いる時だけでなく、洗うときも楽であること。
それこそが真の楽なワンピースだと思った私は、少しでも洗うのが楽になるよう、洗剤も一緒に開発することにしたのです。植物由来であることはもちろん、ほかにも3つの点にこだわりました。
まず取り組んだのが、静電気の軽減です。どんなに素敵なワンピースでも、静電気でパチッとしたり、足にまとわりついてしまったら台無しです。そうならないように静電気軽減剤をできる限り配合していただき、着用した時の不快感をなくしました。静電気が軽減されることで、ほこりや花粉がつきにくくなるという嬉しい効果も上がっています。
そして、楽に洗うためにオールインワンであることにこだわり、柔軟剤成分も洗剤に含めることにしました。柔軟剤成分が洗濯時の摩擦を防ぐだけでなく、着ている間も擦れによる痛みを防ぐため、衣類に優しく、毛羽立ちやしわを抑えることにもつながります。
もうひとつ、こだわったのは香りです。お気に入りの香水をつけるときに違う香りがするのが嫌で、「無香料にしてほしい」とメーカーの方にお願いしたら、意外な答えが返ってきました。「無香料にすると、洗剤の臭いがしてしまいますよ」…洗剤って実は、かなりの臭いがあるものなんですね。そこで、ほかの香りを邪魔しないさわやかな微香料のみを配合していただきました。これなら香水をつけても大丈夫。是非お気に入りの香りを一緒にまとってくださいね。
こうして、すべての頑張っている方が少しでも楽に綺麗になるために開発した、おしゃれ着洗いを楽にする植物生まれの『私のきら美～kirabi～』オールインワン洗剤が誕生しました！
ぜひ一人でも多くの方に、使っていただきたいと思っています。
私がワンピースの事業を起こしたのには、わけがあります。
私の曾祖父は、100年ほど前に大阪の三品取引所での糸の取引で、かなりの財を成した人だそうです。その長女が祖母で、その娘が私の母にあたります。河内天美駅の周りはほぼ曾祖父の土地だったのだとか。それだけ財があるにもかかわらず、副業の呉服屋にも力を入れており、京都から呉服を仕入れて各地の村の元気なご婦人たちに渡してそれぞれの村で売るという、今でいう代理店制度を早くから取り入れ、繁盛させたそうです。
その後、家は祖母と婿養子の祖父が継いだのですが、まったく商売ができなかったそうで。借金のかたにどんどん土地がなくなっていき、最後に残ったのが副業だった呉服屋でした。呉服屋がなければ家は途絶え、私は存在しなかったかもしれません。粗品だけではこの先難しいかもしれないと思ったときに新たな商売を始めようと思えたのは、そんな曾祖父のやり方を聞いていたから。粗品とワンピースがそれぞれ柱となって、会社を支えてくれるに違いありません。
今や呉服屋はすっかり斜陽の産業となり、継ぐ者もなく今年たたむことになりました。私にも継ぐ話は来たのですが、それにはなにぶん呉服から離れすぎており、断念せざるを得ませんでした。でも、呉服屋をたたむのと入れ替わりにワンピースの事業を起こすことになり、なにか曾祖父から力をもらっている気がしてなりません。今は曾祖父に倣い、ワンピースの取扱店を探しているところです。曾祖父が取り入れ、家を守った仕組みを生かし、この令和の時代にもしっかり商売の根を生やしていこうと思います。
皆様からお預かりした資金は大切に使わせていただきます。
CAMPFIREの手数料を引いた全額、リターン品の調達と送料に充当する予定です。
・リターン品および送料
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10月初旬