4月1日は「ジャパニーズウイスキーの日」!ジャパニーズウイスキーで乾杯しよう!

も、日本の本格ウイスキー造りはいつから始まったのでしょうか。

日本にウイスキーが伝わったのは、1853年にペリーが浦賀にやってきた時だといわれています。いわゆる“黒船来航”で、この時、交渉にあたった幕府の与力や通訳に、ペリーの船上で、ウイスキーが振舞われたのが最初といわれます。その後、明治維新以降は外国産の安い醸造アルコールに色や香味を加えた、いわゆるイミテーションウイスキーの時代が長く続きました。

日本で本格ウイスキーを造ろうと考えたのは寿屋(現サントリー)の鳥井信治郎です。スコットランドでウイスキー造りを学んだ竹鶴政孝を初代工場長に迎え、1923年、山崎蒸留所を創業します。これが日本初の本格ウイスキー蒸留所で、その山崎の原酒を使った国産本格ウイスキーの第1号が、「サントリーウイスキー」、通称「白札」でした。その白札が発売されたのが、1929年4月1日のことです。

ジャパニーズウイスキーの日の候補としては、いくつかの選択肢がありました。ペリーが浦賀にやってきた1853年の7月6日、本格蒸留所第1号の山崎蒸留所の創業年、さらには、その山崎の初蒸留の日…。しかし、寿屋の白札の発売日以上にふさわしい日はないと判断し、この日を「ジャパニーズウイスキーの日」とすることに決めました。

今年はコロナ禍で、大きなイベントを開くことはできませんが、オンラインで全国のジャパニーズファンとつなぎ、1929年にあやかって、4月1日の19時29分に乾杯したいと思っています。そのための費用(詳細は下記)を捻出するために、クラウドファンディングを開始したいと考えています。

もちろん、このイベントは1回で終わるものではなく、これから毎年行われます。2023年には、いよいよ「ジャパニーズウイスキー生誕100年」を迎えます。その生誕祭も当実行委員会で行いたい、そのプラットフォームづくりも、この会が担っていければと考えています。

ぜひ、この会の主旨に賛同いただき、参加していただければと願っています。

2021年2月吉日 ジャパニーズウイスキーの日実行委員会
代表 土屋守
実行委員一同

4月1日のイベントが終了した後には、ホームページを開設し、本格的な情報発信をします。
ジャパニーズウイスキーの歴史に加えて、最新の商品情報や、蒸留所データベースなど、ジャパニーズウイスキーを愛する方々に向けたコンテンツを企画しています。
ぜひお楽しみに!

公開時期:2021年夏

主なコンテンツ(予定)
・ジャパニーズウイスキー物語(日本上陸/誕生/発展/衰退/クラフト)
・コラム
・日本全国蒸留所マップ
・ブランド紹介
・テイスティング
・ジャパニーズウイスキーニュース
・メーカーリンク集
・ジャパニーズウイスキーの定義・メーカーリンク集
・日本の蒸留所のデータベース作成

出版物(予定)
・ジャパニーズウイスキー・スピリッツのイヤーブックの発行

今回のクラウドファンディングの資金は、記念日設立と、2021年4月1日のイベント開催にかかる費用に使用いたします。
また、リターンメニューのオリジナルウイスキーの製作やテイスティンググラスにもしっかりと予算を充てます。
余剰分が発生した場合には、2021年夏公開予定のホームページの制作費用の一部として使用いたします。

<スケジュール>
[2021年4月1日]オンライン上で乾杯イベント開催/参加者限定の特別講演実施
[2021年春]オリジナルロゴマークの公募
[2021年夏]情報発信サイトとしてオリジナルホームページを開設