はじめまして。株式会社コンテナスペース代表の絹川直美(きぬかわ・なおみ)と申します。
長らく医療業界で働いていましたが、結婚を機に、夫とともにコワーキングスペース事業をスタート。都内と神奈川県、2店舗の経営・運営をしてきました。
そして2020年冬、憧れだった北海道に移住!
広大な自然やおいしい空気を満喫つしつつ、「こんなに寒いの!?」「こんなに雪が降るの!?」なんて、愛知県育ちの私にとっては何もかもが新鮮な毎日でした(笑)。
ともあれ、移住から半年が経ち、だいぶ北海道での生活にも慣れてきました(ご近所さんとも仲良くなれましたし)。
ということで、そろそろ重い腰を上げ、お仕事の方を始めたいと思います!
プロジェクト開始のキッカケ
まだ関東での仕事が残っていたこともあり、私たちが移住先に選んだのは空港からも近い千歳(ちとせ)の町。
千歳空港を利用する際の宿泊地としてもポピュラーらしく、町にはカートをコロコロと引く旅行者や、出張中のサラリーマンがたくさん。
とはいえ、支笏湖やオコタンペ湖など有名観光地は郊外ですし、ビジネス目的の方は札幌に行かれることが多いようで、駅前はあまり「観光地」「ビジネス街」という雰囲気ではありません。
私たちが関東で経営していたような「コワーキングスペース」も、ほとんどない状況でした。
「よし! それなら私たちがこの街にコワーキング文化を根付かせよう!」
昔から好奇心旺盛で直感的な私は、千歳の町を見て密かにそう決めたのです。
千歳駅どんなコワーキングスペース?
私たちが都内で経営していた店舗は、一般的なコワーキングスペースとは「少しだけ」雰囲気の違うものでした。
カフェのようなスペースで、利用者さんがそれぞれの目的に応じた作業をしている。それは同じです。利用目的も、「リモートワーク」や「資格の勉強」あるいは「ゆっくり読書」や「小説執筆」など、人それぞれ。
そういう意味では普通のコワーキングスペースなのですが、一点だけ特徴的なのが、「利用者さんへの情報提供」や「利用者さんどうしのマッチング」を大事にしている点です。
というのも、「コワーキングスペースに来て、ただ黙々と作業して帰る」、それだけじゃちょっと寂しいなと思うんですよね。
これは私自身がかなり「おせっかい」な性格であることが関係しているのですが…(笑)
「人」や「コト」と出会える場所
つまり、基本的なコワーキングスペースとしての機能はもちろん備えた上で、
・あなたにオススメのイベントがあるよ!
・あなたのビジネスとあの人のビジネスコラボできるんじゃない?
・資格取得に役立ちそうなサイトを見つけたよ!
・今度オススメの小説を教えてくれない?
そんなコミュニケーションもどんどん取っていきたいなと思っているのです。「ただの作業場所」ではなく、「人」や「コト」と出会える特別なコワーキングスペース。
結果、これまで運営していた2店舗、特に私たち自身が長くお店に立っていた神奈川県の方では、その店にしかないコミュニティを作ることができました。
最初は見知らぬ人同士だった皆が、私たちの「おせっかい」を通じてだんだん互いを知り、いつの間にか仲良くなっている。そんな風景を見るのが大好きでした。
(もちろん、集中して作業している方に話しかけたりはしません。ちゃんとTPOは考えます)
「チトセ.WORK」について
だから今回千歳につくるコワーキングスペースも、そんな場所にしたい。
見知らぬ人が見知らぬ人同士のまま終わるのではなく、ここでの出会