発は難航します。そんなときに助言をしてくれたのが、ニット生地の専門家、中山メリヤス株式会社の中山社長でした。
「新しいことへチャレンジして糸の可能性を広めたい」
中山メリヤス株式会社は70年以上ニット(メリヤス)を専門に取り扱ってきた老舗で、都内アパレルメーカーからの受注生産などを行っています。
中山メリヤスが籍を置く東京都八王子市は織物の町とも呼ばれ、繊維産業が古くより盛んでした。しかし、かつては30以上あった中山メリヤスのようなニット業者も、今では片手の指で数えられるほどに減ってしまっています。
そんな逆