おかしいとは思いませんか?もちろん、個人の学力や夢によっては進学という道に進まないという選択をすることはあるでしょう。しかし、経済的な理由でその選択肢すら奪われてしまうことは決してあってはならないことだと思います。
あしなが育英会はその50年の歴史で約11万人もの遺児の「進学」という目標を支えてきました。このページを作成した私自身もあしなが奨学金に支えられ進学を果たすことが出来た遺児の一人です。
私は高校3年生の時に父を心不全で亡くしました。その時私は部活動を引退し、これから受験勉強を始めるという大事な時期でしたが、父を失ったことによるショックで何に対しても無気力になってしまいました。私は三人兄弟の末っ子で父を失った中で大学に進学するのは経済的に厳しく、進学を諦めようかと何度も考えました。そんな中、父が私を大学に進学させるためのお金を貯めていてくれたことを知り、父のためにも進学をしようと決意しました。しかし、父の貯金と母の収入だけでは私が大学に進学するための十分なお金はありませんでした。何か良い方法はないかと考えていた時にあしなが奨学金と出会いました。私が現在も大学に通うことが出来ているのはこの奨学金のおかげです。
普段の私はどこにでもいるようなごく普通の大学生です。普通に勉強をして、普通にバイトをして、普通に友だちと遊ぶことが出来ています。周りと比べて特別に貧困であるとは思いません。私は進学を果たし、何不自由なく生活することが出来ている恵まれた遺児なのです。時折、自分が遺児であるということを忘れてしまうほどです。あしながの活動を通して、進学の意志や夢を持ちながらも経済的な理由で諦める後輩遺児たちを何度も見てきました。遺児家庭に訪問する機会があり、子どもに満足な生活をさせてあげることが出来ず申し訳なく思っているお母さんの話も聞きました。その経験を通して、私がこれまで感じてきた普通は彼らにとっての普通ではないことを実感しました。
私はとても無力です。一人では何もできず、こうしてみなさまにお願いをすることしかできません。しかし、みなさまご協力があれば一人でも多くの遺児を救うことが出来ます。みなさまからいただくご支援が我々遺児にとっての希望となります。
あしなが学生募金事務局では「生まれた国や時代、家庭環境に関わらず、全ての子どもたちが自分の進路を自由に選択できる社会」を目指し活動をしています。親を失ったこと、親が障がいを持っていることに引け目を感じることなく自由に生活できるような環境を作るために、みなさまからのご支援を必要としています。
共に活動する関東エリアのメンバー
本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。
※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
本プロジェクトでいただきましたご支援は、病気や災害・自死で親を亡くしたり親に障がいがある家庭の学生たちの奨学金として、全額を一般財団法人あしなが育英会に寄付し、大切に使用させていただきます。
ご支援者情報を一般財団法人あしなが育英会に提供のうえ、あしなが育英会より「年間活動報告書」と「寄付金受領証明書」を