牛を身近に感じてもらう為の大切な牧場カフェを守り『思い』を届け続けたいです!

牛を身近に感じてもらう為の大切な牧場カフェを守り『思い』を届け続けたいです!
牛達との関わりや商品を通して『命を頂いている事への感謝の気持ち』を皆様と分かち合いたいです!千葉県出身の私達は2009年に北海道で牧場を始めました。8年前から始めた酪農教育ファームや授業での酪農体験受け入れに加え、3年前には牧場内にカフェを作り放牧牛の牛乳やアイスの加工・販売まで一貫して行ってます!

①はじめに

初めまして、北海道十勝広尾町で放牧酪農を営む「菊地ファーム」と申します!

私たちが営む菊地ファームカフェはこれまで「牛を身近に感じてほしい」という思いで、
どうしたら牧場に来てもらえるかを一番に考えて牛乳やアイスなどの製品づくりやお店作り、イベントなどをやってきました。
昨年からはコロナの影響を受け、カフェを閉めたりテイクアウトのみにしたりと
これまでお店に足を運んでいただいていたお客様と直接お会いしゆっくりお話する機会がめっきり減ってしまいました。カフェを開けなくても商品の販売だけなら出来ますが、カフェは私たちにとって牧場と外の人を繋いでくれる「窓口」としてとてもとても大切な場所です。

カフェ外観

 昨年度から「ポケマル」や「食べチョク」などの産直サイトを通じてオンライン販売を本格的に始めました。今後もカフェの経営を続けていくためにオンラインやイベントでの販売にも力を入れていく予定です。
ただ、今のオンライン販売ではカフェで直接お客様と顔を合わせてお話出来る以上の価値をお届けできておらず、この1年以上苦しい時間が続きました。
そして改めて私たちがお客様と関わる中で一番嬉しい瞬間とはなんだろうと考えました。

それは、菊地ファームをきっかけに「牛と人」がつながったと感じる瞬間です!

 牛を身近に感じてもらい「命を頂いている事への感謝の気持ち」を皆さんと分かち合いたいという思いを改めて表現するためにこのプロジェクトを立ち上げました。そして今回新たな試みとして「牧場の牛乳+オンライン牧場散歩」や「仔牛の名付け親になれる」などのリターンセットをご用意いたしました!

ぜひ牧場に足を踏み入れた感覚で牛の体温を感じながら、読んでいただけたら嬉しいです☆

カフェ前にて家族3人で

②自己紹介

 私たち夫婦は千葉県出身で、北海道の十勝にある帯広畜産大学に進学するまでは酪農と縁もゆかりもありませんでした。そんな私たちが牛に心を惹かれ、「自分の牧場を持ちたい!」「牛乳を加工して販売をしたい」と学生の時から夢を語り合っていました。卒業後に沢山のご縁の中で広尾町と出会い2009年に就農しました。

牧場を始めて、最初に飼い始めた牛たちは45頭でした。まずは、一頭一頭に名前を付け覚えるところからスタートしました。学生の時に働いていたバイト先の牧場では、「家畜である牛に名前を付けるなんてダメだ!」と言われたり、中には牛たちを「牛乳を生産するロボット」のように扱っている牧場の方もいて見ているのがとても辛かったです。

牛には人と同じように個性があります。のんびり屋さんだったりせっかちだったり臆病だったり、、、本当に1頭1頭性格は違います!それぞれに名前があっていいし、生きている間は心地よく過ごす権利があると思っていたので、自分の牧場をもったら牛たちが元気にのびのびと暮らせる牧場にしようと思っていました。そしてやるからには自分たちが心から飲みたいと思う牛乳を作りたいという思いから放牧酪農を行っています!

上空から見た菊地ファームと日高山脈

③菊地ファームの特徴

1, 牛の飼い方

夏は放牧し、放牧地と牛舎を自由に行き来できるようにしています。牛が何を食べてどこで過ごすかを自由に選択することができます。また冬は、フリーバーンという、牛が自由に行動できる牛舎で過ごしています。牛にとって、よりストレスの少ない環境作りに努めています。

2, 飼料へのこだわり

牛の食べる草は、100%自給しています。放牧地には化学肥料を使わず、牛が出す糞を堆肥