はじめに・ご挨拶
「社会福祉法人茨城いのちの電話 」と申します。
茨城いのちの電話とは
毎日休まず365日24時間、電話を通して皆様のこころの悩みをうかがっています。相談員は皆ボランティアです。1年10ヶ月傾聴などの研修を受けてから電話を受けています。
みなさんは「きく」という言葉からどんな漢字を思い浮かべますか?
「きく」の漢字は沢山ありますね。
聞く、訊く、効く、利く、聴く・・・
「聞く」という漢字は自然と音が耳に入ってくる場合に使用しますが、「聴く」という言葉には音が持つ意味を認識するよう注意し耳を傾けるという意味があります。
私たちは「聴く」を意識して日々活動しています。
「茨城いのちの電話」は1985年に自殺防止を目的とした電話相談を開始し、35周年を迎えました。
相談員は、電話をかけていらした1人1人の声をしっかりと「聴く」ために、全員が1年10ヶ月の養成講座のほか、認定後も継続して傾聴などの研修を受けています。
またその運営は、いのちの電話の趣旨に賛同して下さる後援会員の方々の会費と寄付によって賄われています。
プロジェクトを立ち上げた背景
茨城いのちの電話が1985年6月から2020年3月までに受信した電話は949,346件、年間18,000件以上の電話相談を受け続けてきました。
けれども残念なことに、電話をかけてくださる方の約3%しか電話が繋がっていない、というのが現状です。
また、LINEを主な通信手段として使う今の若い方からの電話相談は、相対的に少なくなっています。
『電話だけでなくLINEでも相談出来たらもっと幅広い層の方が相談できるのではないか?』
『孤独の中で苦しんでいる方のお話をもっと聴けたら』
『若い人にもいのちの電話の活動を知って欲しい』
という思いから、今回このプロジェクトを立ち上げました。
従来の電話相談に加え、LINEでの相談システムを導入することにより、電話を掛けることには抵抗のある方々からも、お話を聴かせていただけるのではないかと思っています。
このプロジェクトで実現したいこと
昨年以来、世界中がコロナウイルスという見えない脅威にさらされる日々が続いています。
人との交流や経済が制限される中、仕事や交友関係などの悩みやストレスを抱えている人、先の見えない不安に日々悩まされ
ている人が大勢いらっしゃいます。昨年の夏ごろからは若い女性の自死が増えています。
私たちは現在、電話で相談を受けておりますが、主な連絡手段はLINEという方も多く、電話だけで悩みを聴く活動には限界があると思いました。
私たちはこの現状を少しでも変えたいと思い、新たにLINEで気軽に相談が出来るようにすることで、少しでも自殺予防に貢献できればと思っております。
みなさまのご支援を、よろしくお願いいたします。
資金の使い道・実施スケジュール
・システム準備費用:約30万円
・パソコン等購入費用:約40万円
・システム管理費用:約10万円/月
・ボランティア相談員の研修費用:約20万円
2021年5月から開始予定
リターンのご紹介
イラスト付きお礼状と寄付金領収書をお送りします。
※領収書はCAMPFIREではなく、当法人が発行・郵送いたします。
社会福祉法人への寄付金控除について
いただいたご支援は、社会福祉法人茨城いのちの電話へのご寄附となり、税制上の優遇を受けることができます。
※「寄附金控除(2021年度分として)」をお受けいただくためには、確定申告(2022年2月から3月)の際に、当団体が発行した「領収書」の提出が必要となります。
最後に
今回のプロジェクトを通して「いのちの電話」の活動を知って頂くとともに、苦しさ、生きづらさを抱えて苦しんでいる方々に、安心して辛さを吐き出せる場を提供したいと思っております。